BRZと春の誘惑
2017年 03月 29日
暖かい1日だった。
オークション会場で息も絶え絶えだったサンバーを連れ帰り、
ガルパンと名付けて再生させた。

色と言い、
全体の佇まいと言い、
理想に近い車だった。

車検整備が終わったので、
脚代わりに使い始めた。
小型貨物車として蘇らせたので、
毎年車検を受ける必要があるけれど、
古いクルマにはかえって好都合だ。

特に指示したわけでは無いが、
整備士の杉本君が各社の製品を比較し、
コストパフォーマンスも考えた上で決めた。

ステアリングも軽くなった。
特に高性能なクルマでは無いので、
タイヤの差ではさほど体感する事は無いかと思ったが、
バタンバタンと不快な印象だった乗り心地が、
比較的スムーズになった。
かなり古いタイヤが付いていたので、
差が出て当たり前だが、
貨物用のタイヤとして悪くない仕上がりだ。

正に「the・SAMBER」だ。
この空間は学生時代に乗り倒したK87を思い出させる。
東京の田無に暮らしている頃、
サンバーバンやREX5バンを乗り倒した。
アルバイトで百貨店の配送もしたし、
自分の引っ越しにサンバーを使ったら、
赤帽のおじさんに「ウチでアルバイトしないか」と誘われた。
面白いおじさんで、
赤帽なのにミニキャブに乗っていた。
その頃はもう中津スバルでアルバイトを始めていたので、
おじさんの要望に応えられなかったが、
もう一年早ければ、
そのおじさんの弟子になりたかった。

小回りのきくキャブオーバースタイル。
見切りはとても良い。
ただし、
この頃のクルマは衝突安全性能が著しく劣るので、
最近の「殺人カー」が至る所で増殖し始めた環境下では、
走行する時により一層注意が必要だ。
夜間は走らない。
高速道路も丁寧に走る。
自分より、
相手の責任で酷い目に遭うので、
出来るだけシティランナバウトとして使用して欲しい。
原付バイクより安全なので、
使い分ければ良い。

古くさいステアリングホイールだ。
付いてきたステアリングは、
ちょっと危険な要素があった。
だから北原課長が在庫の中から探し出したのだろう。
サンバーに乗って郷愁を感じていたら、
東京から丸川さんがTV2に乗って来店された。

昨日の朝、
余裕を持って到着された。

お土産をありがとうございました。
オーストラリアに旅行されたそうだ。

うん!
確かにオーストラリアの味だ。

オーストラリア人も甘いものが大好きで、
街中にチョコレートショップが建ち並ぶ。

それに加え、
「インプレッサハウスに飾って下さい」と、
奉納品を承った。

イギリスのハンバーサイドという警察署のパトカーらしい。
貴重品をありがとうございました。
そのあとかわら版を取りに行ったり、
慌ただしく一日が終わった。
ジムに滑り込んで、
コアリメイクに参加し、
もう一度会社に戻って残務を片付けた。
とても片付く状態では無かったので、
早く目覚めたついでに、
デスクワークを片付けることにした。

かわら版が綺麗に積み上げられていた。
折り込み料がちょっと考えられないほど大幅な値上げになった。
昨日も触れたように、
有料購読して戴くお客様も増えたし、
離れた場所に新聞折り込んでももったいない気がした。
そこで今月から折り込み部数を一気に減らし、
その分を回数に回すことにした。
費用対効果を測定するための実験だ。
値上げが見直しのきっかけになった。

大宮君が帰宅前に作ってくれていたようだ。
しっかり準備して、
お客様に喜んでもらおう。
チラシに書ける予算を、
もう少し狙いを定めて工夫して使う。
もう一つ見直すきっかけになったのは、
あのポルシェが中津川にチラシを撒いた。
最初見た時は嘘だと思ったが、
彼らもそこまでやらなければならない時代になったんだな。
チラシには一定の法則があるので、
それを試行錯誤の中から、
うまく有効に働くよう常に学ぶ必要がある。

チラシの奥を見て、
昨日のお土産を思い出した。
ちょうど運び忘れたサブロクのミニカーもあったので、
ケースを掃除して運ぶことにした。
サブロクのケースは樹脂が少し黄ばんでいるが、
艶には衰えが無い。
ヘッドライトが黄ばむように、
光の強い所だと合成樹脂が紫外線で黄ばんでしまう。
インプレッサの方は、
黄ばんでいないが少しクラックが入っていたので、
箱から出して汚れも拭いて入れ直すことにした。

サッと洗ってファイバークロス雑巾で拭いた。

ひょっこりさんに触発され、
修正を自分でやってみる気になった。

インプレッサにとってかなり有名なブランドだ。

幸いにも細い針なので、
刺して固定出来そうだった。

工房に行ってボンドを探したが、
こんな使えないモノしか見つからなかった。

ケースの中にそっと収めた。
そんな事をしていたら、
丸川さんに取材されたことを思い出した。

様々な質問を用意されていた。
どうしてスバルが好きなのか、
いつからか、
そこが・・・などかなり謎が多いようだった。
それもそのはずだ。
聞けば彼は東京電機大学を卒業して、
4月から新生(株)SUBARUにエンジニアとして入社する。
しかも大学時代にフォーミュラSAEプロジェクトに携わり、
パワートレインの設計と製作を担当したそうだ。

オーストラリアのお土産の持つ意味が良く分かった。
学生時代にサンバーを乗るっておこうという気構えも気に入った。
このようなプレゼンテーションを考えて、
富士重工の入社試験にも臨んだのだろう。
よく勉強している立派な青年だ。
彼も恐らく一番好きなのはインプレッサだろう。
何が好きですか?
と聞かれた時、
インプレッサと答えた。
特にインプレッサWRXが好きだ。
もしくはインプレッサWRXを、
レガシィで作るという野望を果たした、
BL系のspec.Bも良い。
夢は何ですかと丸川さんに聞かれたので、
「夢は無い、野望ならある」と答えた。

「そういえばもう一つあったな」と思い出した。
BRZも凄く良い。
そんな事を考えていて、
「あっ!」と思い出した。
一昨日、
フラリと突然シムスレーシングの遠山さんが当社を現れた。

わざわざ寄ってくれた。
でもお互い時間が無くて少し話せただけだった。
次はこの前のように飲みに行こう。
お互いに何を話したかというと、
BRZの実戦における戦闘能力についてだった。

BRZのタイムが伸びない理由は何か。
彼が言うにはファイナルレシオだという。
なるほど。
これが新型車より前のクルマの相場を上げる原因か。
「今年の86/BRZレースで、
開幕戦からしばらくの間、
クラブマンのトップクラスが、
プロレーサーを凌ぐ場面もありそうですよ」
遠山さんがニヤリと不敵に笑った。
幸いにも当社には新型BRZのGTと、
旧型のRが揃っている。
理由がもう一つ分かった。
最初下ろしたBRZのRA,
あれが一番好きだった。
あのクルマ、
かなりハイギヤードだったんだ。
高速道路を走ると、
まるで滑るようだった。
その当時、
ビルシュタインダンパーやワンサイズ大きなピレリを付けたデモカーを、
サーキットで試走させる機会があった。
思いっきり金を掛けたデモカーより、
帰りの高速道路をRAで走る方が愉しかった。
あのクルマ、
手放すんじゃ無かった。
BRZのRに乗りたくなった。
筆を置きたい。
続のブログをお楽しみに。

86/BRZレースで新車を投入する場合
ナラシ運転で距離を稼がないと
エンジンのアタリが出ないという話を
プロのドライバーさんのブログでよく見ます。
ギヤ比の問題ではないような気がしますが。
ナラシ運転で距離を稼がないと
エンジンのアタリが出ないという話を
プロのドライバーさんのブログでよく見ます。
ギヤ比の問題ではないような気がしますが。
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凡人28号さん、そうですか。

また徘徊して参りました!
スバルに詳しい友人から聞きましたが、赤帽様仕様のサンバートラックがあると聞きました。耐久性に優れててと聞いたことが。
スバルに詳しい友人から聞きましたが、赤帽様仕様のサンバートラックがあると聞きました。耐久性に優れててと聞いたことが。
凡人28号さん、こんにちは。申し訳ないのですが、あの人どうも好きになれないんです。
異端児さん、こんにちは。確かにありますが、もの凄く違うわけではありません。基幹性能に差は無いと言っても良いです。

代田社長
お忙しい中質問に答えて頂き本当にありがとうございました。
短い時間でしたがお話できて良かったです。
またミニカーに修復ありがとうございます。
持ってくる時に曲がってしまったみたいで、申し訳ありません。
「卓越したものを開発する」と「野望を持って行動する」をキーワードに4月から頑張ります。
またお伺いしますので今後共宜しくお願い致します。
お忙しい中質問に答えて頂き本当にありがとうございました。
短い時間でしたがお話できて良かったです。
またミニカーに修復ありがとうございます。
持ってくる時に曲がってしまったみたいで、申し訳ありません。
「卓越したものを開発する」と「野望を持って行動する」をキーワードに4月から頑張ります。
またお伺いしますので今後共宜しくお願い致します。
TSUBASAさん、明日から新生いや、新星「SUBARU」で思いっきり活躍して下さいね。
ミニカーのアンテナを直すチャレンジが出来たので、かえって良かったと思ってます。大切に飾らせて戴きます。ありがとうございました。また出かけて下さいね。
ミニカーのアンテナを直すチャレンジが出来たので、かえって良かったと思ってます。大切に飾らせて戴きます。ありがとうございました。また出かけて下さいね。
by b-faction
| 2017-03-29 16:48
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Comments(7)