雪上走行から帰り、ブログをまとめ家に帰ると、
大好物のトマトを丸ごと入れたおでんが待っていた。
これを肴に、
美味しいお酒を楽しんだ。

元々この地域に「トマトおでん」など存在しない。
見た事も聞いたことも無かった。
むしろ子供の頃は、
おでんと言えば色々茹でて、
八丁味噌を塗りたくって食べる料理だった。
だから鍋の中央には、
ぐつぐつ煮えた甘い八丁味噌の壺があった。
当時は当たり前だった大衆食堂の定番メニューで、
中津スバルのすぐ隣にあった「旭食堂」で飛ぶように売れていた。
味の抜けたような竹輪や蒟蒻に竹串が刺さっていて、
それに味噌を塗りたくって食べた。
ところが学生時代に東京へ移ると、
「おでん」とばったり縁が切れた。
味噌を塗る文化などどこにもない。
ましてや、
自分で作ったりしないし、
おでんのあるような店に出入りさえしなくなった。
そしていつの間にか、
そんなに好きでも嫌いでもない、
記憶に残らないような食べ物になった。
ところがだ、
凄いものを見ると好みが変わる。
15年位前に東京へ出張した時の事だった。
船井総研の会議があり、
前の夜に集り懇親会をすることになっていた。
会社を出るのが遅れたので、
新横浜を過ぎたころには宴席も終わりかけていた。
仕方がないので八重洲口からホテルに向かう間、
何か美味しそうなものが無いかと探りながら歩いた。
すると八丁堀のあたりで、
左側に「おでん専門店」と書かれた上品な店があった。
「一人でもいいですか」と恐る恐る聞いた。
というのも最近は知らないが、
当時新宿西口あたりだと、
時間外れに一人で入ろうとすると冷たく断られた。
そんな事もあり、
田舎者が縮こまってカウンターに座ると立派なメニューが出た。
店員もみな白いかっぽう着姿で、
明らかに格式が高そうに見えた。
数品ポピュラーなおでんを注文し、
もう一度メニューを良く見たら、
「トマト」と書いてあった。
確か180円から230円ぐらいの値付けだった気がする。
これは面白い。
その斬新さに脱帽し早速注文した。
出てくるまでにかなりの時間を要したが、
アツアツのトマトと出汁の相性の良さに感動した。
その店には一度行ったきりだが、
妻にその話をすると早速作ってくれた。
それ以来、
良いトマトがあると素敵な色合いのおでんが食卓に現れる。
この日の「妻流おでん」も、
専門店を凌駕するほどの味だった。
翌朝は予想していたとは言うものの、
「街中が冷凍庫の中に入ってしまった」、
そうと感じるくらい冷え込んだ。

関東に続いて中部地方を寒波が襲った。
暗いうちに出社するのを躊躇うほどで、
7時を過ぎてからクルマに乗った。

開田で体験した最低気温が、
そのまま中津川にスライドした。
これは山間部と言えども、
中津川で体感すると厳しい寒さだ。
今朝の最低気温はマイナス9度近く近くまで下がったかもしれない。
厳しい寒さとツルツルの路面だが、
前日のスノードライブが予習になり、
実に余裕をもって走ることが出来た。

テンロクのXVを久しぶりに走らせて、
改めて振り返ると昨夜食べたおでんの味を思い出した。
その前に、
昨日のブログで紹介した熊について補足する。
あれは獰猛で大きなヒグマだ。
北海道の様な亜寒帯では動物が大型化する傾向がある。
従ってヒグマは本州の熊より一回り以上デカい。
開田に居るのはツキノワグマだ。

ヒグマよりのどかな顔をしているが、
絶対に舐めてはいけない。
ツキノワグマでも北海道並みに寒い開田では、
かなり大きな個体が居ることが解っている。
この近くにもいる可能性は高いので、
用心に越したことはない。

テンロクは新型XVにとって、
当たり前にある大衆食堂の定番メニューだ。
今回は2リットルだけが直噴化し、
少し取り残された印象なのだ。
しかし美味しい食堂で作った料理のように、
本来ならば飛ぶように売れて良い商品だ。
エンジン制御にECOモードすら持たず、
味の抜けたような竹輪や蒟蒻に竹串が刺さった状態かというと、
決してそんなことはない。
だから味噌を塗りたくって食べる必要が無い。
まるで東京の八丁堀で食べた、
「トマトのおでん」の様に素直な味で美味い。
そんなに好きでも嫌いでもない、
記憶に残らないようなクルマでは無く、
なかなか凄いじゃないかと感じさせられた。
そこに気が付くと好みが変わる。
マイナーチェンジ後のテンロクを、
早く味わいたくてドキドキしてきた。
オレンジのベースモデルが届く日を待ち望んでいる。

やっぱりスバルには雪が似合うな。
真横も悪くないが、
もうわずかに斜め後ろから見た姿が一番素敵だ。
この1.6i-Lに対して、
次の愛機として注文した、
廉価版の1.6iはどこがどう違うか。

フォグランプを全車前後とも標準装備し、
センターでは無く右側に付けた。
一番安くてもそこに変わりは無い。
ルーフレールを選択すると、
自動的にアンテナがシャークフィンに代わる。
今更それは何も珍しくないので、
いっそのことアンテナなど無くせばスッキリするのに、
それはレガシィだけの特権らしい。

廉価版のベースモデルは、
X-Modeとハ゜ト゛ルシフトを制御面で省略し、
マルチファンクションディスプレィ(MFD)を、
インフォメーションメーターに置き換えた。
従って性能面では全く不変だと考えて良い。

青森などの寒冷地で昔からスバルが親しまれた理由は、
生活4WDとして定着し、
暮らしに溶け込んだニース゛を燻蒸し続けたからだ。
だからそのような目的で購入するなら、
X-Modeはほとんど必要ない。

パドルシフトも便利なように見えるが、
実は最近ほとんど使った事が無い。
それはブレーキが非常に良くなっているので、
フットブレーキでスムーズに減速させる方が、
荷重変化が大きく起きなくて都合が良い。
挙動が安定し摩擦力を支配する力が増すので、
パッセンジャーにとって気持ちの良い運転になる。
簡単に言えば「この人、運転が上手い」と驚く。
パドルを使うと状況によって、
変速時の回転変化が急に起き、
それが不安定な挙動を誘発しかねない。
だからコーナーの先が上り坂だったり、
見えないので次に備える場合以外、
無闇にシフトダウンする必要は無い。
だからパドルシフトが無いからと言って、
特段困るわけでは無い。

これらの事から詳しく分析した結果、
上下のグレードにおける仕様の差が非常に少ない事が解った。
項目的にはルーフレールの他にも、
LEDヘッドライトや、
クリアビューパックもメーカーオプションとして用意されている。
それらも全てレスした。
だって重くなる要素ばかり目立つんだもの。

それにしても新型XVは、
雪道の上でも抜群の安定性を備えている。
このクルマに初めて乗った時、
河原の不整地を走り標高1500m以上の高地まで駆け上った。
その時にも感心したが、
完全な積雪路の安定性もすこぶる高い。
これなら、
腕に自信のあるドライバーにも、
格好の選択対象になるはずだ。
WRXやBRZ、
また古いSUBARUを愛好する人のセカンドカーとして楽しめる。
最近の売れ筋軽自動車と似たような価格帯だ。

新型のテンロクが軽快な理由は、
トルクコンバーターやクランクプーリー等の、
回転する要素を丁寧に軽量化した所にある。
すなわちイナーシャの低減を徹底的に追求した結果、
以前のエンジンと見た目にはほとんど差が無くても、
実際のフィーリングが大きく変わった。
上の燃費計に表示されているように、
等速走行時における燃費も抜群に良い。
国道19号線を上松まで流すと、
1リットルで15km近く走る。
しかも燃費など全く気にせずに出た数値だ。
回転要素が軽くなったので、
2リットルよりテンロクの方がエンジンはより吹け上がり易い。
それは結果として軽快感が増す事に繋がった。
新型FB16の自然吸気エンジンは、
1600ccのキャパシティを意識させない。
SUBARU全体から見たらミドルクラスと言える、
1400kgを超える車体を、
気持ち良く前へ前へと走らせる。
その出足の良さは動画を見れば分かるはずだ。
エンジン回転のピックアップも極めて良い。

コンビネーションメーターの中に組み込まれた、
マルチインフォメーションディスプレイは、
確かに格好が良いけれど旧態依然としている。
MFDと統合して一か所にまとめ、
インパネ全体を低く知る事も可能だ。
廉価版のMFDと言える、
インフォメーションメーターにも、
外気温、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離、平均車速、時計は表示される。
メーター内のマルチインフォメーションディスプレィは共通で、
アイサイト関連の表示を出す。
だが、
一つにまとめたほうが良い。
そしてラジオや空調関係だけ、
専用のの液晶パネルで表示させる方が論理的だろう。
ベースモデルはUSB電源を持たない。
これはBRZと同じなので違和感はない。
昔からある12V電源は、
インパネセンタートレイとコンソールBOX内にあるので、
アタッチメントを付けるだけだ。
シートはほぼ共通だし、
リヤシートのセンターアームレストも邪魔なだけだ。
フロントガラスや前席ドアガラスはUVカットになっている。
一世を風靡した「ブロンズガラス」に代わりスモークフィルムが流行して、
今では濃色ガラスに落ち着いた。
見られて困るものは載せないし、
隠すと整理整頓を怠るので、
久し振りに開放感のある、
クリヤガラス仕様に乗るのも悪くない。
ジムで使うギヤを積んでいるが、
水着関係とスエットの上下があれば後は無用だ。
週に一度コアリメイクし、
多くても3度泳ぐのに大した道具は必要ない。
先を閉鎖された道路をまず1往復してから、
8回ほど完熟走行し2度目の走行動画を撮影した。

エンジンを掛けっぱなしでかわら版用の画像も撮影した。
流石に燃費は一桁になったが、
あっという間に回復して言う様子が愉しい。

木曽福島を経由し、
国道19号線に出ると真っ白になっていた。
午後二時になっても氷点下から抜け出せず、
降り積もる雪が解けない。

本来の冬とはこういうもので、
今までが少し楽過ぎたともいえる。
やっぱりどこかで帳尻が合うのだ。
長距離を走った後で、
お尻が動く様子がれっきとして現れる。

内部のウレタンが優しく汗を吸収し、
そのおかげで快適なのだが、
そのウレタンが悪戯して表皮を少し変形させる。
放って置いて良いのだが、
何となく気になる人も多いだろう。
レザーシートだとテキスタイルより馴染みが遅い。
なので、
他のレザーシートを愛用した事のある人には、
これが違和感を感じさせるかもしれない。
機能に全く問題は無いので安心して良いが、
もっと張りのあるシートにして、
お尻の動きを抑制する方が、
長く座るには相応しいと思う。
いっそのことシートを替えようか。
この機会に先日のオートサロンで発表された、
レカロの新作を試すのも良いかもしれない。
レカロ関係者で詳しい人がいらっしゃったら、
ぜひ詳しい商品概要を紹介して欲しい。

終わり