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アウディA3の魅力とスバルXVの魅力を考察

開田に向かってXVで走り出すと、
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日本が過渡期にある事が、
改めて痛いほど解った。

いずれカーナビと言う概念は無くなり、
コネクテッドカーとしてクルマの一部になる。

でもこのアイテムも当分は捨てられないだろう。
ナビには取り込んだ音楽データなどの資産価値があるからね。
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典型的な木曽路を走る。
制限速度は50km/hだ。

この領域だとXVの最もウリである、
スバルグローバルプラットフォーム(SGP)が素晴らしく機能する。

インプレッサスポーツとXVは兄弟車だ。

でもXVの方が更に効果が高い。
ダンパーストロークが大きく、
その動きも適切だ。

これが今後フォレスターに導入され、
更に上へと広がっていく。

そうなると、
スバルのクオリティは欧州勢に、
負けないどころか、
中速や低速域で彼等を凌ぐ質感を持つだろう。

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アウディA3とスバルXVはは真逆の特性だ。

曲がりくねった細い道では、
スバルの良さが際立つ。

もしアウトバーンをこのクルマで走ると、
車体が上下に動く落ち着きのない走り味だろう。
でも日本でそんな走りはできないから、
全く無視する領域となる。

そのシチュエーションだと、
A3の方が乗り味が良い。

開田への途中に面白いチェックポイントがある。
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細く曲がりくねった山道を縫うようにして走った。

やはり狙い通りの走りになる。
ここにはニュル近郊の面影が漂う。

そこにXVを持ち込むと、
まるで水を得た魚だ。

ドイツで肉やチーズをバンバン食べた。

開田に向かいながら何が欲しくなったと思う?

三岳にある「みなもと屋」の豆腐が食べたくなった。

ところが廃業したのか暖簾が出ていない。

そこで開田高原の松原屋さんに向かった。
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松本から取り寄せた美味しい豆腐があるからだ。
狙い通りとても美味しい。

この木綿豆腐を買って木曽馬の里に行った。
手に入れたワサビを載せ塩だけで食べる。
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同じような食べ物が、
ニュルのホテルの朝食で毎日出た。
モッツァレラチーズだ。

トマトを添え、
オリーブオイルで食べると美味い。

じつはドイツで大豆を栽培することは難しい。
だから大豆を主原料とする豆腐の味は、
ドイツ人には分からなくても、
日本人にピタリとあてはまる。

ドイツで大豆が取れない理由は、
日本と土壌が異なるからだ。

戦時中ドイツと日本は同盟国だった。
ヒトラーは日本の蛋白源に興味を持ち、
大豆を取り寄せ戦時中の有望な糧秣にしようと試みた。

ところがだ。

Uボートで持ち帰り、
いくら植えても育たない。

だから豆腐の味はドイツで作れない。

XVに乗って胸が張れるのは、
「この味はドイツでは作れないな」と思うからだ。
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逆に乳製品を作らせたらドイツが美味いに決まっている。

お馴染みの開田高原ソフトクリームを久しぶりに食べた。
以前から味の変化を心配していた。
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乳製品の本場に居たせいもあり舌が少し肥えていた。
だからスタッフには厳しいかもしれなかったが、
辛口で批評を伝えた。

見てもわかる通り、
少し半透明な雰囲気がある。

その理由は氷結した水分が多めに混ざるからだ。

味にも納得がいかなかった。

ひょっとすると、
季節限定のアップル味が原材料に入ったのではないかと。

それに対して非常に真摯な回答が即座に返ってきた。

①鮮度は最優先で確保してあります。
機材のメンテも念入りにしています。

②問題は2台あるソフトクリーム抽出器の個体差です。
それと抽出迄の時間差による製品の個体差が生じていたようです。

事実製品差が生じており、
大至急対応いたしました。

ご指摘誠にありがとうございました。

とのことだった。
経営に携わる人からの回答だ。

大切なことは伝える。
これはクレームではなく愛情だ。

但しそれを上手く受け止める人と、
受け止め方が不器用な人が居る。

工房の責任者は少し受け止め方が不器用なのかもしれない。
良い製品を作る職人だが、
人の言葉に耳をあまり傾けないのだろう。
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アイスクリームを食べて、
腹ごなしに木曽馬に会った。

相変わらずいい男だ。
新鮮な草を食べたいようだった。

盛んに首を出して地面に生えた草をかじる。

ねだる時のゼスチャーだ。

近くに生えている好みの草をむしって食べさせた。

嬉しそうに食べる。

残さず食べさせようとして、
思わず手をしつこく近ずけすぎた。

「いてっ!」思わず叫ぶと、
ちょっと申し訳なさそうな顔をした。
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中指を嚙まれてしまったが、
木曽馬に全く悪気はない。


どうぞ怖がらずに草を食べさせてやってほしい。

しつこく持たず、
唇でフニフニとした頃合いで手を放せばよい。

手のひらを丸めずにそらすと良い。
木曽馬も絶対に噛まないように口に含む。

相変わらず良い雰囲気が漂う。

でも観光化にすがるあまり、
全体的にガツガツしてくると要注意だ。

そもそも人が多く来ることを好まない人が集まる場所だ。(笑)

これがなかなか難しい。

木曽馬は人間にとって動力源だったが、
今は全く違う。

現在は観光資源として有効活用し、
同時に種として保存するための学術的行為として繁殖させている。

馬からクルマへ。
ドイツに来るとなぜかいつも原点に帰る。

だから帰国すると無性に会いたくなるのだ。
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アウディはきちんとしたブランドコントロールが出来ている。

レンタカーのA3も、
ニュルで乗ったクワトロもメーターの表示は共通だった。
アウトバーンに乗るとナビ表示は不要だ。

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左手の指先で簡単に表示内容を根本から切り換えられる。
これは本当にすごい。
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瞬読性も高い。
それに加え面白いのは、
制限速度が実に正確に表示されることだ。

またレーンキープ機能も付いていて、
スバルの特性よりスムーズで良い。

使う速度領域が広いので、
スムーズなモーター制御だ。

スバルに比べて角が無い。
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ウインカースイッチの頭を押すと、
デフォルトでセットできるようになっている。
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赤丸が車線認識して、
機能がONしたことを示す部分だ。

緑の丸の中に制限速度を表示する。

実にリアルに切り替わる。
ナビデータなのか、
それとも何かが道路にあるのだろうか。

さらにご機嫌なのはラジオのクオリティが高い事だ。
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日本のAM放送も、
ステレオ化して音楽をもっと流せば、
ドイツのようにドライブ中に思いがけない曲を沢山楽しめる。


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中央の液晶画面に局の名前もロゴと一緒に出る。

この音楽配信はラジオファンに堪らないだろう。

日本だとくだらない喋りや、
音質の悪いモノラル放送で、
まるで野球中継専用かと思わせるような安っぽさしかない。

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開田から戻り、
買ってきた野菜を車から降ろした。
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カーゴルームはA3より間違いなく大きいし、
サブトランクも便利だ。
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土まるけの大根を二本、
この中に入れてきた。

世界戦略車だが日本の国情にっもぴったりだ。

こんなにお買い得なクルマを、
もっと世の中に普及させたい。

さあ頑張って売るぞ。


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by b-faction | 2017-09-14 17:35 | Comments(0)

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