最高の天気だった。
桜も満開で気分が良かった。
クルマも含め、
乗り物と言う人間の友は本当に面白い。

機械ではあるが、
どこかにぬくもりを感じ魅力的なのだ。
旧友夫婦と共に、
名古屋市にある鉄道博物館を訪れた。
色々な展示を見たが、
この工藤式蒸気機関車に最も驚いた。

一見何の変哲もない古い客車に見えるが、
中身はとんでもない代物だ。

箱の先端に蒸気機関が押し込まれている。

メンテナンスの時にゴッソリ抜き出せるので、
とても扱い易いのだと言う。
これは初めて見た。
あの時代だから許されたのだろうが、
これに乗る人は夏暑かっただろうな。
想像しただけで気の毒になった。(笑)

ここから乗るだけなら構造が解らないかもしれない。
後ろを見たら普通の客車だ。
綺麗に復元され素晴らしいコンディションになっていた。

振り返り戦闘を見ると度肝を抜かれる。
真っ黒い塊が、
デンと鎮座しているからだ。

これは凄い。
乗客も大変だが運転士もサウナ状態だったのではなかろうか。
思わぬチャンスもあった。

ゼロ系新幹線の運転室が解放されていた。

客室の座席に座って、
なぞなぞを解きながら順番を待つ。
先頭になるとスタッフの誘導に従って運転室に入れる。

凄い!
初めて座った。
なかなか眺めが良い。

正面を見たら、
友達は疲れ果てたようで、
子供のようにはしゃぐ二人をあきれ果てて見ていた。
持ち込んだカメラでも撮影してもらえるので親切だ。

運転室に乗れるなんて、
想像さえしていなかったので感動した。

新幹線好きの妻は、
敬意を表してきちんと一枚購入した。
僅か1000円なので、
乗車記念にぜひ買うべきだろう。
昔は食堂車も憧れだった。

子供が出来て、
一度だけここに座って定食を食べた事がある。
まるでタイムカプセルだった。
このリニアモーターカーにも乗ったな。

懐かしい。
乗って直ぐに火災で焼失してしまった。
予期せぬ出来事で、
すぐ予算が付いたのか、
この代替機が建造された。

エアブレーキが強化されたりして、
焼失機の役割を引き継いだ後、
宮崎実験線における計画は幕を閉じた。
続いて政治的忖度だったのかは知らないが、
山梨県に実験線が出来て、

これにも乗ったな。
時速500kmの世界が以外に呆気なくて驚いた。
あれから10年以上経つ。
タイムカプセルの様な写真を、
旧友が持ってきた。
卒業が近くなって、
いつも仲良くしていた4人が揃って記念写真を撮った。

いやー、
懐かしい。
あの頃の青春ドラマの様な匂いがするね。
佐々木君と前田君と岡田君、
ろくに勉強せず遊んでばかりいたね。
まあ、
遊んだけど身に付いたことも多かったので良しとしよう。
伊豆のシーパラダイスにも、
学生時代始めて行った。
その時に海獣を間近で見て、
その優れた能力と可愛らしさの虜になった。

名古屋にも良い水族館がある。
鉄道の後は海獣だ。
ここのイルカは愛嬌があって可愛らしいし、
近くまで寄って見ることが出来る。

愛嬌があるね。
まるで海のスポーツカーのようだ。
イワシをねだる姿を見て、
思わず刺身が食べたくなった。
名古屋もなかなかやるじゃないか。

まさかここで養殖して食べさせたりして。(笑)
普段名古屋に行く機会が少ないので、
佐々木君を案内する事でより一層楽しめた。
佐々木君夫婦と岡田君に妻の合計5人を、
XVは楽々と飲み込んでスムーズに走った。

このクルマは本当にスムーズだ。
岡田君は、
「このクルマを安く買うので傷付けずに乗れ」と図々しい事を言う。(笑)
まあそれくらい気に入ってくれたと言う事だろう。
正直な所、
期待と不安が入り混じっていた。
ひょっとすると、
フル乗車で荷物まで積んだら、
非力で残念なクルマになるのではないかと。
そんな事は全く無かった。
佐々木君は下関から来たので、
名古屋飯が食べたくて仕方が無かったようだが、
最後に途方もなく難しいリクエストをもらった。
モーニングに連れて行けと言う。
しかも「コメダはダメだ」と厄介な事を言う。
あれはどこにでもあるので行きたくない。
ならば!
名古屋のど真ん中にあるホテルから出発し、
名古屋走りで春日井方面に向かった。
比較的郊外で余裕あるマダムたちの集まる地区だと、
本格的なモーニングの付いた、
チェーン店ではない喫茶店が見つかると思った。
予想した通りだ。
偶然前を通りかかり、
Uターンして駐車場にクルマを入れた。
精いっぱい探した理想のモーニングだ。

彼等は小倉トーストに感動していた。
たまにはいいよね。
モーニング珈琲。

自家製のパンを焼く店で、
日替わりで面白いパンも選べる。
迷わずその組み合わせをえらんだ。
友人たちは、
当然の如く小倉トーストを注文した。
だが、
岡田君は前夜の酒が、
どうもかなり堪えていた様だった。

出てきた食べ物を見て、
「俺一切食欲がない」と本音を吐いた。
と言う事で他の4人の胃袋に、
全て綺麗に収まった。
なにはともかく、
喜んでもらえて、
めでたしめでたし。
次は高知に行く約束をした。
今回残念ながら参加できなかったが、
高知の前田君、
その時はホスト役を宜しくお願いしますね。