3月の始まりは印象的だった。
明け方から猛烈な嵐が吹き荒れた。
6時過ぎに出勤した時も激しい雷鳴が轟き、
稲光が大地を貫いた。
その後、
日増しに暖かくなった。
月が替わって最初の土日は滅法忙しく、
あっという間に二日が過ぎ去った。
新たな週が始まった。
出勤してメールを開くと、
神奈川のひょっこりさんから嬉しい知らせが届いていた。
「社長こんばんは。
この土日は休みだったので出来るだけの車両を仕上げることが出来ました。
オリジナルに忠実なもの、色を変えたほうが良さそうなものもあったし、
ボクの独断で遊んじゃったものもあります」
いくらでも遊んで欲しい(笑)
「バスはセミデッカー以外は遊んじゃいました。
ロンドンバスは、広告に見立てて貼ってあるのは「世界の料理ショー」の若き日のグラハム・カー。
ちなみにスティーブはいません(笑)」

遊ぶどころか絶品だった。
七福さんも喜びそうな凄いバスが出来ている。幼稚園バスのネーミングが最高だ。

「ランチアストラトスはアリタリアカラーに挑戦し、
ストライプはカッティングシートで」
ほほう!凄くリアルだ。
「アマダカラーだったマーチ85Gは、
オリジナルはAmadaのロゴが平面にあしらわれていたのですが、
実を言うと薄い水色のロゴがどこを検索しても見当たらず断念。
このころの日産のグループCカーを調べてみると、
88年辺りに伊太利屋カラーがあったので、
それにしてみました」
なるほど!
おっと!ガルフカラーもあるではないか!!
「それと、
件の正体不明の黒い車はポルシェ917風に仕上げてみました。
これはリアのフェンダーアーチが917と一致していますが、
フロントフェンダーは似ても似つかぬものだったので、
新たにフェンダーを真鍮板でたたき出して製作、
接着してパテ成形したものです」
素晴らしい!!!
疲れたミニカーが蘇った。
ひょっこりさん、
ステキなミニカーに蘇らせていただき、
本当にありがとうございます。
最後にこのようなメッセージが残っていた。
「ところで問題。
全体写真に写っている黄色いセダンはいったい何でしょうか?」
ううううーーーーんん!
謎めいている。
単に22Bを4ドア化しただけではないな~~~。
何だろう。
色はチャールサイトイエローに見えるが。
そうだった!
頭を捻っていたら、
とんでもない天気になった。
またしても強烈な嵐がやって来た。

鉛色の雲と共に強烈な風が吹き始めた。

その嵐をものともせず、
群馬から渡部さんがいらっしゃった。

愛機青鰤を無事お渡しすることが出来た。
お土産をありがとうございました。

袋を開けると中から包みが3つも出てきた。

白い方は夜のお菓子で、
紫色は昼のお菓子だ。

すっかり群馬名物に定着したラスクは、
常に新たなチャレンジを続けてる。

箱の中には分厚いラスクが詰まっている。

レーズンサンド風の仕立てらしい。
これは楽しみだ。
円熟したラスクの味を楽しみたい。
渡部さん、
ステキなお土産をありが超ございました。

納車式を終えて、
直ぐコースへ向かった。
ドライブエクスペリエで、
青鰤を手足のように扱う極意を伝えるためだ。
到着すると嵐の合間になった。
ステアリングワークの練習をするうちに、
再び嵐が吹き荒れた。
9時15分に持つスキルに完熟されたので、
早速コースに入ってドライブレクチャーを始めた。
ヘビーウエットだから、
かえってタイヤのグリップを掴む練習になる。
タイヤを信じて走るためには、
5分山以下で使わない事が一番大切だ。
良いタイヤは、
ライントレース性能が高い。
それが万一の時にも大きな効果を出す事を忘れないで欲しい。