二代目WRXの素性を再認識
2017年 04月 27日
基礎から叩き上げたインプレッサの二代目は、
年度改良をする度に凄いクルマになった。
面白いのは、
二代目が只者じゃ無いという証拠を、
素のWRXが今でも強烈に見せつけることだ。
涙目C型WRXの整備が終わった。
このクルマのクラッチをオーバーホールし、
動力伝達系統を丁寧に点検した。
このWRXはとても面白い。
次の題材に選んだ。
二代目は耐久性も折り紙付で、
世界中のバイヤーが買いあさる理由はそこにある。
この個体もS204同様に9万㎞を超えているが、
何の問題も無いほど快調だ。
仕入れる時に何を視るかというと、
そのクルマが放つ「様子」だ。
様子には前オーナーの愛情が滲むので、
それさえ汲み取れば後はメカニックの技量でいくらでも元に戻る。
だから優れたメカニックは「テクニシャン」に一皮剥ける。
今その過渡期にあるのが杉本メカニックで、
最近はBC5のRAなど、
面白いクルマをお客様から託されるようになった。
最初は北原課長の担当だったこのクルマを、
杉本メカニックに担当を変え、
彼の技量を探りたくなった。
クラッチ交換で見違えるようにクルマが変れば、
彼のテクニックは相当上達したと判断出来る。
そこで点検の終わったWRXで高原を目指した。
タイヤは付いていた物をそのまま使う。
もともとポテンザで開発されているので、
このような硬いタイヤと相性が良い。
サイドウオールにも問題は無い。
横から見ると溝の残量が限界に近いかなと思ったが、 充分グリップする良いタイヤだった。 気温は摂氏14度もあり、走り始める前に降り出した雨がだんだん激しさを増した。
国道は完全なウエッ路面になり、滑りやすい状況になったが、 車のライントレース性能は少しも悪化しなかった。
それよりも、 もの凄く愉しくなってきた。
S204に乗った翌日だったのに、 この車が色褪せるどころか長所ばかりが目立ってきたのだ。 国道からいつもの道に逸れると、路面はヘビーウエットになった。
もの凄く軽快に走る。 杉本の組付けがしっかりしている証拠だ。
ダンパーの効きも抜群で、 とても10万㎞近く走ったとは思えない状態だ。
愉しくて仕方が無いので、 少し違うワインディングで走らせたくなった。
そこで3ヶ月前に走った場所へ脚を伸ばした。以前S4の改良版で走った事もある、 気持ちの良いワインディングロードだ。
ゴールデンウイークに中津川まで来る人に、 高原の情報を知らせたい気持ちもある。
3ヶ月前の景色を引っ張り出した。 季節の移り変わりは素晴らしい。 あれほどあった雪が綺麗に溶けて無くなっていた。
上に登るとやはりまだ沢山残っていたが、 これは4月の思わぬ降雪が原因だろう。 でも気温は摂氏7度以上あった。充分サマータイヤで走れる環境だ。 ロープウエイの駅に着いた。 これから夏に向けて面白い企画を準備しているそうだ。是非脚を伸ばして欲しい。
詳しい話と、WRXの何がそんなに素晴らしいのかは、 明日のブログで語りたい。
お楽しみに。
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吉岡
at 2017-04-27 22:35
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こんなコメント見たら、s204が欲しくなります。アイサイトのついたフォレスターがファミリーには良い落としどころかと思ってたのに。やっぱりスポーツカー乗りたいと思ってしまいますよ。
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at 2017-04-27 23:43
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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b-faction at 2017-04-28 12:58
吉岡さん、自分の好みのWRXを中古で良いので持つといいですよ。一般的な女性には解らない世界ですから。理解してもらおうと思わない方がいいですね。精神的に(笑)
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b-faction at 2017-04-28 13:22
GG2さん、軽量高剛性な二代目はスポーツワゴンの1.5モデルにまでアルミパーツをふんだんに採用してました。FF車は途中でボンネットが鉄になりましたが最初はアルミでした。カーオブザイヤーの特別賞を狙い取りした実力の持ち主です。FFのMTも楽しいですね。
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はつ
at 2017-04-28 20:22
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社長こんばんは!
鷹の目、涙目、軽量コンパクトなハイパフォーマンスカー。かっこいいです。S204はアクセルのツキが違うらしいですね。S207販売されるのですね。ん〜買えない( i _ i )
鷹の目、涙目、軽量コンパクトなハイパフォーマンスカー。かっこいいです。S204はアクセルのツキが違うらしいですね。S207販売されるのですね。ん〜買えない( i _ i )
代田社長、今晩は。素のWRXは、軽量5速で、低速のトルクが大きく感じられたので、毎日乗るのに適した車だなと記憶しております。S203はクラッチ重い。シートは乗り降りしにくい。でも、ずぼらを許容せず、運転に集中する喜びを満たしてくれます。今回1.6 レヴォーグSTIを代車で借りて50キロ程運転して、あまりのできの良さに驚き、また、あまりに自分で運転しているという感覚のなさに、少々複雑な思いになりました。以前のSシリーズのような1.5トンをきるWRXは望めない状況でしょうね。現在のSは大切に乗り続けて、後数年、7人乗りのミニバンが必要なくなったらレヴォーグSTI増車します。なんだかんだ言いながら、レヴォーグSTIに洗脳されたみたいです。クロスオーバー7、7人乗りが眼中から消えました。
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b-faction at 2017-04-28 20:33
はつさん、今晩は。「S」を作れたクルマと作れなかったクルマを振り返って下さい。STIはそう言う正直な人達で成り立ってます。良い会社だと思いますよ。だから僕は大好きなんです。S207は誰にでも売るわけではありません。ヒアリングして決めます。
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b-faction at 2017-04-28 20:35
福岡人さん、こんばんは。良い勘してますね。これから書こうとしたことを先読みされたみたいです。
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はつ
at 2017-04-29 07:14
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b-faction at 2017-04-29 14:26
はつさんなら勿論ヒアリング不要です。リアスポ無しを意識してます。シルバーとのコラボもお楽しみに。
by b-faction
| 2017-04-27 21:09
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