スバルXVの卓越した雪上性能
2018年 01月 25日
これを肴に、
美味しいお酒を楽しんだ。
関東に続いて中部地方を寒波が襲った。 開田で体験した最低気温が、
テンロクのXVを久しぶりに走らせて、
ヒグマよりのどかな顔をしているが、
フォグランプを全車前後とも標準装備し、
パドルシフトも便利なように見えるが、
エンジンを掛けっぱなしでかわら版用の画像も撮影した。
本来の冬とはこういうもので、
内部のウレタンが優しく汗を吸収し、
元々この地域に「トマトおでん」など存在しない。
見た事も聞いたことも無かった。
むしろ子供の頃は、
おでんと言えば色々茹でて、
八丁味噌を塗りたくって食べる料理だった。
だから鍋の中央には、
ぐつぐつ煮えた甘い八丁味噌の壺があった。
当時は当たり前だった大衆食堂の定番メニューで、
中津スバルのすぐ隣にあった「旭食堂」で飛ぶように売れていた。
味の抜けたような竹輪や蒟蒻に竹串が刺さっていて、
それに味噌を塗りたくって食べた。
ところが学生時代に東京へ移ると、
「おでん」とばったり縁が切れた。
味噌を塗る文化などどこにもない。
ましてや、
自分で作ったりしないし、
おでんのあるような店に出入りさえしなくなった。
そしていつの間にか、
そんなに好きでも嫌いでもない、
記憶に残らないような食べ物になった。
ところがだ、
凄いものを見ると好みが変わる。
15年位前に東京へ出張した時の事だった。
船井総研の会議があり、
前の夜に集り懇親会をすることになっていた。
会社を出るのが遅れたので、
新横浜を過ぎたころには宴席も終わりかけていた。
仕方がないので八重洲口からホテルに向かう間、
何か美味しそうなものが無いかと探りながら歩いた。
すると八丁堀のあたりで、
左側に「おでん専門店」と書かれた上品な店があった。
「一人でもいいですか」と恐る恐る聞いた。
というのも最近は知らないが、
当時新宿西口あたりだと、
時間外れに一人で入ろうとすると冷たく断られた。
そんな事もあり、
田舎者が縮こまってカウンターに座ると立派なメニューが出た。
店員もみな白いかっぽう着姿で、
明らかに格式が高そうに見えた。
数品ポピュラーなおでんを注文し、
もう一度メニューを良く見たら、
「トマト」と書いてあった。
確か180円から230円ぐらいの値付けだった気がする。
これは面白い。
その斬新さに脱帽し早速注文した。
出てくるまでにかなりの時間を要したが、
アツアツのトマトと出汁の相性の良さに感動した。
その店には一度行ったきりだが、
妻にその話をすると早速作ってくれた。
それ以来、
良いトマトがあると素敵な色合いのおでんが食卓に現れる。
この日の「妻流おでん」も、
専門店を凌駕するほどの味だった。
翌朝は予想していたとは言うものの、
「街中が冷凍庫の中に入ってしまった」、
そうと感じるくらい冷え込んだ。
暗いうちに出社するのを躊躇うほどで、
7時を過ぎてからクルマに乗った。
そのまま中津川にスライドした。
これは山間部と言えども、
中津川で体感すると厳しい寒さだ。
今朝の最低気温はマイナス9度近く近くまで下がったかもしれない。
厳しい寒さとツルツルの路面だが、
前日のスノードライブが予習になり、
実に余裕をもって走ることが出来た。
改めて振り返ると昨夜食べたおでんの味を思い出した。
その前に、
昨日のブログで紹介した熊について補足する。
あれは獰猛で大きなヒグマだ。
北海道の様な亜寒帯では動物が大型化する傾向がある。
従ってヒグマは本州の熊より一回り以上デカい。
開田に居るのはツキノワグマだ。
絶対に舐めてはいけない。
ツキノワグマでも北海道並みに寒い開田では、
かなり大きな個体が居ることが解っている。
この近くにもいる可能性は高いので、
用心に越したことはない。
テンロクは新型XVにとって、
当たり前にある大衆食堂の定番メニューだ。
今回は2リットルだけが直噴化し、
少し取り残された印象なのだ。
しかし美味しい食堂で作った料理のように、
本来ならば飛ぶように売れて良い商品だ。
エンジン制御にECOモードすら持たず、
味の抜けたような竹輪や蒟蒻に竹串が刺さった状態かというと、
決してそんなことはない。
だから味噌を塗りたくって食べる必要が無い。
まるで東京の八丁堀で食べた、
「トマトのおでん」の様に素直な味で美味い。
そんなに好きでも嫌いでもない、
記憶に残らないようなクルマでは無く、
なかなか凄いじゃないかと感じさせられた。
そこに気が付くと好みが変わる。
マイナーチェンジ後のテンロクを、
早く味わいたくてドキドキしてきた。
オレンジのベースモデルが届く日を待ち望んでいる。
やっぱりスバルには雪が似合うな。
真横も悪くないが、
もうわずかに斜め後ろから見た姿が一番素敵だ。この1.6i-Lに対して、
次の愛機として注文した、
廉価版の1.6iはどこがどう違うか。
センターでは無く右側に付けた。
一番安くてもそこに変わりは無い。
ルーフレールを選択すると、
自動的にアンテナがシャークフィンに代わる。
今更それは何も珍しくないので、
いっそのことアンテナなど無くせばスッキリするのに、
それはレガシィだけの特権らしい。
廉価版のベースモデルは、
X-Modeとハ゜ト゛ルシフトを制御面で省略し、
マルチファンクションディスプレィ(MFD)を、
インフォメーションメーターに置き換えた。
従って性能面では全く不変だと考えて良い。
青森などの寒冷地で昔からスバルが親しまれた理由は、
生活4WDとして定着し、
暮らしに溶け込んだニース゛を燻蒸し続けたからだ。
だからそのような目的で購入するなら、
X-Modeはほとんど必要ない。
実は最近ほとんど使った事が無い。
それはブレーキが非常に良くなっているので、
フットブレーキでスムーズに減速させる方が、
荷重変化が大きく起きなくて都合が良い。
挙動が安定し摩擦力を支配する力が増すので、
パッセンジャーにとって気持ちの良い運転になる。
簡単に言えば「この人、運転が上手い」と驚く。
パドルを使うと状況によって、
変速時の回転変化が急に起き、
それが不安定な挙動を誘発しかねない。
だからコーナーの先が上り坂だったり、
見えないので次に備える場合以外、
無闇にシフトダウンする必要は無い。
だからパドルシフトが無いからと言って、
特段困るわけでは無い。
これらの事から詳しく分析した結果、
上下のグレードにおける仕様の差が非常に少ない事が解った。
項目的にはルーフレールの他にも、
LEDヘッドライトや、
クリアビューパックもメーカーオプションとして用意されている。
それらも全てレスした。
だって重くなる要素ばかり目立つんだもの。
それにしても新型XVは、
雪道の上でも抜群の安定性を備えている。
このクルマに初めて乗った時、
河原の不整地を走り標高1500m以上の高地まで駆け上った。
その時にも感心したが、
完全な積雪路の安定性もすこぶる高い。
これなら、
腕に自信のあるドライバーにも、
格好の選択対象になるはずだ。
WRXやBRZ、
また古いSUBARUを愛好する人のセカンドカーとして楽しめる。
最近の売れ筋軽自動車と似たような価格帯だ。
新型のテンロクが軽快な理由は、
トルクコンバーターやクランクプーリー等の、
回転する要素を丁寧に軽量化した所にある。
すなわちイナーシャの低減を徹底的に追求した結果、
以前のエンジンと見た目にはほとんど差が無くても、
実際のフィーリングが大きく変わった。
上の燃費計に表示されているように、
等速走行時における燃費も抜群に良い。
国道19号線を上松まで流すと、
1リットルで15km近く走る。
しかも燃費など全く気にせずに出た数値だ。
回転要素が軽くなったので、
2リットルよりテンロクの方がエンジンはより吹け上がり易い。
それは結果として軽快感が増す事に繋がった。
新型FB16の自然吸気エンジンは、
1600ccのキャパシティを意識させない。
SUBARU全体から見たらミドルクラスと言える、
1400kgを超える車体を、
気持ち良く前へ前へと走らせる。
その出足の良さは動画を見れば分かるはずだ。
エンジン回転のピックアップも極めて良い。
コンビネーションメーターの中に組み込まれた、
マルチインフォメーションディスプレイは、
確かに格好が良いけれど旧態依然としている。
MFDと統合して一か所にまとめ、
インパネ全体を低く知る事も可能だ。
廉価版のMFDと言える、
インフォメーションメーターにも、
外気温、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離、平均車速、時計は表示される。
メーター内のマルチインフォメーションディスプレィは共通で、
アイサイト関連の表示を出す。
だが、
一つにまとめたほうが良い。
そしてラジオや空調関係だけ、
専用のの液晶パネルで表示させる方が論理的だろう。
ベースモデルはUSB電源を持たない。
これはBRZと同じなので違和感はない。
昔からある12V電源は、
インパネセンタートレイとコンソールBOX内にあるので、
アタッチメントを付けるだけだ。
シートはほぼ共通だし、
リヤシートのセンターアームレストも邪魔なだけだ。
フロントガラスや前席ドアガラスはUVカットになっている。
一世を風靡した「ブロンズガラス」に代わりスモークフィルムが流行して、
今では濃色ガラスに落ち着いた。
見られて困るものは載せないし、
隠すと整理整頓を怠るので、
久し振りに開放感のある、
クリヤガラス仕様に乗るのも悪くない。
ジムで使うギヤを積んでいるが、
水着関係とスエットの上下があれば後は無用だ。
週に一度コアリメイクし、
多くても3度泳ぐのに大した道具は必要ない。
先を閉鎖された道路をまず1往復してから、
8回ほど完熟走行し2度目の走行動画を撮影した。
流石に燃費は一桁になったが、
あっという間に回復して言う様子が愉しい。 木曽福島を経由し、
国道19号線に出ると真っ白になっていた。
午後二時になっても氷点下から抜け出せず、
降り積もる雪が解けない。
今までが少し楽過ぎたともいえる。
やっぱりどこかで帳尻が合うのだ。
長距離を走った後で、
お尻が動く様子がれっきとして現れる。
そのおかげで快適なのだが、
そのウレタンが悪戯して表皮を少し変形させる。
放って置いて良いのだが、
何となく気になる人も多いだろう。
レザーシートだとテキスタイルより馴染みが遅い。
なので、
他のレザーシートを愛用した事のある人には、
これが違和感を感じさせるかもしれない。
機能に全く問題は無いので安心して良いが、
もっと張りのあるシートにして、
お尻の動きを抑制する方が、
長く座るには相応しいと思う。
いっそのことシートを替えようか。
この機会に先日のオートサロンで発表された、
レカロの新作を試すのも良いかもしれない。
レカロ関係者で詳しい人がいらっしゃったら、
ぜひ詳しい商品概要を紹介して欲しい。
by b-faction
| 2018-01-25 22:00
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