磨く

厄介な台風５号が去っていった。ねばりつく様な足取りで、厭らしい台風だった。痛風も厭らしい病気だ。

５日間ほど判断を誤った。
ウリアデックと言う痛風の薬は、発作が起きたら飲んではいけないんだとさ。
そんな説明を受けなかったので、後生大事に言いつけを守り、５日間も併用してきた。
あの忌まわしい、いつもとちょっと違う、へんな痛み方はそのせいだったのか。
まあ、
「コルヒチンを出します」と言われた時に、
「一緒に飲んでもいいのですか」と聞かなかったことも悪かった。

「言わなかったけ」とおっしゃたが、聞いた覚えはない。迷ったら聞かないといけない。相手はたくさんの患者を相手にしている。
こちらの目線とは絶対に違う。
ウリアデックの服用を止め、コルヒチンをあと２日だけ処方してもらった。徐々に快方に向かっている。ジムで２週間ぶりにコアリメイクに参加し、深層筋を引き締めた。
やはり筋肉を伸ばすことが大事で、あれほど苦しんだ右肩の痛みを抜くコツを会得した。
自分のカラダは自分で磨くしかない。
先日モノマガジンの取材で、思わず上岡副編集長が口走った言葉を覚えているだろうか。

「代田さん、一体何のためにこれをするんですか」

その理解に苦しむ仕事が続いている。

台風で大雨が振るので、環境改善を中断し作業を再開した。
ちょっと見たらもうだめかと思われるようなパーツでも、一点にフォーカスすると蘇る。杉本君と吉村君が、それぞれ別の場所で別の部位を磨く。やり方は問わず、個人の技量に任せている。組んだままの形だと、とてつもないものに見えるが、バラバラに分解して磨くと輝き始める。
人の個性もまた同じだ。徐々にではあるが、何となく動くのではないかと言うところまで先が読めてきた。

キャブレターもピカピカだ。
女性は参加せず、中古パーツそのものを磨き直して展示する。これも命を吹き込む大切な仕事だ。特に夏休みになり遠方からのお客様も多いので、じわりじわりと作業を進める。
愛媛のミカン農家から直送された、2等賞の賞品も揃った。美味しいジュースだ。楽しみにしてほしい。
これも遠方からのお客様に備え、特別に用意したパネルだ。中津川市の観光協会にお願いして、苗木城址のポスターを頂いた。シアターの下にソフトクリームマシンを設置する。ワゴンセールも楽しみにしてほしい。珍しいグッズを展示即売するつもりだ。ピーク時にアイスキューブが不足するので、製氷機をフル回転して冷凍庫の中に保存している。

夏の暑い日に備え、準備は着々と進む。大宮君は展示車の入れ替えとテントの接地で大忙しだ。新着車が５台もあるので、ミセス大鶴も目が回るほど忙しい。
レヴォーグＷＲＸインプレッサスポーツレガシィワゴンＤＩＴＢＬＥの６ＭＴ
これが急遽揃えた飛び切りのタマだ。
そんな中、聞き逃せない情報が飛び込んだ。台風一過の強烈な光の下、さっそくその情報の元へ走った。驚いた。美濃加茂辺りまで行くと、木曽川下流が大変なことになっている。
左右で水の色が違うじゃないか。
木曽の山奥で随分あちこち抜けたのだろう。下流を見ると、川面がグラデーションになっている。また磨く対象を見つけてしまった。
一番喜ぶのはマリオかな、それともシンヤかな。
無事会社に戻りブログを書いていて、忘れていたことを思い出した。
昨日の朝、酷い雨と風の中を出勤したとき、ＢＲＺを気持ちよく走らせた。
現在道路工事中で、もうすぐこの場所も真っ直ぐ貫通する。

長年の課題だったバイパス同士の直結が実現するわけだ。目覚めが良く５時過ぎに起きたので、空いた道路を飛ばした。会社に着いて何気にメーターをいじると、見た事のない表示が現れた。
何じゃこりゃ。
説明書を読んで、もう一度会社周辺を一回りした。走行中は見ることができない。
どこからどこまでで
何をどうするために使うのか良く解らない。
と言う事で、これから開田高原まで一走りしてくる。
暑気払いを兼ねて、ヤマユリ荘に久しぶりにつかるつもりだ。
明日も楽しみにしてほしい。