人気ブログランキング | 話題のタグを見る

B4で解る本当の味の楽しみ方

B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12570812.jpg
夏に詰めた特別のお酒だ。

名古屋にある御園座の近くに、
美味しくてお値打ちな居酒屋「一位」がある。

そこを営まれる尾崎さんから、
素敵なお酒を戴いた。


純米吟醸酒なので冷やして飲む。

蔵出し感抜群の逸品だ。


B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12545584.jpg
すきっとした飲み口で、
掛け値なしで美味い。

純米酒らしい、
アルコール臭の少ない澄んだ香り。

最高の味に整えられている。

この日のメニューに、
日本酒を想定して冷奴を加えた。

B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12551241.jpg
勿論、
長田屋の寄せ豆腐だ。

緑豆で作る甘味豊かな逸品だ。

普通の冷奴は、
ネギと鰹節と醤油で食すのが美味しい。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12561104.jpg
確かにそれもそうだが、
これまで随分勿体ない事をした。

その食べ方では、
緑豆の寄せ豆腐の味が引き出せない。

この豆腐の優れた風味が死んでしまう。

酒を飲むと意識すると、
食べ方にも工夫が生まれる。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12562520.jpg
まず粗塩を用意して、
それをつけて食べた。

やっぱりこの方が美味いし、
純米酒の味も引き立つ。

もう一つの食べ方は、
わさび醤油だ。

と言っても、
醤油に付けたりしたら駄目で、
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12564082.jpg
ワサビを溶かず塊のまま醤油の中に残し、
橋先でひとつまみして豆腐に載せる。

このバランスが大事だ。

何とも言えない最高の味がする。

B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12565366.jpg

もう次からワサビで食べると心に決めた。

尾崎さんから、
とっておきの純米酒をもう一本戴いた。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12542350.jpg

続けて封を切った。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12544457.jpg
早速続けて味わった。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12572058.jpg
こちらは加水していない原酒なので、
飲み口がハードだ。

しかも甘味を前面に出すので、
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12573063.jpg
この日の料理の流れに合わない。

しかも炙り明太子などとは相性が悪く、
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_12574072.jpg
お互いの良さを殺し合う禁忌の組み合わせだ。

組み合わせは大切だ。

この酒は食前に飲むのがふさわしい。
あるいはこの日の料理だと、
アヒージョ風の茄子のお浸しピリ辛仕上げと相性が良かった。

何事にも順番がある。
それを無視して物事を始めても、
上手きいかない事が多い。

京都の稲田さんが、
急遽来訪された。

雨が降らないチャンスを狙っていたらしい。

B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15430913.jpg
お目当てはオリジナルのマフラーだ。
最後の一本が熱烈なスバリストの手に渡った。

B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15432248.jpg
下回りを拝見したが、
文句のつけようがない美しさだった。
大事にされて幸せだろう。

快音を響かせながら西へ走り去った。

ff-1はまさに過渡期のクルマだった。

短命に終わったが、
それだけに魅力も大きい。

一番欲しいクルマだが、
結局乗るチャンスを掴めなかった。
その代わり1300Gと思う存分付き合い、
今でもその関係が続いている。

1300Gに乗り、
スバルが本物のクルマメーカーだと、
子供心に確信した。

とんでもない軽量高出力な発動機を持ち、
見た事も無いシャシーと排気レイアウト、
さらに素敵なスバルサウンド。

スバルらしさは「需要の創造」と、
「卓越した走行性能」だ。

その下支えになるのが、
安心と安全だ。

動力性能を置き去りにしたら、
スバルはその存在価値を失いかねない。

稲田さんが帰られた後、
スバルの歴史に残るクルマに乗った。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15464032.jpg
このクルマをコレクションに加えた理由は、
車格と動力性能が、
同時にブレイクスルーした、
始めてのスバル車だからだ。

車格は大切だ。

企業の足腰がしっかりしていない時に、
超弩級のSVXをリリースし、
大失敗した会社が、
よくもまあここまで立派になったと感心する。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15465289.jpg
このクルマの順番は間違っていない。
でも日本にクルマの良さを認識するより、
補助金や燃費ばかり重視する土壌が出来上がってしまった。

クルマの良さは、
パトカーに大量導入されたことでもわかる。

このサイズでクラウンが抜けると、
埋められる車がスバルしかないとは驚いた。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15470500.jpg
ここまでは何とかSTIもアイサイト無しで寄り切り、
ターボ車でtSを出して6MTもリリースした。

このクルマはリニアトロニックだが、
この際そんなことはどうでもよく、
コレクターとして外せない。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15471758.jpg
こればかりはワゴンでは意味がなく、
スバルの正統派セダンをコンプリートカーの形で手に入れたかった。
B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15472956.jpg
距離も驚くほど伸びていないので、
手を入れれば当初の性能は簡単に蘇るはずだ。

最近のインテリアの源流ともいえる、
マルチマテリアルで締めたトリムが洒落ている。

B4で解る本当の味の楽しみ方_f0076731_15474304.jpg
高級車ではなく、
あくまでもミドルセダンのコンプリートカーだから、
手の届く価格で提供できるのも嬉しい。

直下ターボのパンチ力は、
S402で培った特性に似て、
攻めると面白い走りを繰り広げる。

それより、
やはり何より嬉しいのは、
やはり車格が上がった事だ。

クラウンサイズに劣等感を持つ必要が無く、
もはやデザイン力でも頭一つ抜き出ている。

GTらしいGTを大切にしよう。
この後の熟成を楽しみにしてほしい。

Commented at 2017-08-22 22:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by はつ at 2017-08-23 00:02 x
社長こんばんは。
毎日ホントにお疲れ様です。蕎麦といい、冷奴といい、ツウすぎて脱帽です。蕎麦に日本酒をかけて食べられたらもうぐうの音も出ません(笑)先のSVX、お邪魔した際に見させていただきましたが、ぜひ、東京ご出張でのレポートも勝手ながら期待しております。でも、身体あっての事ご無理なさらず。
Commented by b-faction at 2017-08-23 12:33
ひょっこりさん、こんにちは。中央道の件はその後大変なことになってます。昨日の雨の後が心配でなりません。こちらは強烈な集中豪雨でした。
Commented by b-faction at 2017-08-23 12:38
はつさん、こんにちは。ワサビで緑豆寄せ豆腐は最高ですよ。インプレッサハウスの定番メニューに加えますね。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by b-faction | 2017-08-22 22:00 | Comments(4)

毎日の活動やスバルについてご紹介します


by b-faction
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30