
かわら版の撮影をしていて、
公園の駐車場でヤマカガシを発見した。
クルマに轢かれた訳ではないようだ。
通路でじっとしている。
まだ眼も死んでいない。
でも頭がへこんでいる。

猛暑で餌が無くて脱水症状なのだろうか。
望桜荘の庭にもカエルが沢山居るはずなのに、
最近めっきり姿を見ない。
この状態で轢き潰されたら惨い。
そう思って車を降りた。
毒を持っているので注意が必要だが、
そもそもなぜデーンと横たわっているのか。
臆病な蛇なのに。
手袋でもあったなら、
掴んで草むらに入れるが、
不用意に触れた手でステアリングを握りたくない。
それで右足のつま先で道の脇へ寄せた。
まるで生きているかのように、
アスファルトの上を滑った。
その時、
独特な音を発した。
枯葉を散らすような「シャアア」という滑る音だ。

動きも生きているようで、
すぐ丸くなる。
不思議な生き物だなぁ。
見れば見るほど興味がわく。
このやまかがしはイキイキとしてるのに、
肝心なところが空っぽになって息絶えてしまった。
病状をご存知の専門家の方がいらっしゃったら、
どうすべきだったのか教えて欲しい。
死んだヤマカガシを見て、
STIのリリースしたコンプリートカーを思い出した。
同じ様に肝心な所が空っぽになっていった。
その結果が「R」や「tS」等の苦肉の策だ。
なぜか蛇を見たその日に、
モータージャーナリストの山本シンヤさんが来訪した。
彼は来た早々に、
思わぬ事を口にした。

「社長はS206とS207のどちらが好きですか」
ギクッとしたね。
なぜ企みを知っているのか。
人の心を読める男なのか。
うーん、用心せねば(笑)
正直に言った。
「S206を試したことが無いので、
何とも言えないね」と。
S206はNBR24時間レースの優勝記念車だ。
だからどうしても欲しかった。
パールホワイトを一台確保し、
乗る気満々で展示していたら、
知り合いの獣医に「売って頂戴」とねだられた。
彼が言うなら止むを得ない。
そう考えて譲り渡した。
そもそもS206は、
「優勝記念車」であること自体が価値の塊だ。
それに恥じない煮込みも出来ていた。
当時のスタッフは、
その辺りを、
しっかり仕込める力量を持っていた。
スペックなどの説明は次のブログに譲るが、
ようやく陽の目を見たカーボンルーフの「S」なのだ。
そのせいだろう。
冒頭のヤマカガシを見た時、
思わずR205とWRX「tS」が頭に浮かんだ。
その二つには乗ったので、
どういうクルマか説明ができるが、
S206を語れるほどの経験が無い。
それをようやく手に入れた。

いつものようにミセス大鶴に託し、
車内を徹底的に清掃した。
使い込まれているが、
なかなか良いクルマだ。

綺麗に掃除すれば見事に蘇るだろう。

内装はピカピカに輝いたので、

次に外装をピカピカにした。
丁寧に磨いて、
余分な付加物を取除くとオリジナルの良さが際立った。

NBRチェレンジパッケージと、
普通のS206を作り、
基幹性能に差をつけたのは失敗だと思う。
やるならば全てカーボンルーフにして、スチールルーフはリリースしない方が良かったと、今でも真剣に思っている。
オイルピットに載せて、モチュールオイルに抜き替えた。
入庫時に交換したら綺麗なオイルが出てきたらしい。
そのあと純正のノーマルオイルを入れたので、整備士にモチュールと入れ替えるよう促した。
ブレーキを点検して、問題の無い事を確認し消耗品をすべてチェックした。
微妙な距離数なのでプラグを外して点検させた。まだ大丈夫だと言うが、消耗していることは間違いない。
中心電極に異常が無いので、酷使されたクルマではない事が伺われた。
これも新品に交換して、シャキッとさせて出張に出た。
良く走る。
往路は抑え気味に走った。

当時の最高級だったナビが搭載され、
ドラレコも連動する。
贅沢な3連メーターも装備し、
雰囲気は抜群だ。
出張先でイベントで使うグッズを調達した。
久し振りに合羽橋に行って瓶を選んだ。

合羽橋には様々な道具屋があり、
一日いても飽きる事は無い。
お目当ての道具は酒瓶だ。
晩酌トークと言うコーナーで、
望桜荘の果実酒を振舞う事にした。
全て自家製だから、
中津スバルの純正品だ。
まず7年熟成の花梨酒を詰めた。

2011年に収穫した花梨で造り、
望桜荘で寝かした酒だ。
次に昨年仕込んだグミ酒の濾過を始めた。
「袋絞り」並みの丁寧な仕事で、
妻が着実に酒を造った。
マリオのために精魂を込めている。

まだ生き生きとしたグミの実を取除く。

大量のリコピン酸を含み健康に良いはずだ。
ここまで濾過するのに、
ほぼ丸一日かかった。
スビーチャンネルで検索して欲しい。
会場を開放するのトークにも参加されてはいかがだろう。
概要は番組内で発表されるはずだ。

ポトリと一滴ずつ滴り落ちる酒を見て、

喉がゴクリと鳴った。
生放送だからな。
気をつけないと余計なことをしゃべるぞ。
まずいな。

SUBARUの人たちも見るかな。
本当の事を沢山話すので、
是非お楽しみに。