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BRZ「GT」とコンチネンタル「スポーツコンタクト5」

それにしても寒かった。
31日は朝から日差しが薄れ冷え込みが始まった。

活力朝礼で、
年度末最後のスクラップ処理を終えた。
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車両を移動したら、
ツクシが沢山生えていた。

長くなるので止めるが、
スギナの若芽とツクシの差に驚いてしまう。

食べられることは解っていても、
いざ調理するとなるとアク抜きも必要だ。

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もったいないけど雑草と一緒にして堆肥にした。

だが突然ムラムラと食べたくなった。
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矢印の部分にある濃い個体は、
明らかに美味そうであった。

摘み取ると匂いがステキだった。

動物の本能が「食べられる」と感じ取る。

草取りしている間、
半分の社員は某桜荘に雑巾を掛けた。

朝礼が終わると間もなく雨が降り始めた。
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会社周辺は雨だったが、
中津シェライフェには雪が舞った。
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札幌の佐々木さんに赤鰤6を購入して戴き、
それが完全に仕上がった。

担当者から最終確認を依頼された。

それにしても、
桂田さんの創ったクルマは凄い。

車体の頑丈さはピカイチだ。
特にブリッツェンに塗られたプレミアムレッドに驚く。

このペイントの耐候性は、
ズバリ史上最高では無いだろうか。

ただでさえ褪色しやすい赤を、
これほど長持ちさせる技術は特筆モノだ。

樹脂部に塗られた部分の劣化速度と、
鉄の部分で差がある。

けれど、
樹脂部は色褪せても修復が簡単なので、
余計にプレミアムレッドの優秀性が際立つ。
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路面温度はサマータイヤのグリップ限界値に下降したが、
危なげなく走り終えることが出来た。
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ボクサー6の滑らかな回転フィールと、
高剛性で弾力性のあるマルチリンクのシャシー。

このクルマにしか出ない独特の味だ。

これで安心してお渡し出来る。

佐々木さん、
ピカピカにしてお待ちしております。

永久に残しておきたいクルマだ。
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無事に赤鰤6のテストが終わった。

中津シェライフェは、
ジャスト80キロメートルのテストコースだ。
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クルマの最終テストに、
これ以上の場所は無い。

お客様にクルマだけで無く安心感も売りたい。

その脚でそのままBRZのGTを走らせた。

白の「R」をテストした時と、
全く同じ方向にステアリングを切った。
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雨はだんだん激しくなり、
路面はヘビーウエットの様相を呈した。

出力特性の向上したエンジンと、
ローギヤ-ド化されたファイナルレシオが功を奏し軽快に走る。

しかし新型にとって最も重要な変更点は、
念入りに調律したザックスダンパーとの強調だ。
これに乗るとGT以外のグレードが皆霞んでしまう。
狙いは明らかだ。

BRZ全体を一クラス上に引き上げるための前段階だ。
単にダンパーが異なるだけではないし、
トヨタとのセッティングも相変わらず微妙に異なる。

さて、
同じシチュエーションでスピードとエンジン回転を較べる。
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ローギヤード化され、
時速80㎞の時点で前期型より200rpm回転数が高い。
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時速100km出せる場所まで走り、
100㎞を維持する。
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すると前期型より250rpm回転数が上昇したことが解った。

時速120kmでは比較していないが、
新型車でそこまで速度を出した場合、
エンジン回転数は3300rpmを超える。


クルマの差より、
一番驚いたのはタイヤの差だった。

理由は後述するが、
ヘビーウエットな高速道路なのに、
ドライの時よりライントレース性能が良い。

とにかくタイヤの食いつきが良く、
雨が降って濡れていることを忘れさせてくれる。

そういえばレヴォーグの時もそうだった。
タイヤの違いを説明するために何が必要か。

それは実際に履くしか無いだろう。
しかもジャストフィットしたホイールに装着することだ。

こうして平成28年度が平穏無事に幕を下ろした。
次年度に向けた戦略会議を午後8時に開いた。

温風ヒーターをガンガンに掛けなければならぬほど寒かった。
結局春が遠いまま4月を迎えることになった。

1日の朝、
雨は小降りになったが気温は上がらず、
寒さが身に染みた。

今年はイベントと同時に新年度が始まり、
勢いよくスタート出来た。
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資産価値の高まったホイールを、
いつまでも床置きしたままではいけない。
なので早速次の作業に着手した。

また来場されたお客様をもてなすために、
雨で中断していた望桜荘周辺の手入れも必要だ。

イベント中に遠方のお得意様も大勢来訪される。
長く滞在されても飽きないよう、
施設を丁寧に整えて待つ。
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創意工夫を続けることで、
全員のモチベーションを維持し、
面白いモノを自分たちで創り出す。

出来ることはすぐやる。
共通意識を持つ事が大切だ。
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まずおおよそ1時間で8本分の展示が終わった。
北原課長、
お疲れ様でした。
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この後も継続して進め、
全て飾り終える。

並行して他のメンバーは草取りを始めた。

良く見たら矢印の部分が荒れていた。
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提灯を付けベンチの前から草を抜くと、
敷いた石が無造作に散らばった。
新たな改善課題だ。

そこで敷き詰めた小さいを、
一旦綺麗に取り出した。

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そして、あらかじめ集めて、
雨に晒した大きめの石に交換した。

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すると大きさが整い、
地面が綺麗に落ち着いた。
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自然石って良い味を出すなぁ。
すぐ脇の清流には限りなく材料が溜まる。
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またまた想像力をかき立てるような石が露出している。
川の中にある石も面白いし、
土の中に埋まっている土石流の痕跡も活かせる。
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創意工夫が大切だ。

常に心を研ぎ澄まし、
自分の頭で考え、
他の誰もやらないことに挑戦する。

その意気込みさえあれば、
可能性は無限大だ。

その一つが水平対向エンジンを搭載した、
出力最優先主義車の復活だ。
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SUBARUは今後6気筒エンジンの開発を止めるかも知れない。

それが良いから残せと訴える以上、
口だけでは説得力が無い。

それを阻止し、
STIから卓越した製品をリリースさせるためには、
スバリストに「ホンモノの味」が何かを、
常に情報提供する義務がある。

遂に整備が終わった。

担当した吉村整備士から、
最後のテストを依頼された。

DMが届くと時間貸しの依頼が連続で入った。

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だからピカピカのレンタカーに蘇らせた。
商品とすぐ区別が付くようにグリーンのボディでありながら、
本来のSVXが纏うべきツートンカラーに塗り直した。

グラスキャノピーのイメージが色濃くなり、
やはりオリジナルのデザインを活かすには、
この配色が必要不可欠と判断した。

動力性能は申し分ないが、
エアバッグのワーニングランプがどうしても消えない。
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よく調べるとエアバッグモジュールが取り外されていた。

前のオーナーが何かの理由で外したのだろう。
これはステアリングそのものを、
小径のウッド性に交換するので問題ない。
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時速45㎞でエンジン回転数は1000rpm少し。
そこからアクセルを軽く踏むだけで、
車体は柔軟に加速する。

エンジン回転に合わせ凄くリニアに走るので、
気持ちが良いし余裕も大きい。

これほどしっかりしたシャシーは、
過去から現在くまなく見回しても、
他には存在しない。

形式こそ4輪ストラットだが、
サブフレーム付の4輪ストラットで、
当時も他のスバル車と一線を画していた。

即ちレガシィやインプレッサと同じラインで流さず、
専用工場のみで生産された。

だから他には無い美味しい味が溢れている。
この理由を、
SUBARU自身がもっと上手に説明出来れば、
よく売れたかも知れないが、
そこまでのブランド力も無ければ販路も無かった。

さしものSVXも樹脂パーツの自然劣化には悩ませられる。

このクルマも進んでいたので、
内装の剥がれや脱落など、
マイナートラブルも満載していたが、
全て整備が終わった。

このあとステアリングをステキなウッド製に交換するだけだ。
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昨日の朝はBRZに乗って出勤し、
SABの前に駐車した。

最新BRZの「GT」だけは、
SVXの「乗り味」へ更に近づいた。

思わずディメンションもSVXと比較してしまった。

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ドアを開けた時の様子もそっくりだ。
乗った瞬間に「SUBARUだ」と思う理由がここに有る。
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グラスキャノピーを意識したから、
重くて大きなドアになった。

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SVXのデザインを具現化する上で最も苦労した部分だ。
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逆にBRZはSUBARU臭さの残るサッシュレスドアだ。
パーティションを入れたところに僅かながら共通性を感じるし、
内張の形状にも似た所がある。

SVXに採用したPCDが後々の高出力車に受け継がれた。
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しかし残念なことに、
重くて大きなホイールを掃かせたことで、
性能の劣化が著しい。

この組み合わせは全く駄目だ。

それに較べBRZはタイヤサイズを無理に大きくしなかったから、
走り軽快で燃費も良い。
特にプライマシーからコンチスポーツコンタクト5に換装したので、
驚くほど優れたウエット性能を見せる。
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その点では、
クルマ本来の性能では無くタイヤによって引き出された、
このクルマだけの特色かも知れない。

何の変哲も無いフツーのタイヤなのに、
なぜこれほど熱く良いと言い切れるのか。

まず「ブラックチリコンパウンド」の持つ特殊性だ。

他のメーカーに対して劣化速度が遅く、
彼らは10年くらい平気で持つと言っている。

そして濡れて滑りやすい路面に対して、
ミクロ単位で粘り着く特性を持つので、
ライントレース性能が体感出来るほど変る。
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さらにコンチネンタルには独特のマークがあり、
消費者に対して「タイヤは五分山までが命だ」と啓蒙している。

黄色い矢印の場所に、
レインドロップマークがある。

他のメーカーのタイヤには、
まず見受けられない。

その部分にはバッテンの付いた、
スリップサインの約半分ほどにカットされたプラットフォームがある。

それが現れると、
スリップサインまでタイヤのライフはあったとしても、
ウエット路面で性能が出なくなると示している。

コンチネンタルの濡れた路面に対する「執念」な並では無い。

アウトバーンのある国だから、
国民全体がタイヤに対して意識が高い。

スバリストなら、
こういう会社の製品を買うべきだろう。
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ミシュランも優れたメーカーで、
エコタイヤとスポーツタイヤを両立させた。

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そう言う意味でトヨタと組んだからこそ、
この凄いタイヤが手に入ったと思う。

だが一度雨の高速道路をコンチネンタルで走ると、
もうこのブランド以外選びたくなくなる。

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桜祭りを兼ねて中根さんが一ヶ月点検で来訪された。
思ったよりも燃費が良くリッターあたり8km位走れるよ、
と目を細められた。

とにかく走りやすく、
乗るのが愉しくて仕方が無いと仰った。

中根さんのSVXには、
タイヤとホイールを最高かつ絶妙に組み合わせた。
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ラウンドシェイプのコンチネンタルは、
見かけ上のデザインは特に特徴も無く凡庸だ。
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しかしタイヤの性能には大満足して戴いた。
SVXにベストフィットするのは、
純正BBSのホイールと、
225/50R16のコンチネンタルタイヤだ。

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STIの渋谷さんが若き頃、
ドイツのニュルブルクリンクを中心として、
徹底的に走り込んで練り上げたシャシー。

それに合うのはドイツのテクノロジーを満載したタイヤだ。

だからこそ、
その末裔のBRZにコンチネンタルは良く馴染む。
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諏訪の今井さんも桜祭りを楽しみにされていた。
一ヶ月点検を兼ねて来訪された。
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美味しいお土産をありがとうございました。
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イチジクをブランデーに漬けて、
チョコレートコーティングした美味しいお菓子。


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スペインの名菓だった。


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美味しく戴きました。
ありがとうございます。

初日は大忙しであっという間に終わった。
この後も期待して欲しい。

Commented by jjtank at 2017-04-03 08:21 x
昨今、この様に〇〇社の製品がダントツで良いと明言される方(車に限らず、金融商品、家電などでも)は少ないですね。

タイヤの選択は難儀することが多いので、御社の様に自信を持って特定商品を販促しているプロショップがあるのは稀有で貴重だと思います。
参考になります。
Commented by 奈良の野生鹿 at 2017-04-03 11:08 x
こんにちは。愛車インプレッサスポーツGP2も12000kmを超えました。次期タイヤ選びに大変勉強になりました。コンチネンタルにしようと思います。
Commented by b-faction at 2017-04-03 15:59
jjtankさん、コメントありがとうございます。僕は実際に操り体で感じてます。感性も磨くよう心がけています。
Commented by b-faction at 2017-04-03 16:05
奈良の野生鹿さん、195/65R15なら新製品のCC5が来月になると発売されます。これは凄く興味深い構造をしています。
Commented by うえじま at 2017-04-03 20:02 x
SVXのレンタカーは今月だけなんですね?
8月か9月ぐらいまでやられてたら行けたんですが、残念です
Commented by b-faction at 2017-04-03 21:01
うえじまさん、こんばんは。とりあえず当社かわら版愛読者限定でイベント期間中だけ1時間貸しを企画しました。そのあとHP予約限定で一日コースを開設しました。現在テストを兼ねて期間限定で貸し出します。その後は整備も必要になるので料金の改訂も兼ねて改めてご案内します。100周年記念企画なので続けますからご安心下さい。
Commented by ごくごく at 2017-04-04 19:08 x
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
20年近くボルボ、BMW、AUDIに乗ってましたが、一昨年BS9に乗り換えました。その際こちらの記事を読ましていただき、購入の決心をし、、結果大満足しております。そろそろ夏タイヤの交換を考えなければならないので大変参考になります。
BS9とコンチとの相性なども今後インプレッションして頂けたらありがたいです。
Commented by b-faction at 2017-04-06 17:56
ごくごくさん、SUBARUライフの始まり、おめでとうございます。新製品がいくつか出たようですが、コンチの販売担当者もBSやDLに負けず劣らず不勉強です。試走する機会があれば取り上げますね。
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by b-faction | 2017-04-02 19:58 | Comments(8)

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