東亜工業の飯塚社長から、
ステキな贈り物が届いた。
サーキットへ行かれた帰りに、
素敵な品々を見つけられて、
早速送って下さった。
うをををを!
ありがとうございます。
見ただけで、
涎が込み上げてきた。
出張から戻るまで、
どうやって我慢しようか。
平成20年式のレガシィB4だ。
歴史に名を残したSTIコンプリートは、
2.5リットルエンジンを積んだMT車。
開発者自身が、
当時一番美しいと勧めた色が、
このミッドナイトブルーだった。
そのクルマの名を、
S402と呼ぶ。
ミセス大鶴が徹底的に清掃して、
丁寧に室内を仕上げた。
と言うのも、
このレガシィは「S」シリーズの中でも、
特に希少種のレガシィバージョンだ。
今後は作れる見込みが全くないから、
最後の「4」だと言っても過言ではない。
しかもその走行距離は、
今の段階でまだ22,800kmと、
3万キロに満たない奇跡のクルマだ。
STIが独自に開発した、
この秀逸なBOXER4は、
オリジナルの排気系で高性能な等長等爆に調律され、
専用マフラーで飛び切り澄んだサウンドを奏でる。
綺麗なトランクの奥には、
専用のシャシーパーツが組み込まれ、
正にしなやかそのものの大人のクルマに仕上がっている。
このエンジンはスバル本体が開発した、
STI「AーLine」用とは根本的に違う。
専用に座面を作り直したスポーツシートを持ち、
室内に使う素材も選び直された。
ワイドフェンダーに収まる、
特別製の限定BBSに、
抜群のグリップが光るワイドタイヤを装着。
モノブロック6PODブレンボも採用し、
ストッピングパワーも万全だ。
中津川を発ったのは、
午後3時過ぎだった。
結果論から明らかにする。
このクルマで、
東京に向かって助かった。
やはり、
究極の場面では、
そのクルマのポテンシャルが露出する。
まるで全てのリスクから、
隔絶されたように走ることができた。
その頃、
中津川は大変なことになっていた事を、
その夜の報告で知った。
逃げたみたいで、
申し訳なかったが、
途中で経験したことの無い豪雨に遭遇したので、
過酷なことに変わりは無かった。
東京に着いたら、
何と別世界じゃないか。
チェックインして、
飲みに出かけて、
また面白いところを見つけた。
また、
じっくり拝みに来よう。
カウンターに滑り込んだ。
先月偶然この店を見つけた。
二度目に来たが、
夜も居心地が良い。
昼間とは、
また異なる下町情緒を感じた。
これで千円とは。
不思議な街だ。
飲み終えて、
歩いていたら、
突然唄おうと誘われた。
今日初めて会ったとは思えない。
なぜなの?
この楽しさは、
引き寄せられたからなのか?
古き良き時代のカラオケスナックだ。
基本料金二千円、
飲み物一杯五百年の明朗会計。
ワタシモノンデイイ、
などと、
野暮なことは言わない。
面白かった。
歩いてホテルまで戻ったら、
猛烈に腹が減った。
いけないと思いつつ、
また食べちゃった。
食べてたら、
また知らない人に、
いきなり声をかけられた。
下町の夜は長いね。
やっぱり、
凄くオーラの出てるクルマで、
極限を乗り越えた後には、
何か独特な雰囲気が漂うのかもね。
まだまだ中継点だ。
この後もお楽しみに。