近所のパン屋が明日の31日をもって閉店する事になった。明日を目前に、ピエニュのパンと別れを告げる。
オーナーの出身地で開店した優良店だが、
店を作った場所が分譲住宅地なので問題が生じた。
最近のパンブームで、
人口分母の多い町から大量に客が集まる。
「栗きんとん」もそうだが、
なまじテレビに出ると店が荒れる。
しかし本当に美味しいと、
評判が評判を呼ぶので、
増えることは避けられず繁盛するほど問題が増える。
そこで新天地を目指した。
多治見に出店し再出発するそうだ。
確かに人口が多いし、
名古屋のベッドタウンであるから、
中津川でこのまま無理してパンを焼くより良いだろう。
本物志向のお店なので、
中津スバルに集まるお客様と相性が良かった。
ちょっとしたお土産が必要な時に、
走って買いに行けるのもありがたかった。
でも明日でそれも終わりになる。
閉店と言っても、
成長目指してはばたくわけだ。
今後の繁栄を記念し、
心から祝いたい。
3月から4月にかけ、
始まりと終わりが交錯し、
別れと出会いも次々に訪れる。
その中の一人が、
多治見にお住いの増井さんだ。
自販機を撤去して、
更に例年とは違うポカポカ陽気になったので、
特にメカたちの喉の渇きは著しかった。
増井さんから寄贈して戴いた、
冷蔵庫と電子レンジがフロントにピッタリと収まり、
今日から活躍を始めた。
ありがとうございました。
増井さんは多治見を離れられる前に、
もう一度来訪されるそうだ。
お目に掛かれるのを楽しみにしています。
こちらも転勤の話だ。
土井さんは三菱電機の飯田工場に勤務されていた。
この4月から関西に転勤されるそうで、
別れの挨拶に来訪された。
関西圏ならそれほど遠くない。
だから愛機のレヴォーグで、
またいらっしゃって欲しい。
お土産をありがとうございました。
巣ごもりは上品な味のチョコレート菓子で、
繭を形どった一口サイズだ。
久し振りに食べて、飯田ならではのユニークさを楽しんだ。ホワイトチョコで白餡を包む製法で、
思いがけない柔らかさを楽しませてくれる。
まさに和洋折衷の味わいだ。
チョコレートの歯応えと、割れた中から白餡がほのかに解けて口中に広がる。
ありがとうございました。
タイヤにも様々な味がある。硬い味わいもあれば、柔らかい味を醸し出すものもある。
タイヤを選ぶにあたり、特に気を付けて欲しい事がある。
それは、雨天になった途端に、味が大きく変わるタイヤの存在だ。
日本人は高速道路における速度領域が低く、運転にもさほど大きな興味を示さない。
だが気を付けないと、日本には「梅雨」があり、とてつもない豪雨に見舞われることも多い。
そういう時に馬脚を現すタイヤも、少なくない事を知るべきだろう。
コンチネンタルタイヤから、日本をかなり強く意識したタイヤが誕生した。
ある意味で和洋折衷だろう。本格的なスポーツタイヤのカテゴリーだが、コンフォート性も兼ね備える。一口で言うと甘いタイヤだ。
それは良い意味で甘く、とても口溶けが良い。
そうなる理由を明かそう。
日本にはアウトバーンが無い。従って、一般的に平均車速もヨーロッパほど高くない。
しかしドイツのコンチネンタルは、元来その領域を重視したタイヤを作る。
従って前モデルのMC5は、日本に不要なスピード領域を、ウエットグリップやコンフォート性、更には経済性に振り分けた。
その結果、かなりお買い得で、かつ面白いタイヤになっていた。
そのMC5は6テクノロジーを得ることなく、静かに消えると聞いていた。
ところが、そうではなくよりスポーツライクな、スポーツコンタクト5(SC5)と融合することになった。
以前にもこのブログで伝えたように、それが最新のコンチマックスコンタクト6(MC6)だ。
最新の6テクノロジーを採用したMC6は、とても面白いタイヤに生まれ変わった。
タイヤの表情にも良く出ている。
一目で「違う」と感じさせる部分が、
ニヤリと笑った目のように見える、山形のトレッドパターンだ。
このタイヤが示す、最も特徴的なアイデンティティだろう。これを彼らはシェブロン・グリップ・エレメントと呼ぶ。コンチネンタルタイヤの最新作MC6を、尾張旭の若尾さんが初めて装着された。
そして彼からとても詳しいレポートが届いた。
その要点を来月のニュースレターでも紹介する予定だ。 とても気に入って戴けたので、このタイヤをお勧めした甲斐があった。
さて、MC6というタイヤを解析するにあたり、何故SUBARUと相性が良いのか触れておこう。SUBARU車は基本性能が高く、タイヤの性能を上手く引き出すと、それが走りの中で如実な味となって表れる。MC6を良く見ると、これまでのタイヤとは異なる特徴が隅々に現れている。
それをタイヤ技術の三本柱と名付けた。
外資系のメーカーは、どうしてもカタログ作りが苦手だ。
それは当然で、ドイツ語と英語と日本語が交錯するから、専門用語や固有名詞が嵐のように吹き荒れてしまう。
そこを整理して、日本語で咀嚼すると、コンチネンタルらしさが良く解り、実に論理的なタイヤだと言う事が理解できる。
中津スバルのスタッフは、全員で毎日コンチの三本柱を箇条書きで学んでいる。
その内容をこの機会にお伝えしよう。
まず新世代タイヤコンセプトを、「バージョン6テクノロジー」と勝手に名付けた。
その最大の効果は、どのタイヤでも静粛性となって表れている。
しかも外で聞く走行音が静かだ。
恐らく無駄が少ないのだろう。
MC6に注入された「バージョン6テクノロジー」は、三本の柱で説明すると分かり易い。
まず一本目は「接地面の科学」だ。そして二本目が「材料の科学」だ。最後の一つが「構造の科学」だと位置づけて欲しい。
さて一本目の「接地面の科学」は、特に内容が濃い。
世界で初めてトレッドパターンを持つタイヤを作った、コンチネンタルの実力は歴史的にも証明されている。
それを具現化した内容で、彼等はこの技術をマルチファンクショナル・トレッドと呼ぶ。
聞くとかなり厄介な名だが、分かり易く言えば、安定して走り、ブレーキも良く聞くトレッド面を作ったと言う事だ。その構成要素は6つある。
1.スタビライザー・バー
・外側のブロックとその横のリブを強固な橋げたでつないでいる。・それがスタビライザーバーで約50個配置されている。・アウトサイドショルダーブロックと隣設リブの連結で強固なユニットを形成。・ハンドリングとコーナリング時にグリップ向上。
2.非対称リブ・アングル
・中心リブの周方向アングルを左右で変える。・急激なステアリング操作時などにリブのたわみを抑制しレスポンス向上。・狙ったラインをトレースする性能にも寄与。
3.チャンファード・エッジ
・チャンファードとは面取りを意味し周方向のリブの角を落とす。・リブの横方向への倒れ込みを防ぐ効果がある。・結果的に設置面積が増えるのでグリップの向上に繋がる。
4.シェブロン・グリップ・エレメント
・ヨーロッパの貴族が持つ紋章の構成要素「チャージ」にある紋様がシェブロン。・紋章とは日本の家紋のような存在。・それに似た山形のパターンをタイヤ内側のトレッドに埋め込んだ。・ウエット路面でコーナリングした時に効果を発揮。・タイヤ内側接地面の圧力を効果的に分散しブレーキ能力も向上。
5.ステイブル・リブ構造
・中央のリブをどっしりと安定した形に整えた。・縦方向のトレッド変形を効果的に抑える。・ドライ路面における減速硬化の増大と加速時のトラクションも向上。
6.ノイズ・ブレーカー2.0
・コンチの得意とするリブ内のノイズキャンセリングアイテム。・MC6専用の特徴的な左右非対称な一対の突起で形成。・縦溝内の気柱管共鳴音の発生を抑制できる。・スポーツタイヤらしからぬ静かな走行が可能。
さて、ここからは二本目の柱「材料の科学」だ。
彼らの呼び方はアダプティブ・グリップ・コンパウンドと、実に難解だが「グリップ性能を著しく高めた」と思えばよい。コンパウンドとはトレッド面を構成するゴム化合物を指す。それが3つの段階で路面と強く結びつくと捉える。
1.マクロレベルの密着・タイヤの接触部分がこれまで以上にしなやかに変形する。・凸凹に対して設置面積を大きく取れる。
2.ミクロレベルの密着・従来のコンパウンドと配合を変える事により微小な世界で路面と面で接触する。・特殊な粘弾性材料の採用で路面と粘り強く接する(上の写真で見ると付着性が解る)
3.ナノレベルでの密着。
・上記の画像のように転動する瞬間に帯びる電荷を使う。・コンパウンドを組成する物質の分子構造を更に小さくした。・その結果転動時にタイヤと路面の間に生じるファンデルワールスが増大。・分子間吸引力が生じてナノレベルの密着性が増大。
さて、最後に三本目の柱「構造の科学」を伝えよう。彼等はそれをエクストリーム・フォースコンストラクションと、これまた難解な言葉で説明するが、分かり易く言えばタイヤの構造を見直したと言う事だ。
その効果は高速走行における操縦安定性と、抜群のハンドリング性能に現れる。
また乗り心地や安心感と言った、相反する性能にも効果を出す。
タイヤは構造上三次元の動きで作用する。
それを2つの要素で分類すると分かり易い。
1.タイヤに掛かる負荷が大きい時(高負荷時)
・従来のタイヤ構造よりサイドウオールの剛性を増す設計。・タイヤのたわみを抑制しコントロールが容易。・激しいコーナリングで限界性能が高い。・ステアリングインフォメーションが正確で安心して走れる。2.タイヤにかかる負荷が小さい時(低負荷時)
・従来より柔軟性を保つカーカス材を新開発。・低速走行時に路面からの衝撃吸収力に余裕が生まれた。・静かで快適な走行も両立できた。
これらを理解することで、コンチネンタルタイヤの信頼性が増す。
従ってそれを履けば、タイヤを信じて走る事が可能になる。
「タイヤを信じる」極意は、ニュルブルクリンクを走ると一層体感できる。 6テクノロジーは、
ほぼ全てのコンチネンタルタイヤにおいて、
既に投入が終わった。
そして興味深いのは、
SUBARUの得意なSUVの世界にも、
そのテクノロジーが更に広がりつつあることだ。
今後も機会あるごとに紹介したいと思う。
昨年のDWS06、
UC6やCC6、
それにPC6と日本に整合性の高いタイヤも目白押しだ。
タイヤソムリエの揃った中津スバルで、
是非スバル車にふさわしいタイヤを購入されてはいかがだろう。
四月早々からキャンペーンを始めるので、
今後もご期待戴きたい。