大阪で国有地の払い下げが問題になっている。何をいくらで売って、何をいくらで買うのか。
国が絡むと、施設でも設備でも「規格」が厳しく、当然コストもかかる。
良いモノなら当然高いが、それが本当に必要なのか首をかしげたくなる事も多い。そもそも日本では、
夜の無駄な照明が多すぎる。
田舎の山道でも、
国道と名が付くと不必要な場所に煌々と灯りがともる。
それを最近はLEDに切り替えている。
消費電力は少なくて済むかもしれないが、
腹立たしくて仕方がない。
こういう環境下だから、
国産車メーカーは良い灯火器を開発しない。
SVXのテストをしながら、
こんな馬鹿げた照明に腹が立った。
信号機より明るい照明を平気で設置した。
国土交通省が悪いわけでは無いが、
信号を見ていると目が痛くなる。
青に変り左折すると、
どこまでも照明がともった道路が続く。
エネルギーを大事にするなら、
こんな照明は無駄だが、
やっぱりどこかで余ってるんだろうな。
これから夏になると、
夜遅くまで煌々と電気を付けて、
青少年も夜間のスポーツを楽しむようになる。
スポーツする事は良いが、
電撃殺虫機の使用を禁止すべきだ。
あれは恐ろしい自然破壊だと思う。
飛んで火に入る夏の虫。
火では済まない、
むやみに虫を殺す青少年を前にした愚行だろう。
まず電力のロスを最低限にするような、
大規模なシステム構築を急ぐべきだ。
余らせず、
必要なだけ必要な所に供給する。
日本人お得意の技術だ。
期待して待つ。
最近元気な「ディスカウント ドラッグ」なるものが、
中津川市に林立し始めた。
驚くほど「元気」で、
ここ2年間ぐらいで一気に4店舗も出来た。
なかなか入店するチャンスが無かったが、
自宅の近くにも出来たので、
ものは試しと入店した。
面白い業態だ。
ホームセンターとスーパーマーケットとドラッグストアを混ぜ合わせた店には、
コンビニのように食料品を売るコーナーもある。
資生堂の花粉除去スプレーなんて面白そうだ。
ちょっと試したくなった。
一番高額で900円したが、
資生堂ブランドだから仕方ないか。
綿棒もバンドエイドも100円以下。
これは百均のお店も意識した値付けだ。
驚いたのはコンビニコーナーで、
伊右衛門や生茶がスーパーマーケットの価格で並んでいる。
コンビニなら100円以上するブランドのお茶が、
ここでは78円だから、
あえて買う意味はある。
つまりここはコンビニキラーの要素も併せ持つのだ。
だからか!
床に貼った大判タイルは、
コンビニ同様の光沢のある掃除しやすいタイプだ。
しかし弁当に首をかしげた。
198円で売る事で、
コンビニから顧客を奪えるのだろう。
いわゆる戦略商品だ。
498円の弁当が、
コンビニ指定のセントラルキッチンで作られていても、
無理してまで買いたいと思わない。
ほとんど地元で作られる事無く、
大消費地の近辺で大量生産されるからだ。
198円の弁当は福井県で製造されていた。
凄い物流システムだ。
鮮度を維持せねばならない生物を、
例え隣といえど、
ほとんど長野県に近いここまで送るのだ。
それが198円とは・・・・。
価格破壊はまだ続いていたのだった。
とは言え、
それを見て買いたいと思わなかった。
余りにも安価で売られると、
知名度の低いブランドでは逆に信頼度を毀損する。
思うにロスもかなりあるのでは無いだろうか。
表に出ない食品ロスを、
可能な限り減らすのも現代人の勤めだろう。
コンビニは、
必要な時に、
必要なだけ手に入るが、
定価で買って戴く。
というスタイルだ。
或いは見える所で調理して渡す。
でも一つ間違うとコンビニも油断出来ない。
「おでん」は大事な昼飯の一つだが、
誰でも触れると言う事は、
その分リスクも大きい。
先日髪の毛が浮いていたので、
店員に知らせたが、
セルフサービスにも注意が必要だ。
また、
レジで商品確認をするのは良いが、
むき出しのおでんの近くで、
ハキハキと発生して唾が飛ぶように見える。
それはは少し辛い(笑)
昨日は暑かったので、
アイスクリームが食べたくなった。
ファミマに行くと100円台のパルムなど、
大好きなチョコレートコーティングされたアイスクリームがある。
だが、
いちいち「Tポイントカード」を持っていると「値引く」注意書きが癪に触る。
だから何とも高級そうだが、
それの無い製品を選んだ。
高級品の価格だが、
普通のアイスクリームメーカーが作った商品だ。
これを選ばせるところが、
コンビニのブランド力だろう。
確かに味は悪くは無い。
だが、
冷静に振り返った。
この価格の商品を選んで良かったのか。
別にそこまでの商品でも無い。
もしドラッグストアやスーパーマーケットで、
こんな買い方をするだろうか。
恐らく絶対にしない。
コンビニの魔力だな。
昨日もアイスを食べたり、
最近食生活に油断があった。
だから首の痛みも取れなかったのだ。
昨夜露天風呂で長湯して、
珍しい事に「湯あたり」してしまった。
露天風呂の良い所は、
頭が冷気に触れるためのぼせない事だ。
45度にセットしたお湯に1時間近く入っていたら、
流石に湯船から出た時に目が回った。
そういえば最近露天風呂に全く入ってなかった。
今年に入ってから、
訪れた温泉は下諏訪だけ。
旦過の湯が気に入ったので何度か行っただけ。
その他はジムでサウナに入り、
冷水シャワーで仕上げる。
疲れを取るというより、
気合いを入れて湯冷めを防ぐ。
ジムの大風呂には掛け流しの機能もあるが、
薄暗くて、
正直何が浮いているかほとんど解らない。
風呂に入って、
あちこち掻き毟る不道徳なヤツが居るからだ。
だから入らない。
慢性的な人手不足だから、
10時を過ぎるともの凄く荒れている。
また家の風呂では長湯しない。
もの凄く寒ければ別だが、
時間を他の事に使ってしまう。
だから久しぶりの露天風呂だった。
もの凄く気持ちよかった。
但しぶっ倒れたら困るので、
シャワーで脚から順番にゆっくりと冷水を掛けた。
両足の次に両腕、
股間から胸へ、
両方の肩から交互に背中へ、
最後に頭からかぶり湯冷めを防いだ。
家に帰り晩酌を始めると、
何となくいつもと違う感覚だった。
ぐっすり眠れたが、
朝になると妙にお腹が張る。
うーん。
驚いた。
やはりデトックスが、
実際に起きるのだ。
徹底的に体を茹でたせいか、
体内に溜まっていた負の要素が全て排出されたようだ。
1月から長く続いていた、
首の痛みも霧散し、
非常に快調になった。
今日は来店予約も多く、
納車式もあった。
活力朝礼でクルマを磨かないと、
お客様の予定に合わせてクルマを渡せなくなる。
まず本日納車予定のXVを磨き、
ロイヤル車検で入庫中のレガシィも磨いた。
明後日に納車する予定のSVXは、
グラスコート施工に備え下地が整えられていた。
北原係長は、
こちらにかかりっきりだ。
何しろ全てに渡り、
彼の手が漏らす事無く入る。
ロイヤル車検のレガシィを、
皆で寄ってたかってチカチカに磨いた。
ピカピカなんてものじゃ無く、
チカチカのレベルへ、
皆揃って手で磨く。
時には機械も使うが、
やはり最後の仕上げは手にかなわない。
ナンバープレートも時には外す。
汚れが気になったらしく、
モクモクと磨いていた。
チカチカ仁仕上がったSVXの、
サスペンションを再確認し、
もう一度最終的な整備を施した。
北原課長の知見を生かし、
どの程度のトルクで締めるのか、
その「さじ加減」が最後の仕上げに大きく効く。
「出来たら乗って下さい」というので、
早速最後のテストに向かった。
本当に別物になった。
長くお待たせしてしまったが、
磨く様子を見ても解るように、
全社員の愛情が漏れなく注がれている。
顔の見える商いを大切にしたいし、
ストックする長い年月が掛かっても、
本当に好きな良い商品を売りたい。
中根さんに、
「一度水平対向6気筒エンジンを味わった方が良いですよ」と、
良い意味で「そそのかした」。
その言葉を噛み締めてもらえるクルマに仕上がった。
何やら旨そうな予感のする紙袋だ。
今日の来店予約に後藤さんの名前があった。
彼にも6気筒の良さを「そそのかし」、
この深い世界に引き込んだ。
愛機BLEに旨いオイルを呑ませようと、
静岡からいらっしゃった。
彼は「この旨さに自信がある」と仰った。
紙を解くと、
ずっしりと重い箱が現れた。
何やら凄いお菓子が入っている。
良く見たら菓子パンだった。
「妖怪パン」と読み損なってドキッとした。
どう見てもチョコレートがコーティングされている。
ところが、
これは実に手の込んだ「あんパン」だった。
コーティングされているのは「羊羹」で、
チョコレートでは無い。
だから粒餡とホイップクリームと凄く相性が良い。
あんパンに羊羹を塗るわけだから、
甘さの上に甘さが乗る。
ところが全然嫌みが無いし、
もの凄く美味しい。
特に朝飯を食べず、
クルマをしっかり磨いた後だったので、
甘いものが胃袋にドンドン収る。
後藤さん、ありがとうございました。
とても珍しく美味しいお土産でした。
社員全員でぺろりと戴きました。
並行して、
お客様が北海道からいらっしゃる予定だった。
納車式も始まった。
慌ただしく午前中があっという間に過ぎていった。
赤鰤の6気筒ほど洒落たクルマは他に無い。
まずスポーティなソリッドカラーが良い。
プレミアムレッドの耐候性は驚くほど高い。
樹脂部に塗られた部分は劣化するが、
ボディの表面は頑強だ。
長い年月がそれを証明した。
残念だがスバルはなかなかこれを超えるソリッドレッドを作れない。
ドアを開けるとカーボンを使ったステンレスのサイドシルプレートが現れる。
アイボリーのレザーシートはセンス抜群だ。
特にステッチの色が秀逸だと思わないか。
スバルは過去にこのシートを作れたから、
スポルヴィータの発想も生まれたのだろう。
当時のメーターをブラックフェイスメーターと呼ぶ。
真っ黒な中に赤い文字盤が浮かび上がる、
正に稲妻に相応しいメーターだ。
当時から鋳物ブラックを加飾パネルに使っていた。
スバルは良いセンスを持つのに、
無責任な仕事をすると良くない結果が生まれる。
インプレッサXVハイブリッド「STIバージョン」には、
鋳物ブラックの加飾パネルや、
アイボリーのテキスタイルが使われている。
なのに、
オレンジのステッチと、
オレンジの安っぽいシート素材を組み合わせるから、
出来上がりが奇妙になった。
クドイほど繰り返す理由は、
オレンジステッチのコーディネートを、
今でも正しいと思い続けるからだ。
徹底的に言わないと、
これからも絶対に止めないだろう。
良いと思うのはただ一つ。
ボディにソリッドのオレンジを塗る事だけだ。
ブリッツェン6のドライバーズシートから、
後席を振り返る。
XVのSTIで同じように振り返った時、
ホロリホロリと泣きたくなった。
ブリッツェン6は違うぞ。
ゾクゾクするほどステキじゃないか。
三世代も前のクルマなのに、
未だに最新型でも追い越せない良さを持つ。
アイボリーのテキスタイルに、
オレンジステッチをあしらうと、
なぜ「おえっ」となるか・・・。
これなら良く解るだろう。
ステアリングやインパネにも、
もうオレンジステッチを使って欲しくないなぁ。
安っぽいからだ。
羊羹では無く安物のチョコレートを、
もし「あんパン」にコーティングしたら、
きっと「おえっ」てなるだろう。
札幌から佐々木さんがいらっしゃった。
ブリッツェンが大好きなカメラマンだ。
息子さんを見て思った。
将来きっと、
「お父さんの乗ってたクルマに乗りたい!」って言うぞ~~。
お買い上げ戴きありがとうございました。
しっかり整備してお渡しします。
価格も大事だが、
時間と共に熟成させる知見も大事だ。
望桜荘の庭を二冬通じて熟成させた。
2015年の9月から通路側へ苔が徐々に伸び始めた。
再三レイキを使って表面を均し、
不純物を徐々に取除いた。
時間を掛けて草を取り、
後は自然に任せ二つの峠を越えると、
様子が刻々と変ってゆく。
今年の夏はどんな変化を遂げるのか。
腐敗と発酵。
沈滞と熟成。
この違いを見極めながら、
長続きする仕事を続けたい。