それが干物の魅力だ。
すっかり春めいてきたが、
それでも今朝の気温は氷点下4度だった。
暖かくなったり寒くなったりを繰り返すのだろう。
いつも環境に一手間かけているので、
変化に対して敏感になる。
出勤時にチラリと見たら、
望桜荘の桜の周りに変化があった。
工事用の資材が綺麗に片づけられたのに合わせ、
約束通りベンチの周りが整えられていた。
開いたり閉じたり、
干物を作るように手間がかかる工事だった。
この先も支管の工事が続くだろう。
望桜荘にも水洗トイレが作りやすくなると、
いずれは民泊施設としても使えるようになるかもしれない。
インフラが整うと、
色々なアイディアが湧き出る。
整えて戴きありがとうございました。
GLに合わせるようお願いしたつもりだが、
周辺の不陸に合わせてあった。
プロの仕事らしく仕上がりが綺麗だ。
ただ、
外人が座るのには少し不自然なので、
また様子を見ながら修正しよう。
通行止めになったのは、
もうかなり前の事だったが、
先月の27日ごろから工事現場が迫ってきた。
こういう工事は坂の下から始まる。
坂の上に位置するこの辺りで始まったと言う事は、
本管の工事がいよいよ佳境に入った事を表す。
掘り返された工事現場に行くと、
不思議な形をしたポッドの様なモノが埋められていた。
下水道工事を近くで見るのは初めてだ。
そして遂に工事は完了した。
穴は跡形も無く埋められ、
パッチワークの様な舗装路面が出来上がった。
これで川の水も益々綺麗になるだろう。
生活雑排水が流入しないので、
環境負荷がさらに減る。
工事をされた皆さん、
ご苦労様でした。
本管が埋められたので、
いよいよこれから枝分かれしていく。
ライフラインが整う事は、住民にとって嬉しい事だ。
坂本駅方面から馬籠宿に向かって中山道を歩く人たちが、
桜の下で休息できると良い。
Before
After
それに手前味噌だけど、
この桜が満開になると本当に綺麗なんだ。
だからちょっと一手間かけて整えると、
花びらが散る中で簡単なお弁当を食べたくなる。
Before
下からの角度で比べると、
川の近くの複雑な不陸が良く解る。
この調整は難しいだろう。
特に自然の傾斜があるので難儀だろう。
実はこのベンチも、
四角いコンクリート板も、
全て昔の道路改良時に放棄された残存物だ。
周辺の建物を譲り受けた時に、
ゴミや廃材まで全て受け取った。
それを全て適切に処理し、
今のステキな環境が徐々に整ってきた。
コンクリート板は敷地の一部に転がっていたので、
何かに役立つだろうと重ねておいた。
ベンチに見えるのがSABの道路側にある側壁用のブロックだ。
余ったものを依然の家主がもらったようだ。
これも放置されていたのでベンチ代わりに置いた。
先にベンチが出来て格好が良くなり、
周辺を石を並べて整えたところ、
子供達が悪戯する対象になってしまった。
無理もない。
投げたくなるような石が、まるでおあつらえ向きに並んでいるのだから。
そこで子供の力では動かせない、
重いコンクリート板を並べた。
運んでみて驚いた。
子供どころか、
大人でも難しい。
物凄く重い建設資材だった(笑)
仮設水道管を撤去すると同時に、
ベンチの足場として廃材が蘇った。
After
環境にも一手間加えると、
とても味が良くなるんだ。
今日も洗車で一日が始まった。
こうして3台のインプレッサが三世代並ぶと、
「変遷」が具体的に分かる。
どの世代にも魅力があるけれど、
三代目の鮮度が下がらない事に対して、
本当に感服する。
三代目にはS-GT、
四代目にはスポーツハイブリッドが存在した。
だから先頭の五代目にテンロクターボにFWDを組み合わせ、
安くて速いマニュアルを供給すればバランスが良い。
但し色に工夫が無いのが残念だ。
三世代同じ色が使われるのは、
何とも虚しさを覚える。
SUBARUは変な所でケチだ。
この辺りの商品を取りまとめた人の考え方なのだろう。
その部門のトップが誰かは知らないが、
ケチであったことは間違いない。
この事実が物語る。
やたら儲かる企業になった。
ところがあちこちに群馬の貧乏性が滲む。
だから良い色なのに冴えない。
安易に旧型の色を使い回すからだ。
内装が黒だと冴えない。
でもアイボリーが嫌いで、
外装はこれが良いと言う人も居るだろう。
日本人やドイツ人に多いので、
そういう好みの人にお勧めしたい。
久し振りにインプレッサではなく、
それをベースにしたWRXに乗った。
出張でロングドライブすると、
車のネガが良く解るので、
次の予防整備に役立つ。
コンチネンタルを履きなれると、
高速でやはり心もとない。
10℃くらいまで気温が上がる時があるが、
まだまだスタッドレスが必要だ。
すると高速道路のこの環境だと、
国産スタッドレスはライントレース性能に不満が出る。
乗って驚いたことがある。
偶然の産物だろうが、
エンジンのピックアップが、
まるでSシリーズの様に気持ち良い。
たまに良い個体が生まれることがある。
このクルマも多分そうなのだろう。
軽快なエンジンフィールだ。
いつも言うようだが、
オーナーに愛されたWRXは、
10万キロを前にして、
ようやく「こなれた車」熟成する。
ボディカラーは白も良いが、
一手間かけた存在感のある色が欲しい。
過去10年間、
スバルの開発部隊は消化不良の様なクルマを作り続けた。
ところがここ最近のSUBARUデザインは切れが良い。
機能の遅れをデザインが補う構図だ。
デザインチームは色の設計もこなす。
これがまた冴え渡っている。
例えば最近の色はどれも凄く良い。
ハイパーブルーもそうだし、
チャールサイトイエローもよかった。
実は干物が昔の時代には安物でも、
最近は一手間かける美味しい食材と生まれ変わったように
ボディカラーにも同じことが言える。
昔はソリッドカラーは安物で、
パールカラーはリッチで贅沢な色だった。
ところが最近は違う。
透明感のある美しいソリッドカラーは、
作業の工程上で一手間かけた良い色だ。
ところが、
おかしな真似をして自分で自分の首を絞めた。
良い色なのに使いこなせず、
短期間でハイパーブルーは廃色になった。
あれから一年以上経った。
すると販売的に大失敗したXVのtSは、
とんでもない姿で流通を始めた。
最後の悪あがきだったのか、
大量のレンタカーに投入されたtSが、
いよいよ市場に流出し始めた。
ブランドを背負ったコンプリートカーを、
大量にレンタカーにする事自体が変だ。
ブランドを毀損させる行為だが、
この色使いもハイパーブルーという「良色」をデタラメニしちゃった。
自分で自分の首を絞めるのはスバルだけでは無い。
どこの会社でも、
試行錯誤の中で時々生まれる。
色の開発もデザインも、
SUBARUはもはや世界トップクラスだ。
そのスバルデザインチームを、
変な組織に変えて欲しくないな。
デザインフィロソフィーは長い年月を掛けて燻蒸するものだ。
冒頭に並んでいた、
インプレッサの三世代を見ると、
どれもバラバラのフィロソフィーだ。
これを振り返り、
息の長い活動で「ダイナミック×ソリッド」を継続させるべきだろう。
そこを考えないと、
スバルブランドがまた毀損する可能性がある。
トヨタも同じだ。
カラフルなカラー戦略は大胆な冒険だった。
この色をトヨタが4年前に塗った事実が凄い。
ただ塗る対象を誤った。
その失敗は活かされた。
CH-Rのようなクルマなら似合う。
物凄い色で目が眩みそうなほどだった。
蛍光イエローに近いが、
色むらもなく美しい。
流石にトヨタの品質保証部は凄いな。
フロアマットもコーディネートされている。
しかしシートは及び腰だ。
黄色い糸を巧みに使うだけで、
全くデザインにパンチが無い。
弱腰で2種類用意した弊害だろう。
スバルもBRZの年改を、
クールグレーカーキを使って要領よくやろうとした。
あれは失策だった。
マークXはイエローレーベルを作って、
年改をアピールしたが、
外装色に白黒シルバーの売れ筋を加えた事で、
インテリアデザインに狂いが生じた。
だからシートサイドがイエローではなく黒だと、
全く田舎臭いシートに見える。
ステッチも工夫が無く、
視界に入る部分も黄色い。
だからとても「うるさく」感じるのだ。
トヨタはセダン市場が急速に減退していることを感じており、
これからセダンタイプは減少の一途をたどると思う。
だから新規開発を縮小したのだろう。
4年前のクルマにしては、
各部のデザインも設計も古臭い。。
このエアコン操作部は、
とても平成27年式のトレンドに見えない。
なので、
余計に黄色くしたことがマイナスに働いている。
人のことを言えた義理ではなく、
このマークXのコンビネーションメーターは、
レガシィのメーターにそっくりだ。
後からデビューしたレガシィが似ていると言う事は、
そのメーターもフラッグシップに似つかわしくないと言える。
SUBARUは商売上手にはなった。
でも大切な部分に知らぬふりを決め込んだ。
それは、
そもそもレガシィが自社にとって、
どういう系譜なのかという重要なテーマだ。
そこを割り切った。
バッサリと過去を切り捨て、
バリューなクルマに衣替えした。
なのでマークXを間近で見て、
似たような印象を持つんだ。
スターターSWが右にある所も、
余りにもスバルなので、
思わっず笑ってしまった。
トヨタらしくするには、
左側に付けるべきなのだろうが、
わざわざそこまでコストをかけたくなかったのか。
そこはあくまで想像に過ぎない。
但し黄色だけに興味を持って座ったはずのマークXが、
とてもしっかりしていることに気が付いた。
ちゃんとドアグリップを備えている。
ここは凄い。
その二年後に誕生したBRZは、
一手間も二手間もかかっていて、
実に美味しいクルマだった。
ところが手間がかかり過ぎて、
もう二度と作る気はないと言う。
マークXのアウェイクンイエローは、
どちらかと言えば蛍光イエローである。
それに対してチャールサイトイエローは、
とても澄んだフレッシュなレモンイエロー。
恐らくトヨタの品質保証部は、
このチャールサイトイエローをトヨタ基準として認めないだろう。
だからラッキーだった。
日本に100台しかないし、
トヨタ用に塗らない。
サンライズイエローはごまかしがきく。
だからトヨタに塗れた。
どうしてもトヨタがこの色を欲しいなら、
生産設備もスバルに分け与える必要が生じる。
アメリカの工場では可能だったが、
トヨタが居なくなったのでアメリカでも無理になった。
そろそろ真っ白なクルマが塗れる、
製造ラインを作らないといけないね。
内装もキレが良い。
BRZの優れた所の一つは、
この把手ではないインナーグリップを装備する事だ。
しかも冴えたデザインでまとめられた。
運転中に目に入るところのステッチは、
全てイエローではなくゴールドになっている。
この辺りの感覚をもっと褒めるべきだろう。
スバルのデザインチーム、
今の体制を強固に守ってほしい。