驚いた。あまりにも急激だ。
植物では無くまるで動物の触覚だ。
突然ニョキニョキと一斉に花芽が伸びた。

刺激を敏感に感じ取ったのだろう。
剪定した枝を完全に乾燥させ焼却した。

花梨や梅が主体だが、
シュロの葉もあった。
物凄い熱で眼鏡の表面が溶けた。
出費が痛い。

植樹した山桜が大量の熱線を浴びた。
その様子が葉に現れた。
受難が続くが、
これで生き残れば本物だ。
開田高原では樹木が生えていようと、
お構いなしに枯草を焼く。
最初は茶色くなって何事かと思ったが、
けっこう耐えて生きている。
それより色々な害虫を防ぐ効果が高く、
伝統行事となって続いているらしい。

その熱風が駆け上った刺激を、
竜舌蘭は一気に季節の変わりと感じた。
ブルーベリー畑から移植した、
カンゾウは熱線をもろに食らって壊滅したが、
意外に復活するかもしれない。
ヤマザクラは繁殖力が旺盛だ。
山を見るとあちこちに点在する。
鳥が運んで増えるのだろう。

養生した根元にモグラが入り込んだらしい。
ミミズが沢山いるので、
時々入り込んで餌を漁る。
草と一緒に大量の野蒜を収穫した。

食べると野性味がして美味しい。
水管橋の工事も一段落した。

崩落の可能性が一つ減ったので、
根元の管理さえ怠らなければ、
ヤマザクラの樹勢が今後も回復を続けるはずだ。
足元は重要だが、
意外に見ていないので気を付けたいね。
交通規制も解除されたので、
安心して来訪して欲しい。

土台もしっかり出来上がった。
今はカーブの向こうで掘削が続く。

この後どうなるか詳しく知らないが、
彼等の事だから環境に配慮した仕上げをしてくれるだろう。

ベンチを戻すのはもう少し先かな。
この機会に展示場を少し見直して、

軽自動車の貨物系をSABの前に置くことにした。
国道沿いの展示場には、
フォレスターやアウトバックを中心に並べる。
根強い人気を持つサンバーなので、
これからも積極的に売るつもりだが、
カテゴリーを考え商品を演出して並べる。
井戸が回復したので、
洗車がやり易いのも場所を変えた理由だ。
望桜荘の庭で異変が起こり始めた。

このように芝桜と玉竜が入り混じり、
その上ドクダミに入り込むと、
強力なコロニーを作る。
それが自然の中で調和する時もあるが、

樹木にとっては邪魔な存在だ。
表面発酵する養分を吸収できなくなるのだろう。

樫の木が病気になった。
根元を覆われているとは思ったが、
見れば見るほど頑強で抜くことが出来ない。

近づいて驚いた。
葉緑素が足りない。

やはり足元は大切だ。
足元を疎かにすると、
絶対に良い事は無い。
近藤さんの愛機が仕上がり、
最終テストを依頼された。

タイヤにはまだ余裕があったが、
コンチネンタルのMC5をお勧めし、
納車時から新品タイヤで安全に走れるようお買い上げいただいた。

装着できたと連絡があり、
最終チェックに向かった。

新品タイヤを一皮むくには、
「急」の付く動作を避け、
入念に走らせることが大切だ。
B-SPORTには、
ひとクラス上の装備が付く。

キーを捻って目覚めさせた。

軽量なTY75を操作し、
高速道路を駆け抜けた。
とても軽快で気持ちが良い。

中間地点でクルマを休ませ、
フロントタイヤを確認した。

6テクノロジーに比べると、
タイヤの表面に個性が乏しく見えるが、
これはこれで工夫された素晴らしいタイヤだ。

思わず撫でてやりたくなるほどタッチが良い。
ルーティンに沿って、
タイヤをいたわりながら走らせた。

結果は抜群だ。
レガシィはやっぱりレガシィなんだな。
本当に良いクルマだ。
タイヤを替えただけで、
全く別のクルマのフィーリングになった。
きっと大切にしていただけるだろう。

土曜日にお目に掛かるのが楽しみだ。
お待ちしています。