
このシーズンになると、
あちこちから珍しいモノを戴くが、
今日届いた海の幸には驚いた。
「江ノ島の釜揚げしらすです。
冷凍モノが殆どなので、冷蔵モノは珍しいと思います。
珍味の沖漬けも珍しいので入れときました。
痛風の敵ですが、ご賞味下さい(笑)」
愛を感じる言葉だ。
同じ苦しみを分かち合う者として・・・・・。
みどちゃんありがとう。
冷凍物がほとんどの時代に、
美味しい冷蔵物を手に入れる悦び。
特に魚好きには堪らない。
冷凍物のようなクルマが多い。
特に中古車には、
冷凍物が多く鮮度の良い魚を、
綺麗に捌いて生で売る店は少なくなった。
庖丁人が居なくても、
オークションなら商いは出来る。
市場で仕入れた鮮魚を、
丁寧に下ごしらえして美味しい料理をこしらえる。
そして鮮度高く維持して、
冷凍にはしない。

イキの良い鮮魚のようなクルマだった。
デビューしてから丸五年以上経過し、
二回目の車検を受けずに乗り替える人も増えたようだ。

そのままの状態では料理に不向きなので、
鱗を落としたり、
三枚に下ろしたり下ごしらえを進めていく。
シートを取り外し、
マットをめくり、
トランクの中も鉄板が剥き出しになるまで分解した。

この状態でスチームクリーナーを掛けると、
クルマ全体が心地良くなり、
新車の時に戻るような感覚になる。

時間を掛ければ良いというわけでは無いが、
女性の手で細かい所まで布やブラシで手入れされると、
人間でもそうだが、
クルマだって間違いなく気持ちが良いはずだ。
洗える者は全て外して丁寧に洗う。
小骨を抜いたり、
徹底的にアクを取らないと、
美味しい料理が出来上がらないのと同じ事だ。

綺麗に洗って整えたので、
今度は組付けを開始する。

こうして丁寧に組み直すと、
それまで出ていたきしみ音やカタツキが消える事も多い。

スッキリ爽やかな笑顔に見える。
初期型に用意されたギャラクシーブルー・シリカのボディは、
WRブルーの陰に隠れて脇役だった。
でも今改めて眺めると、なかなかスポーティで良い色だ。
こういう渋い素材を見つけて、格好良く調理するのも車屋冥利に尽きる。
最近ではSTIスポーツのおかげで、ダークグレーが売れるようになった。けれど以前はほとんど売れていない。
中古車で見つけたらなるべく連れ帰る。
渋く決めると黒より格好良く見えるからだ。、特にダークグレィのGRBは、ホイールも艶のあるダーク系にして、全体を渋く決めると最高に格好が良い。
ギャラクシーブルーのBRZを、ちょっとお洒落に着飾ってみるか。
渋さと艶っぽさを兼ね備えた演出で、面白いクルマを作ってみよう。
このクルマはRのパフォーマンスパッケージだ。しかもキーを捻ることも出来る。味のあるクルマになりそうだ。
お楽しみに