埼玉から小暮さんがいらっしゃった。

世の中には「良い縁」が実際に存在する。
そう言う縁は大事にすればするほど、
得てして良い方向に向かう。
反対方向に向かう事はまず少ない。
実はハワイ旅行に招待されていた。
SUBARUが年間を通じて頑張ったご褒美に、
毎年プレゼントしてくれる行事だ。
「妻は勝手に断っちゃってる」と毎年不満そうに言うが、
ハワイに行って良いことが起きたためしがないので、
仕事をする方が余程良いと考えている。
そもそも、
接待で連れて行ってもらう旅行にたいした価値は無い。
連れて行く方も「ダイハツやスズキがやってるから」ぐらいにしか考えていないはずだ。
そんな事に付き合うよりも「大事な縁」が山ほど目の前に広がっている。
先週はそう言う意味で、
大きな縁を沢山感じる日々を過ごした。

この日の献立もメインディッシュを「鶏ちゃん」に置いた。
スターターは冷しゃぶサラダと、

湯むきミニトマトの冷製スープ。
娘が良い鮮魚を仕入れてきた。
鮪の赤身と良く脂ののった鰺だった。
揚げ物は二種類。

カマンベールチーズのフライと、
季節のアスパラガスを、
春巻きの皮で巻いて香ばしく揚げた。

塩味のまま食べるのも良いし、
軽くケチャップを付けると二度美味しい。

凄く喜んで戴けて食も進み、
メインディッシュに移った。

鶏ちゃんはクッキングペーパーを敷いたコンロの上に、
味を付けた鶏肉とキャベツを並べて焼くだけのシンプルな郷土料理だ。
ところが結構奥が深い。
調味料や〆に何を入れるかなど、
応用の幅が広いからだ。
この日はうどんで締めて、
セカンドオーダーに移った。
アボガドのサラダと、

カボチャのポテサラ風仕上げに加え、

地元の名産品「筍」を、
妻がピリ辛メンマ風に仕立てた三品だ。
それと沢山採れ始めたキュウリの浅漬けも美味しい。

そして最後に朴葉寿司を食べて夜が更けた。

お酒を飲む前に露天風呂と思ったが、
真っ暗な中をゆく貨物列車の音が聞きたいと言われた。

なるほど。
鉄道大好きな小暮さんらしい。

露天風呂の日が遅くまで灯っていた。
翌日は朝から慌ただしく、
お見送りすることが出来ず申し訳ありませんでした。
深夜貨物列車の音は楽しめましたか。
また気軽にお越し下さい。
小暮さんの愛機は、
インプレッサハウスのWRXと同じGDAの5速車だ。
最近なぜブログで少し過激に思われそうな表現をするのか、
少しここで触れておきたい。
世の中には良い縁が沢山ある。
そもそも縁とは何か。
それはその人が出す良いオーラを、
他の良いオーラが互いに引き寄せ合うからだろう。
SUBARUの開発や経営にケチを付けるつもりは無い。
でも文句は言いたい。
正直に言うけど、
SUBARUの出すスポーツモデルって、
本当に凄いんだぞ。
2万キロの頃と8万キロ近くになったクルマを較べ、
今の方が良いじゃないかと思える車、
そう他に無いと思わないか。
インプレッサハウスにあるGDAも、
今乗ると凄く良いと思う。
小暮さんの車が良くなるのはまだまだこれからだ。
走行距離が少ないからね。
今「あのクルマ」の代わりが無いのだ。
10年先でもスポーツ4WDは売れるぞ。
G4を名ばかりのSTIにしてはいけない。
レースで車が燃えたのは悪い前兆だ。
STI SPORTの根幹を見直さないと、
ブランドの価値そのものを下げてしまうだろう。
S4をどうでも良いと書いたら、
意見を頂戴した。
本当にどうでも良いと思っている。
なぜなら深く知らしめなくても売れるからだ。
レンタカーにして押し込んだ「tS」があると思えば、
方やあっという間に700台以上売れた「tS」もある。
S207というホンモノを出したから、
たとえ「tS」でも売れた。
それを忘れてはいけない。
それを見れば新型のS4が更に良くなっていることは明白なので、
評価の対象から外しただけだ。
S4の性能が悪いから、
「どうでも良い」と言っているわけでは無い。
悪いのはSUBARUという社名にしてから、
「笑顔を売る会社」などと言う、
馬鹿げたキャッチフレーズを思いついたことだ。
これは悪い縁を呼び寄せる、
実に曖昧で不道徳な考え方だ。
「笑って済ませる」と言い換えることも出来る。
だから表現が過激になり、
攻撃的な文章になるのだろう。
もう一回よく考えて欲しい。
1989年に220馬力になると聞いて胸が躍った。
1996年に280馬力になると聞いて小躍りした。
2002年に320馬力になると聞いて拳を振り上げた。
「これでポルシェはもう要らないな」
そう思った。
SUBARUはこれで良いのか。
アイサイトは基幹技術では無い。
それに頼るマイナーチェンジでは、
ドキドキするはず無いじゃないか。
GRBを運転しながら、
「10年前にたった8馬力あげただけかよ」
率直にそう思った。
こなれたGRBの良さを噛み締めながら、
今度はだんだん腹が立ってきたというわけさ。
8馬力なんて数値は誤差みたいなモノだ。
現在でも同じ数値で知らんぷりだ。
問題なのは馬力よりむしろトルクだ。
いまさら17年も過去の遺産にしがみついていて、
恥ずかしくないのか。
そう思ったので過激な書き方になった。
出力向上や戦闘力を高める努力をせずに、
中島の名を伏せ、
「笑顔を売る会社」と曖昧にぼかす技は、
戦後教育最大の失策から生じている。
中島魂をちゃんと維持して、
日々努力をしていれば、
もうとっくに360馬力くらい出せてるはずだ。
17年も呆けているから、
本当の10年後が見えていない。
昨日もこんな電話があった。
「S208を買いたいんだけどどう予約をしたら良いですか」
さあ知りません。
夜が明けた。
嬉しい贈り物が届いた。
八女市の福岡人さんから、星野製茶の玉露を頂戴した。

このお茶は食べたくなるほど美味しい。

いつもありがとうございます。
大切に戴きます。
松本の西村さんからお預かりしている、
BP5がとても良い味に仕上がった。

リフレッシュが終わったので、
課長から最終確認を依頼された。
消耗したパーツを交換し、
ダンパーを前後ともオーバーホールした。
実にしっとりとした乗り心地になった。
なぜGRBと違う良さを持つのか。
それは、
リヤサスがアルミパーツで構成され、
ダブルウイッシュボーンより更にリンクの多い、
マルチリンク式になっているからだろう。
だからSIシャシーと、
BP/BLのGT系は、
決定的な味の差を持つのだろう。
特にレガシィのGTを筆頭にスバル車のサスと、
コンチネンタルのスポーツコンタクト5は、
大変相性が良いと言える。

MC5はバリュータイヤとして優れたレベルにあるが、
やはりSC5と乗り較べるとその差は歴然とする。
乗り心地も良くグリップもしっかりしていて、
本当にGTやWRXと良く合う。

その代わり少々高い。
でも高いだけのことはある。
上の画像で馬のマークの上にTWIと記されているのが、
以前も述べたトレッドウエアインディケーターだ。

そこから下に目線を下げると、
違うマークが目に入ると思う。
近寄って良く見ると、

水滴にバッテンが付いている。
これが通称水滴マーク「インターミディエート トレッドウエアインディケーター」と言われる、
コンチ独特の摩耗指標だ。
このバッテンマークは、トレッド上に「雨になったら滑るから注意しなさいよ」と表示するためにある。

ほらちゃんとバッテンが付いている。
それくらいコンチネンタルは雨に対して注意深い開発をしている。
日本のエコタイヤ寄りの開発とはかなり違う。
そこが理解出来るので、
コンチネンタルを買って戴くのだ。
更に寄せてみよう。
排水に対する考え方が、
日本のタイヤとかなり違う。

新開発のバリュータイヤには、
左欄に面白い「アクアドレナージュ」が投入された。
これもお勧め出来るので、
感謝デイに是非ご来店下さい。
今度の土日は中津スバルへ。