
この生菓子に対して輸入物や、
日持ちするように加工された食品は全く歯が立たない。
いくら海外に優れた生産拠点を持ち、
従業員を高度に教育しても作れない。
たとえ高品質に作っても、
深い味を出すことは無理だ。
最近は冷凍食品のレベルも高い。
幅広く洋菓子を売るチェーン店は、
ケーキなどを冷凍輸送して解凍後に販売する。

このケーキの製造から流通までを確認したわけでは無いが、
生の状態から間を置かずに食べる味だと感じた。
もし冷凍流通なら、
この舌が二流と言う事だろう(笑)
冷凍したら再現できない。
つまり、
安く輸入する事は絶対無理な味なんだ。
日持ちしないお菓子には特有の味の良さがある。

口に入れた瞬間のしっとりした食感。
これは美味い!
甘さ控えめでバニラの香りが心地よい。
長江さんの愛機BPEを車検でお預かりし、
ようやくお返しすることが出来た。

美味しいお土産をありがとうございました。
先日取材に来た二人は、
いづれも勝るとも劣らぬ内燃機ファンだ。

しかもボクサーエンジンが女より好きな二人だから、

撮影する姿もヌードを撮るかの如く艶めかしい。
徐々に脱がしていく篠山紀信の様に、
実にプロらしく手際のよい撮影だった。
人間だけでなく生き物は周期的な行動を繰り返す。
昨年の記録を見て驚いた。
すっかり忘れていたが、
このコンビは昨年の1月24日に中津スバルを訪れていた。

嬉しいよね。
この時も過給機付きの水平対向エンジンを、
まるで女を見るような目で愛でた。
やっぱり水平対向エンジンは良いよね。
この世から女が居なくなることがあり得ないように、
この世から内燃機が無くなることもあり得ない。
使い分けは合っても、
100%置き換わるなんて非効率的すぎる。
一流のガソリンエンジンが、
絶対にこの世から消える筈が無い。
永久にステキなスバルの話題を提供しようじゃないか。
二人が連れてきた最強の寒気は、
今日も一日中居座った。
今朝も最低気温は7℃を下回り、
室内の配管まで凍り始めた。

洗濯機は全く水が出なくなり、
仕事全般に支障をきたし始めた。
そればかりか、
工房にあり、
最もみんなが良く使う流し台の水も出なくなった。

温風を掛けて蛇口さえ溶かせば、
地下水を利用しているので回復が早い。

出始めた事は良いが、
今度は配水管が凍り始め水が抜けていかなくなった。
しかし水道水と違って、
ここから地下水が真価を発揮する。
夏は冷たくて気持ちが良いし、
今朝の様な寒い朝はまるでお湯の様に湯気を出す。
計った事は無いけれど18℃くらいあるんじゃないだろうか。
外の水道管も全部凍結しているが、
熱で溶かすのは大変だし無理しなくても天日に当たれば溶ける。
しばらく水源が回復不可能だから、
当然温水ウオッシャーも使えない。

ここで内燃機が活躍する。
場内の蛇口から暖かい井戸水を引っ張り、
エンジンウオッシャーを使えば、
業務用の高圧ウオッシャー並みの仕事ができる。
北原課長が気合いを入れてリコイルスターターを引いた。
ポンポンポンポンと特徴ある排気音を出し、
単気筒エンジンが始動した。
いいなあ。
この音。
ベンツミュージアムで聞いた、
世界発の自動車用ガソリンエンジンの音だ。
早速西尾君が使い始めた。
100Vの電動ポンプではこの力を出せない。

開田高原を走って、
シャシーに雪の塊を付けたXVが、
あっという間に綺麗になった。
勿論電気も便利だから、
全て否定するわけでは無い。
子供のころガスで湯を沸かし魔法瓶に入れた。
だが最近はほとんど電気で沸かす。
だから湯を沸かしてから入れる、
昔ながらの大きな魔法瓶を目にする事は無くなった。
コーヒーメーカーや、
簡単な保温マグカップなど原理を応用したものは多い。
でも「魔法瓶」はもう死語かと思っていた。
とんでもない誤りだった。
事務所で使っていた電気ポットがご臨終して、
リリーフピッチャーが登板した。

望桜荘でたまに使うだけの古い電気ポットだ。
不都合はないが1998年生と記されている。
もうその頃から中国製が当たり前になっていて、
20年も使える事実に驚いた。
最近の電気ポットの状況が知りたくなり、
家電量販店に足を延ばした。

馬鹿に出来ないね。
電気代が年間で7000円しかかからないと、
それを売り物にした電気魔法瓶が並んでいた。

ちゃんと「魔法瓶」と書いてある。
嬉しいね。
懐かしい。
交渉したら1万円ぐらいで入手できた。
購入したブランドはタイガーで、
リリーフした20年前の電気ポットは象印製品だ。
共に長年のライバル同士だ。
最新のタイガー製品が20年も使えるかどうかは別にして、
省エネ効率を試したくなり購入した。
電気ポットって意外に電気を喰うらしい。
でも出社したら直ぐに熱いコーヒーが飲みたい。
省エネ型なら、
そんな我儘な使い方にぴったりだ。
もう一つ探していたのは吸入器だ。
最近は医療用でしか使われない高度なシステムが、
徐々に民生用に降りてきている。

量販店の店頭で初めて見たが、
構造を見て欲しくなった。
何しろ最近数年連続で、
2月になると体調を崩す。
昨年の2月の風邪では後遺症が残り、
匂いが以前の半分くらいしか判らなくなった。
早速蓋を開けると間違えて使わないよう、
念入りな説明が繰り返される。
サイズこそ違うが、
耳鼻咽喉科で使われている吸入器と似た所が多い。

パッケージに驚いた。
ビニールテープで止めたような安普請では無く、
完全にシールされ梱包されていた。

電化製品と言うより医療器としての雰囲気が漂う。
早速セットして、
生産国を見るとやはり中国製だった。

事務所には加湿器も置いてある。
勿論中国製だ。

しかし加湿器とは構造がかなり違い、

生理食塩水で優しく吸入することもできる。
うがいでは届かない場所の鞭毛をいたわるので、
ウイルスに対する抵抗力が高まるらしい。

中国のおかげで安くて良い商品が手元まで降りてきた。
最近の情報で知ったが、
中国は特に北京辺りで大気汚染が減り、
随分青空も見えるようになったらしい。
中国製品は良くないと一連の事件でイメージが出来上がっているが、
永い眠りから目覚めた中国が躍進するのは当たり前だ。
もともと日本の先生だから侮ってはいけない。
但し眠りが長すぎて、
線グラフでいう所の時間軸が相当歪んでいる。
それを挽回するには海外から技術導入し、
強烈な社会主義を発揮して、
強引に国の方向性を定めるしかない。
時間があればできるが、
時間が無い。
なので海外から企業ごと時間軸を買い取る訳だ。
分かり易い国じゃないか。
13億人以上人がいて、
その実態も為政者自体がはっきり解らない。
人間の価値もその場所によって様々で、
国内でどれほど揉め事があるのかも外からは見えない。
問題が起きれば、
即座に力ずくで「制圧」する。
それが中国を成り立たせるための「やり方」なのだ。
4000年の歴史は凄みを持つ。
昔は北京郊外の砂漠化が問題だったが、
いつも間にか大気汚染とごちゃまぜになった。
だから、
空気が綺麗だからと言って油断できない。
砂漠化の発端は政府による強引な灌漑事業が発端だ。
作物を大量に栽培する目的で、
貴重な地衣類を悪戯に剥ぎ取り、
生態系のバランスを崩したことが発端だ。
それに対して、
酷い空気汚染は急激な電力化による石炭発電の増加や、
石炭そのものによる低質なエネルギー化が原因だ。
中国の政治体制は「絶対主義」だ。
衛星状の政党はあっても、
絶対に政権が握れない仕組みで永久に中国共産党の独裁だ。
しかし、
それでなければ世界最大の規模で、
多様な人種を抱えた国家を成り立たせられない。
天安門事件で民主化運動が蜂起し、
米国が介入しようとした時も、
中国政府は明確に撥ねつけた。
「それが中国のやり方だ」
異論は無用と言わんばかりで、
それに対して米国は沈黙するしかなかった。
ソ連が崩壊し、
ベルリンの壁が崩れたのと対照的に、
黄色人種の世界では独特の政治体系が温存した。
これは実に面白い事だ。
この時に実感した。
日本と中国は永久にパートナーシップを大切にすべきだと。
中国は北京オリンピックで世界中に晒した恥を、
国家を上げて改善に乗り出し、
短期間で驚くほど効果を上げたらしい。
中国が遅れた時間軸をどうやって取り戻したか。
モビリティの分野で簡単な方法を見つけた。
時間が無いから、
時間軸ごと変えてしまう。
公用車に電池を積み替えるパッケージを構築し、
素早い充電をするのではなく、
素早く電池交換するシステムを構築した。
新車は徐々に内燃機を搭載した車両販売を制限し、
最近では燃料車と電池車の販売比率が4対6に逆転した。
電気自動車なら今直ぐ第一線まで挽回できる。
余り深くまで知らないが、
石炭の使用も有無を言わせず徹底的に禁止したらしい。
決めたからには石炭の使用を極限まで制限し、
国家総動員で電気化に走る。
これが社会主義の強烈な所であり、
中国の近代文明における浅さの原因かもしれない。
それと引き換えに青空を得たのだろう。
簡単なことだ。
日本も笑えない。
日本は社会主義国ではないが、
官僚による社会主義構造は江戸時代から根強い。
国民一人一人の自立性は高いが、
個人の意識が少し幼稚な面がある。
何でも人のせいにするのが分かり易い傾向だ。
燃費がいいとなれば一気に走り、
税金が安いとなれば一気に走る。
古い文化を軽んじて、
捨てる時はあっさり捨てる。
中国とそれほど差が無い事を自覚すべきかもしれない。
ところで、
今SUBARUは米国一辺倒でクルマを作っている。
でも僅か数年前まで、
中国はSUBARUにとって急成長する有望な市場だった。
工場を造る計画も進んでいた。
それが昨今は全く逆転し、
もし工場を作っていたらどれほど損失を出したのか解らない状況になった。
中国に比べたら友好国のアメリカは、
まだましだと言う事だろう。
過去の辛い時代がSIAを誕生させ、
今では強固な橋頭保になった。
但し外需に置いて絶対は無い。
中国だけでなく米国も、
このまま果てしなく需要が伸びるのか。
何かの政治的要素で、
バランスが狂う事はあり得る。
それに危機的なことほど誰も予想出来ないから怖い。
ガソリンエンジンは、
ディーゼルに比べまだ未来が明るい。
その進歩たるや相当な内容だ。
内燃機を使うと、
まず始動性に一番苦労した。
大昔はフロントバンパーに穴が開いていた。
そこに棒を突っ込んで回転させてエンジンをかけた。
セルモーターが付き、
オートチョークになり、
電子燃料噴射が誕生した。
ディーゼルにはグローランプが存在したが、
電子制御になりコモンレール化され、
ガソリンエンジンの始動性と大差なくなった。
もし昭和の時代なら、
この寒気の中でエンジン始動に苦労したものだ。
朝一発で始動させるのは本当に難しかった。
キャブレターの時代だと、
氷点下10度を下回ると絶対に普通のやり方では失敗する。
前の晩からボンネットに毛布を掛けて防寒し、
朝になったらお湯をビニール袋に入れて湯たんぽにする。
それをキャブレターからインテークマニホールドのあたりに置き、
ボンネットを閉めてコーヒーでも飲む。
珈琲を飲み終えたら、
クルマに戻ってセルモーターを回すため、
注意深くキーをひねる。
無造作には回さない。
チョークの引き方、
アクセルの開け閉めも特有の癖を覚え慎重にやる。
しくじるとアウトだ。
プラグを外して乾かさないと再始動できない。
実に難しかった。
でも味があった。
今のようにプッシュボタンを押せばかかるのは、
ある意味夢のまた夢だった。
でもその分味が薄くなってきた。
アメリカのクルマは面白いが、
いつも「大味」に感じる。
欧州とも全く違う味で、
文化の差から出来上がった固有の味だ。
今のスバルは米国一辺倒の開発で、
クルマに味が無くなってきた。

でもテンロクは少し違う。
回して回して回すほど良く走るクルマは、
最近少なくなったので、
日本車らしくてとても良い。
だからプッシュスタートを選ばない、
そうとも言えるなぁ。

SUBARUは中国に行かなくてよかった。
こんなにクリーンで扱い易いパワーユニットを、
時代遅れだと考えてはいけない。
まだまだ内燃機は進歩するはずだ。
それに日本には内燃機がまだまだ活躍できる素地がある。
好きな人が多いからね。
中国にはその素地が無い。
中国の空恐ろしい戦略は、
現在稼働中の原子力発電所13基に加え、
まだまだ沢山の建設計画がある。
建設中だが動く目途の経たないものも含め、
形になりつつあるのが29基存在し、
計画中がいくつあるのか良く解らない。
29基の中にはとっくに「稼働しているはず」の原発も含まれる。
こうした大規模な社会基盤の整備や、
周辺領土の拡大を、
強烈なネオコミュニズムで習近平が引っ張る。
よその国とは言え、
随分危なっかしいな。
でもどんな国になるのか概ね予想できる。
多分これからも「中国」は「中国」で、
世界のリーダーシップを握る国には到底なれそうにない。
でも世界に大きな存在感を示すことに変わりは無いだろう。
黄色人種同士仲良くしないといけないね。