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驚異のGC8型WRXラリースペシャル

いよいよ秋も深まった。
今年の長雨には閉口した。
降ってほしい肝心の時に降らず、
今になって雨が延々と続く。
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そんな中で運が良いのか、
思いっきり晴れた。

どこへテストドライブするか思案したが、
足が自然にジオパークへ向いた。
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リハビリ中のGC8は、
雪道を走った後しばらく休息した。

ラリーに参加するため、
各部を整備し中津スバルに来てから、
初めて本格的に高速道路を走った。

丁寧に、
それは丁寧に、
各部の動きを観察しながら、
じわりとアクセルを踏んだ。

その前夜、
埼玉から小暮さんが来訪された。
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珍しい電車を模したクレラップを頂戴した。
ありがとうございました。

小暮さんの目的はコンチネンタルタイヤにあった。
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今年車検を受けた愛機のWRXが、
追突されて全損になった。

幸いにも事故で受けた怪我は軽かったが、
追突されたWRXは無残な姿だった。

レガシィBP5のスペックBを入手され、
四国から北陸を回って中津川に来訪された。

クルマは良いがタイヤがダメだ。
購入したレガシィに台湾製のタイヤが装着されていた。

一度コンチを愛用すると、
あっという間に舌が肥える。

購入してすぐに変な感じがしたはずだ。
だから、
そのタイヤで走る事が我慢ならなくなった。

そんな訳で相談に来訪された。

BP5のスペックBはサイズが特殊だ。
それに合う18インチタイヤをコンチから選ぶとすると、
一種類しかない。

試してみる価値はあるので、
DWS06をおススメした。

しかもコスパが断トツだ。

帰りのドライブがきっと楽しかっただろう。
その場で装着して帰還された。

コンチネンタルをお買い上げいただき、
ありがとうございました。

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戴いたお土産も凝っていた。
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何となくわかるけど、
窓の中に何が現れるのか気になった。
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そこで一つ封を切った。
なるほどね。
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切断する時に、
キッチリ閉じろと言う事か。
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面白いね。
もしお時間が許せば感謝ディにもお出かけください。
お待ちしております。
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高速道路を何のトラブルもなく走った。
硬質な乗り心地だが、
意外なほど突き上げ感が無い。

長年放置されたダンパーだと思えない。
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速度が上昇すればするほど安定し、
もっと踏めと要求しているようだ。

メカニカルなノイズがコックピットに充満する。

まさに戦うためのマシンだ。

最近の軟なSTIには全く感じられなくなった、
まさしくスパルタンなクルマだと言える。

ロールケージを装備するので、
傾斜地での乗り降りは大変だが、
ボディ剛性の確保にも役立っている。

それにしても凄いクルマだ。
何しろ初めて味わうものが多すぎる。

競技車故に全体的には雑な印象なのに、
ミッションの手触りが秀逸だ。

物凄く良いタッチで入るので、
その部分だけはプレミアムカーのBLEさえ上回る。

これはスペシャリマシンとして、
何度も何度も手を入れたからではないだろうか。

マリオが知ったら随喜の涙を流すはずだ。

標準車とは全く違う世界が広がる。
高速道路だけでは十分なテストが出来ない。

そこで高地テストも兼ねて紅葉を楽しみに来た。
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後方を流れる小渋川は、
前日まで降り続いた雨の影響で緑色に濁っている。

この辺りにはこんな風景が至る所にある。

川底の石が緑色の場所もある。

三日も雨が降り続いたが、
一見穏やかに見える。

ところが、
いざ猛り狂うと、
恐ろしいほどの濁流が押し寄せる。

色もこんな生易しいモノではなく
真っ黒い水が怒涛の如く押し寄せるのだ。

不思議で仕方がなかったが、
その理由を後になって知った。

川の源流が赤石岳にあるからだ。

この下を中央構造線が東西に走っている。
複雑な地形を物語る場所だ。

小渋川はこの正面で伊那山脈にぶつかり、
急激に右折する。
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その地質的な影響もあったのだろう。

昭和39年に正面に見える山の側面が大崩壊した。
地滑りなどと言う生易しい災害ではなく、
本来なら硬いマイロナイトの岩盤が、
ごっそり縦に崩壊した。

水や岩石を交えた、
物凄い衝撃波が家屋を襲い、
42名の人が亡くったり行方不明になった。

崩れた岩塊が元の河原を埋め尽く、
水田に流れ込んだまま新たな流路と化した。

写真を良く見ると上の方に赤茶けた地層が見える。

これが領家帯と言われる花崗岩で出来た地層だ。
中央構造線北側に属する特徴的な地質だ。

その下に見えるグレーの部分がマイロナイトだ。
マイロナイトは深い深い地中で、
ゆっくり押し伸ばされながら出来上がった岩石で、
基本的に硬い。

それが地表に押し上げられ、
断層運動でクラックが入り、
地表近くで浸食氷結をした結果、
一気に瓦解した。

マイロナイトを砕石にすると、
物凄く品質が高い製品になる。

ここは日本で珍しい露出帯で、
採取した砕石で中央自動車道の路盤を作ったらしい。

水はけが良くしっかり締まる。

もともと緻密で硬いので崩れにくい。
ところが断層活動で深いクラックが入り、
長年の風化で大災害を引き起こした。

こういう場所にはエネルギーが満ちているので、
エネルギーに満ちたクルマは、
どうしても自然に引き寄せられる。

さあ次の場所を目指そう。
高い所まで掛け登り、
冷却水系に負荷を掛ける。

次は坂を駆け下りて、
ブレーキ性能を試す。

丁寧に丁寧に各部のコリを溶き解すのだ。
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ドンドン空が近くなり、
きれいな藍色に変わってくる。
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最高に澄んだ空気だ。
WRXにとって久しぶりの「美味い空気」に違いない。

小渋川の「源流」が見える場所でクルマを停め、
しばらく辺りを歩き回った。
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更にこの奥まで道は続く。
遠くに林道のガードが見える。

その先に豊口山への登山道がある。

熊が出ると怖いな。
その向こうには塩見岳がある。

御嶽山とほぼ同じ3047mだ。

この辺りにはそのレベルの山が連なっていて、
物凄く迫力のある風景を楽しめる。
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秋の風が吹き、
ますます空が青くなった。
左端に荒川岳が見える。

南アルプスの反対側には中央アルプスが聳え立つ。

山脈に来ると、
尾根のどの部分が何という山なのか判りにくい。
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背後には中央アルプスが聳える。
そして眼下に駒ケ根の町が広がっている。

今居る場所から西の方向を見て中津川を結ぶ。

すると自然にその直線の東方向は、
東京の品川へと向かっていく。

気が遠くなるほどの昔、
日本がまだ大陸の一部だった頃、
イザナギプレートが存在した。

それが今も地中深くを潜り込み続けている。

遥かな将来、
それが再び中央海嶺で浮かび上がる。

これがプレートテクトニクスの原理だ。

イザナギプレートに続いて、
太平洋プレートが出来た。

そのもぐりこむ部分が、
東日本大震災の震源地になった。

南海トラフで有名な、
フィリピン海プレートが生まれるのは更に後になる。

イザナギプレートは、
2億年ぐらい前に中央海嶺から浮かび上がった。

高温の下部マントルが上昇し地殻となったものだ。

2億年前と言えばジュラ紀に相当する。

その頃の海底にあった岩石が、
日本列島に徐々に近ずき沈み込む。

その時に上面にできた様々な物体を、
大陸プレートが削ぎ落とす。

それを付加体と言い、
次々と押し重なるよう残していく。

南アルプスはその付加体で出来上がった。

この辺りの高い山に、
海底でできた石灰岩質の山肌が見えるのは、
そのような理由からだ。

その付加体の他に、
更に大昔の古傷がある。

大陸から日本列島が日本海の陥没で独立した時、
太古の大地震で出来上がった断層も、
そのままそっくり一緒にくっついてきた。

それが中央構造線だと、
最近の地質学で明らかになった。

2億年前にできたプレートが、
日本列島になる前の大陸プレートにこそぎ落とした付加体が、
250万年前に始まった造山運動と深く関わる。
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250万年前は真っ平らだった。

それを証明するには、
今現在の高地をプロットし、
そこに平面を置くと導き出せるという。

分かり易く言うと、
山の頂点にベニヤ板を置くと再現できるのだそうだ。

それだ算出した地形が一番上のAらしい。
太古の地形を簡単に示せる。

左端にある阿寺山脈は、
中津川市に近い。

そこから枝分かれするように、
恵那山を最西端にして木曽山脈がある。

更にその隣に伊那山脈と、
南アルプスを構成する赤石山脈がある。

造山活動で山がどんどん高くなると、
相対的に他が沈下し谷を創る。

中央構造線のために、
造山活動中の境目から折れて、
伊那山脈ができあがった。

現在の木曽谷や伊那谷が出来たのは約30万年前で、
その隆起は今も続いている。
凄いな。
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その赤石山脈の中心が赤石岳だ。
正面の山が3121mの赤石岳で、
そこを源流にして小渋川が流れている。
ここから見ると自然のスケールに圧倒される。
足元には至る所に緑色の岩がある。

これは緑色岩で、
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他にも緑色片岩に触れることが出来る。

当たり前のようにあるが、
これは海底でできた岩石だ。

その名残で緑色をしている。
この石を含む地質が削れるために、
雨が降ると川に薄緑色の水が流れる。
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ところが赤石山脈の付加体は、
かなり異なる地質なので、
もし山肌を大きく削る大雨が降ると、
荒れ狂う激流の色が一気に変わる。
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小渋川を辿り源流を見ると、
確かに真っ黒は岩肌が見える。

ここはまさにジオパークだ。

この場所に通うようになって何年経つだろうか。

何かで繋がっていたとしか思えない。

東京都名古屋を結ぶリニアモーターカーは、
この真下を貫通して走る。
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上の立体模型を見ると、
地図では解らないリアルさが解る。
左端に中津川があり、
緑の縁が中央新幹線の予定路線を示す。

赤い丸が現在位置で、
赤い矢印の方向が赤石岳だ。

背後の中央構造線の持つ意味が、
この模型から良く解る。

今も動いている現役の断層だ。

長居したら寒くなってきた。
紅葉にはまだ少し早いな。

今年もう一度訪れよう。
長い下り坂をリズミカルに走った。

タイヤの限界が掴めないので、
あまり無理はできない。

タイヤの溝はまだ深いが、
古いポテンザが装着されている。

ブレーキも最近のスバル車に比べたら、
全く持って信用できない。

熱を持つと急にスポンジーになり、
連続して負荷をかけるブレーキではない。

これらのネガを上手く解消し、
レディスラリーに参加する。

最高のコンディションなら活躍が期待できるだろう。

今後がますます楽しみになる、
良いテストが出来た。

Commented by toru0911 at 2017-10-20 20:52
いつも楽しい、ためになる記事をありがとうございます。

正にこのタイヤ(コンチDWS06)にしたいなあと思っています。
一年に一度か二度、うっすら雪が積もる程度の神戸市北区在住です。

ただ愛車はBP5B 2.0Rですので、純正サイズがありません。
215/40R18へのインチアップが妥当でしょうか。

来年の秋になりますが、予約して伺いたいと思います。

よろしくお願いします。
Commented by b-faction at 2017-10-21 07:13
> toru0911さん
是非お出かけください。2.0Rへの装着を一度試してみますね。お楽しみに。
Commented by こぐぷー at 2017-10-22 00:19 x
この間は、無理を言って交換して頂き
ありがとうございます。
帰り道は、それまでの紙の上をチョロチョロ走る
感じから、もっちりしてしっかり路面を
感じるようになりました。
オールシーズンなので、急な天候の変化でも
安心できるかと思い、色々な場面をつかって
耐久テストをしていきたいと思います。
車も再び育てていきたいと思いますので
面倒をみてください、よろしくお願いします。
Commented by b-faction at 2017-10-22 07:26
こぐぷーさん、おはようございます。こちらこそありがとうございました。良くないタイヤとの明確な比較ができたと思います。いつでもお越しください。お待ちしています。
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by b-faction | 2017-10-19 21:52 | Comments(4)

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