テンロクの新型XVを徹底的に乗り倒す:後編

昨日はとても有意義な一日だった。
ブログの後半にラフロードの走行動画も紹介している。
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高速テストに続いて山岳路を駆け巡った。
緑の似合う車だ。
卵色が混じっているので曇り空にほどよいが、
パッと晴れたならピュアホワイトが似合うだろう。

次の新色はパールの混じらない純白を期待したい。

高原ほどでは無いが、
身近にも緑は沢山ある。

それらを大切にして、
お客様と一緒に元気良く過ごしたい。

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皆で植え替えたユッカを、
休日の一日間外に出したままにして、
自販機の周りで休ませた。

ほどよくテントが植え替えで疲れた体を直射日光から守る。

誰も居ない水曜日、
ほどよく湿った空気がユッカを元気にしてくれた。

今朝の朝礼で、
葉を雑巾で丁寧に拭き、
添え木を当て直し移動に備えた。

受け皿を丁寧に洗い、
汚れを落として乾かした。
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そしてショールームに運び込む準備を整えた。
ただ一番背の高い一本だけ、
このままテントの柱に固定してリハビリさせる。

妻の提案で根が安定するまでショールームに入れず、
湿った空気を一杯吸わせてやる。

一本一本丁寧に葉を拭く姿に、
他の社員もみんな気持ちが引き締まった。
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カタログラックの上にズラリと並べた。
しばらく無くて寂しかったが、
潤いがやっと戻ってきた。

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商談コーナーの横に、
これまでより小さい鉢を多めに並べた。
この夏の成長が楽しみだ。
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ショールームの入り口に三鉢飾り、
ガラス越しの陽を浴びさせた。

反対側にも並べた。
ユッカにとって強い陽射しは辛いようだ。
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何年も前の話だが、
良かれと思い夏の間外に置いたら、
葉が焼け焦げたように茶色くなった。
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二番目に背の高い鉢をお土産センターの入り口に置いた。
もう少し幹を太くしてやりたい。

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そしてパネル展示のギャラリーに、
細い鉢を置き、
奥にも一本置く事でガラリとした空間に彩りを与えた。
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その頃ブルーベリー畑のリュウゼツランが、
ほぼ一斉に満開となった。
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2017年のピークは6月29日で決まりだ。
足元を見ると、
ブルーベリーもどんどん熟しているじゃないか。
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日増しに実が大きくなり、
紫色に変ってゆく。
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無農薬で人工肥料も与えていない。
それでも充分甘くて美味しい。
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この列にはブルークロップを植えてある。
一列ごとに違う品種を植えろと指導された。

隣の列にはブルーレイを植えてある。
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糖度はこちらの方が高く、
明らかに甘さに差がある。

でも収穫する時はいちいち別に分けない。
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そして一粒ずつでは無く、
ガバッと手のひらに載せて、
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思いっきり口に頬張る。
色々な味が混ざり合い、
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とても美味しいんだよ。
雨の後は特に美味いね。

山本部長の特技は剪定だ。
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松葉を食い荒らす毛虫の様子も点検してもらっている。

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早めの駆除が功を奏し、
綺麗な枝振りが蘇った。

部長ありがとうございます。

剪定を見ていて、
自分の剪定も必要だと感じた。

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27日に散髪する前の状態を娘に記録してもらった。

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今日散髪して画像を撮ると、
以前より色が黒くなった気がした。

やかまつさん、
適切なご指導を頂きありがとうございました。

グアムから戻って以来、
一切シャンプーを使わず、
熱めのお湯だけで丁寧にもみ洗いした結果だ。
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上の写真は12年前の2005年3月24日に撮影した記録だ。
上下を比較すると効果が更に理解できた。

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最近抜け毛が減ったと実感していたので、
その効果は確かにあるようだ。

まあ、
余り真似しない方が良い。

シャンプー使わない人が増えたら、
巨大なコモディティ市場が消え、
恨みをかってSUBARUが売れなくなってしまう。

昨日の話に戻ろう。
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国道だけを使って山道に向かった。



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新CVTの構造は基本的に2.0i-Sと全く同じだが、
1.6i-Lに合わせてCVTを適合させている。
予想以上に良く走り、
コーナーで適度にエンジンブレーキが効くようになった。
1600ccのエンジンキャパシティに合わせ、
CVTならではの機能を引き出した。

それが「いくらでもギヤを作れる」能力だ。

インプレッサ/XV用に開発された新しいCVTは、
まず従来の中容量リニアトロニックに対して、
質量比で80%以上のパーツが刷新されている。

前のブログで1600のCVTは、
「良く転がり前に出る」と表現したが、
山道では一般路より更にそれが顕著だ。

だからグイグイと
山道を登っていく。
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その理由1
レシオカバーレージを6.3から7.0に拡大できた。
ショートピッチのチェーンバリエーターの開発で、
ローギヤ比を下げ加速性や走破性を高めると同時に、
オーバードライブギヤ側の広げたので巡行時のエンジン低回転化も両立できた。


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その理由2
内部構造の最適化にハイブリッドリニアトロニックの開発が役立った。
モーターを内蔵したリニアトロニックで、
オイルバッフルプレートの形状を最適化した。

それでCVTオイルの攪拌抵抗を低減させ、
更にオイルスペーサー追加や、
他の細かな改良等で機械損失を徹底的に減らした。

その結果、
時速80km走行時の機械的損失を、
CVT全体で16%も減らすことができた。
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その理由3
エンジンも同様に磨かれた。
コストダウンさせるため直噴化を諦め、
SI-DRIVEの採用も見送った。

その代わりにFB20を刷新した技術を、
直噴化と鋳込みジャーナルピースの採用を除き、
全てテンロクにも注入した。
その結果、

「高回転まで軽快な加速感」

「エンジン音と加速感の一体化」

「実燃費が良い事」

この3点が徹底的に磨き上げられた。

こうしてエンジンそのものの振動騒音を減らした上で、
大幅に軽量化した点もスバルらしい。

クランププーリー振動リングを見直して1.14kg
コンロッド1本当たり29g
その他にピストンやクランクシャフトの軽量化で、
クランク系を従来より0.49kg軽量化している。

本体構造中で最も重量のあるシリンダブロックも、
位相幾何学を応用した解析技術を駆使し、
1.70kg軽量化に成功した。

位相幾何学の応用はシリンダーブロックと、
オイルパンアッパー部の強度解析にも大いに役立った。

水平対向エンジンは、
二つのシリンダーブロックを貼り合わせる構造だ。

だから左右のシリンダーのオイルパン側は開口している。

そこからエンジンの放つ捻り振動を伝えないために、
オイルパンのバッフルプレートを一体化させることが検討された。

ところがそれだと1.7kgの重量増が見込まれ、
せっかくのシリンダーブロック軽量化とバーターしてしまう。

解析技術を駆使しリブ断面形状を工夫することにより、
理想の剛性を確保しつつ、
僅かではあるが軽量化も達成した。

エキマニも従来の4-1から4-2-1に改善すると同時に、
3.30kg軽量化した。

これが功を奏し、
高速道路を走った時に、
限界領域で目を見張るようにスムーズなのだ。

FB16がデビューした時も気持ちが良いと感じたが、
今回のエンジンは、
更にその上を行く高回転ユニットに生まれ変わった。

こうした努力が実を結んだので、
SUBARUは固執していたスロットルの早開きも見直した。

エンジンがスムーズで静かになり、
CVTのレシオカバレージも拡大した。
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ブワっと回転を上げなくても、
力強さを増した。

アクセルワークに沿ってリニアにスロットルを開く。

必要に応じて回転数を素早く高め動力を稼ぐ。
山道だとスロットルにうまく追従して動力が得られる。

上手くそのままシフトを下に絞るような制御が働き、
気持ちの良い登坂力を出している。

アクセルを戻すと状況に応じて、
高い回転数が必要ないと判断すると、
これまでより更に回転数が下がる。
オーバードライブ領域が拡大されたからだ。

オートステップ制御の採用は、
リニアな走行感覚に大いに貢献している。

アクセルをグッと踏むと、
アップシフト挙動が生じリズムよくエンジン音と同期しながら変速する。

レシオカバレッジの拡大は、
マニュアルモードにも良い影響を生んだ。

従来の6速を7速化した上に、
その応答性が素晴らしい。

気になる領域の機械的振動騒音も減ったので、
いわゆる「動的質感」が桁外れに良くなった。

最新のリニアトロニックと水平対向エンジンの組み合わせは、
「回して走ること」が、
以前より楽しめるパワーユニットに生まれ変わった。

XVのリニアトロニックは、
インプレッサのそれと比較し、
リダクションギヤの減速比が違う。

だから両車の走行フィールはかなり違うし、
豊かなダンパーストロークを持つので、
乗り心地も更にSGPの良さを活かし更に良い。

先に発表されたインプレッサスポーツとG4で、
既に確かめた新しいシャシーの美点は多い。

だが、
改めてテンロクのXVに乗ったら、
別の車に乗っていると思うような印象が強い。

「真打」が登場したと見るべきだろう。
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意味が良く分からない事もある。
デイランニングライトをオプションで装着している。
これはインプレッサとは違う構造で、
色もブルーがかっている。
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ちょっと見ると、
点いているのか点いていないのか、
どうもあまり良く分からない。

はっきり言って何のためにこのランプを付けるのか、
全く意味が無いと感じた。

ラフロードで一番当たる部分だ。
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こんなオプションを考えるより、
欧州仕様や北米仕様のように、
コの字型のポジションランプをデイランニングライトにするべきだろう。

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普段からヘッドライトを付けっぱなしにしているのは、
相手から早く発見してもらうためだ。

相変わらず消し忘れているとパッシングする人が居るけれど、
昔ほどでは無い。

以前より日中でもヘッドライトを付ける人が増えた。

この辺りは別世界だ。
気温が余り高くならないけれど、
湿度は年間を通じて高いようだ。
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奇妙な生物の住む池に、
再び観察目的で近づいた。
外来魚は居ない代わりに、
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何か見た事の無い物があちこちに居る。
鯉だけじゃ無くて様々な小魚も居る。

標高1500m以上の世界には、
霧では無く雲が漂っていた。
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冷気で解る。
さらに走り続けた。
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雲海の上に出ると、
多少晴れ間が出た。
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ここは標高1800mの別世界だ。
パワー不足を全く感じないまま、
一気に登り詰めた。
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ここからは延々と下りが続く。
来た道と反対方向に下りながら、
シャシー性能を確認した。
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電動パワステのフィーリングも良いし、
ステアリングの握り心地も良い。

グリップ形状を異形断面形状見直したからだ。

ブレーキ能力も高くなった。

下り坂でやたらパドルを使いエンジンブレーキを掛ける人が居るが、
新型XVならフットブレーキで優しく速度調節する方が良い。
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1800mの高原から下る間中、
一切パドルで減速しなかったがブレーキ能力に全く不満はなかった。

加重移動の起きないブレーキは、
同乗者に不快感をもたらさないので車酔いを防げる。
また自分自身の疲れも緩和できるはずだ。
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早めに踏んでそっとわからないようにブレーキを放す。
それが極意だ。
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AWDシステムそのものも改良されているので、
フォレスターと同じサイズのタイヤを付けているのに、
テンロクでもタイヤに負けていると感じない。

そして最大の美点は、
テンロクにもX-MODEを採用した事だ。
この効果は驚くほど高く、
荒れた路面であらかじめスイッチを押しておけば、
トラクション性能が一気に高まる。

さてスイッチを入れると、
MFDの画面が切り替わり、
グリーンのランプが点灯する
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X-MODEの効果が認識できるよう、
トルク配分の様子がグラフィカルに演出される。
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さあ楽しい時間だ。
SGPの走破性の高さは秀逸だ。

動画を見ると足が自由に動き、
車体がさほどギャップの影響を受けない事が解るだろう。
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XVに乗るなら道を選ばぬ性能を活かしたい。
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増水した時の流路があり、
結構深いギャップがある。

水辺には深い落とし穴がありそうだ。

油断無く走行する必要がある。

ギャップを乗り越える時の、
滑らかな動きを見て欲しい。
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楽しかった。
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巨大魚がうようよ泳いでいて、
ちょっと神秘的な場所だった。

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会社に戻って、
走行距離を確認した。
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山坂道を150km程、
一切遠慮せず思いっきり走り回った燃費だ。

それがガソリン1リットルで10.5kmだった。

遠慮していないと言う事を忘れないように。
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高速道路を使った部分も含め、
400km弱を2日間で走った事になる。

テンロクでもドイツのアウトバーンで通用する高速性能だ。
6000rpm以上をバンバン使った。

その燃費は1リットルあたり10.8kmだった。

このトータルが僅かに良いのは、
一般路でかなり良い実燃費を出すからだ。

忘れないで欲しい。
一般路では15km位の燃費を当たり前に出すはずだ。

アウトバーンで第二車線を余裕で維持できる、
このクルマのポテンシャルは予想以上に高かった。

これは嬉しい、
とても嬉しい誤算だった。

ハイレベルなクルマなので、
テンロクも安心して選んで欲しい。

終わり

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Commented by よねちゃん at 2017-06-29 21:32 x
いつもブログの更新を楽しみにしています!
社長の撮影されていた写真のみでしたが、本来SUBARUが持っている、『凛とした佇まい』を今回強く感じました。
それは、元気になったユッカであり、社長の頭髪の情勢であり、白色のXV、私のYAMも白(昔はシトロンイエローのインプレッサ)、その根にあるのは自分に自信を持たせてくれる、SUBARUが持つ独特の媚びない佇まいが好きなんだと気づかされます。
Commented by とめ at 2017-06-29 21:58 x
私もXVの1.6Lには試乗しましたが、パワーも充分でこれはこれでよく走る印象でした。
最もそれなりに走ればエンジン音も高まりますが。
やはり、XVは1.6Lで充分だなぁと思いつつ、もうすぐXVの2.0i-Sが納車されます。
乗り比べが楽しみです。
Commented by やまかつ at 2017-06-29 22:37 x
代田社長様
御社の周囲の環境改善活動にも増して、社長様の体内環境改善
活動に取り組んでいただきますよう、お願い申しあげます。
あと、洗髪はぬるま湯です。
何故か?頭皮の環境を熱で破壊しないためです。
Commented by b-faction at 2017-06-30 07:04
よねちゃん、おはようございます。まさに仰る通りです。
Commented by b-faction at 2017-06-30 07:05
とめさん、おはようございます。ご契約おめでとうございます。初ドライブが楽しみですね。
Commented by b-faction at 2017-06-30 07:06
やまかつさん、おはようございます。なるほど。ぬるま湯ですね。心得ました。
Commented by のん at 2017-07-01 09:03 x
初めまして。現在マニュアルのSJフォレスターに乗っている者です。XVかなり気になります。これでマニュアルミッションかつターボ仕様があれば飛び付くところです。が、出ないんでしょうねぇ~。
ところで動画ではフロントバンパーのアゴを打ってるように見えるのですが、バンパー取り付け部への影響は大丈夫なんですか?
Commented by b-faction at 2017-07-01 11:50
のんさん、こんにちは。あれ打っていないんですよ。フォレスターのようにアプローチアングルが大きくないので慎重に走らせてます。あの角度だと当たる可能性があるのでゆっくり進入し浮いた砂をすくっただけなので音も衝撃もありませんでした。動画見て気がついたぐらいです。本当は水辺を少しハードに走りたかったのですが釣りをされていたので挨拶した後大人しく走らせました。国内では事業的に無理なのでMTは北米に限られます。ディーゼルも終わりますので日本と欧州はほぼ一緒のクルマになりますね。昨年tSを買って置いた理由も平川さんがそこを見越してハイパワーXVを完成させたからです。あれは買って置いて正解でした。
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by b-faction | 2017-06-29 21:09 | Trackback | Comments(8)

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