
ラヴに恋して、
寝ても覚めても頭から離れない。

ランプアプローチアングルを徹底的に優先し、
走破力を高めている。
サスペンションはダブルウイッシュボーンだ。

ブリヂストンが「COMBAT]と刻む以上、
相当頑丈なタイヤに違いない。
銃弾が当たっても簡単に穴が開かないのだ。

シンプルで動きが良さそうだ。
ダンパーストロークに相当な余裕がある。
フェンダーに文字がある。
和泉さんに「この表記は何ですか」と尋ねた。

「それは空気圧です」
なるほど。
流石に航空自衛隊だけあり、
空気圧のチェックを徹底的に重視している。
スバルも空から地上に降りた時、
真っ先に苦労したのはタイヤだった。
加硫釜から考えて、
自分たちでタイヤを作ろうとしたほどだ。
堪らない。
艶が無くなっても錆が無いから、
深い味わいがクルマ全体から滲んでいる。
国防色と呼ぶ言い方もあるが、
直感的にカーキと名前が浮かんだ。
そういえばデザートカーキ、
クールグレーカーキと、
スバルのXVには連続して意欲的なカーキが採用された。
カーキを強く意識した瞬間だった。
陸上自衛隊の迷彩色には、
少し野性的な匂いを覚える。
シンプルでスキッと単色でまとめられたラヴは、
航空自衛隊独自ののスマートさが滲む。
これもカーキなら、
茶色ががかったカーキは何だろうか。
デザートカーキはそっちの方向だ。
段ボール色とも言えるが、
なかなか味があって飽きが来ない。
カーキという言葉は「土埃」を意味するという。
なるほど、
砂漠の砂埃ならイメージピッタリ。
それじゃあ、
クールグレーカーキって一体何だ。
ラヴを見ていて、
このカーキは、
使い倒せば使い倒すほど味の出る色だなと思った。
クールグレーカーキもそんな色だ。
元々のイメージは、
氷河が割れた時に出す色だ。
光が透過してブルーに輝く。
それは素晴らしい色だが、
そのままでは「鉱物」をイメージするコンセプトから逸れる。
なかなか量的公式が随所に生きて、
スバルデザインは冴えに冴えている。
ダイナミック×ソリッドの方程式を、
XVのコンセプトに当てはめると、
ダイナミック(氷河の崩壊)×ソリッド(砂塵)を、
8掛ける2=16くらいの解で成り立たせたのだろう。
だから僅かな濁りに、
XVの持つ計り知れない戦闘力を滲ませた。
ラヴを見ながらそんな思いを馳せた。
ますますラヴの細部が気になる。

リヤサスペンションもシンプルで、
なかなか動きが良さそうだ。
スバルレオーネで採用した、
セミトレだろうか。
あ~~~乗りたい。
誰か一度でも良いからステアリングを握らせてもらえないだろうか。
一生のお願いだ。
ポルシェやフェラーリより、
この可愛いラヴを操りたい。

ケツが凄く良いんだ。
ケツの良いクルマは大ヒットする。
かなり地上高が高く、
腰高なクルマなのに、
全くそれを感じさせない素晴らしいデザインだ。
これを自由自在に操りたい。
あまりにもかっこいい。
武田さん、お世話になりました。
教えて戴いた「まつや食堂」に大満足です。
この食堂に泊まる事も出来るらしい。
それも面白いな。

また是非お目に掛かりましょう。
お元気で。
ご活躍を祈念します。
美保基地から港に向かった。
まつや食堂はすぐ見つかった。

どれも魅力的なメニューだ。
入り口を見ただけでポテンシャルが解る。
名前を冠にしている定食に興味を持った。

凄い。
腹を満たして外に出た。

看板に偽りは無かった。
あの凄い海鮮丼は本当に限定食だった。
お店のまっ正面が港だ。

良く見ると、
入る時は気がつかなかったが、
何か凄そうな船が居る。
海上保安庁の巡視艇が接岸していた。

コイツも只者では無い雰囲気だった。
装備も新しく艦首に機銃を構えている。
JM61-RFS 20mm多銃身機銃に間違いなさそうだ。
最近の国際情勢を見ると、
大陸からの不法侵入が後を絶たない。
海の警察としての、
任務が更に重さを増している。
やはり只者では無かった。
PL-01「おき」は三菱造船所で今年の2月に竣工し、
配備されたばかりのピカピカの新造船だった。
煙突の手前に機動性の高い硬式ゴムボートが見える。
どれほどの潜在能力を持つのだろうか。
やはりこの土地は要衝なのだとはっきり解った。
振り返ると妻がBRZに、
まつや食堂で買い込んだお土産を積んでいた。

BRZの旅は愉しかった。
思いの外積載能力が高い。
リヤシートを倒せば、
かなりの荷物が積み込める。
妻が上手く内部をアレンジし、
積み込みと取り出しを容易にしていた。
かなり買い込んだが困ることは無かった。
それにしても、
高性能を感じさせる低重心な後ろ姿だ。

安定した左右シンメトリカルなケツから、
戦闘能力の高さが滲み出ている。
戻った翌日は金曜日で、
あっという間に一日が終わった。
土日に備え掃除を進めた。

工房入り口の芝生を手入れし、

次に工房を大掃除した。

床を全面的に洗い、

備品を丁寧に拭いた。

水道のレイアウトを変えた効果は抜群だった。

出入り口まで綺麗に洗って、

お客様の来場を待った。

長江さん、
本当にいつもありがとうございます。

走行テストに出ている間に、
美味しい差し入れが届いていた。

これは優しくてすごく美味しい。
朝飯代わりにタップリ戴きました。
今日も色々なお客様と、
愉しく一日を過ごした。
そして戴いたポスターを飾った。

C-2を見る日が楽しみになった。
お近くの方は是非どうぞ。