涙目が出た時に、何かそれまでの鬱憤が全て吹き飛んだの如く、インプレッサが活気づいた。
そればっかりじゃないのに、
丸目に失敗の責任を負わされた。
責任を感じた開発者は、
とぼとぼとイギリスに渡り、
ピーター・スティーブンスの門を叩いた。
「評判」は本当に正しいのか。
そうとも限らない・・・が、
日本人は風評を好むからね。
自分の眼で見た訳じゃないくせに、
安全圏に身を置いた上で、
勝手気ままに論ずる奴は多い。
真実は後からじゃないと解らない。
そんな事が案外多いものだ。
こうして新旧のスバルが偶然並んでる姿を見て、
両方とも良いなあ・・・と思った。

マイナーチェンジを受けた最新のB4は、
灯火器のクオリティがとても高くなった。
近くで見ないと解らないが、
凄く立体的で美しい。
丁度このB4の前に現行インプレッサがあった。
これも良い。

最初に見た時から「イケてる」と思った。
特に天使の輪が素敵で、
奥深いつぶらな瞳だ。
B4はテールランプも良くなった。

インプレッサとは車格が違うが、
ここの読者なら何を言いたいか空気が読めるはずだ。
これほど前後がチグハグに見えるスバルも珍しい。

ほとんどの人は気が付かないので、
大した問題ではないと思っているかもしれないが、
安普請でごまかす癖を早く直して欲しい。
フォレスターのライトを見た時、
最新のライトにしては何かが物足りなかった。

一つ前でやり切った感があるのか、
それほどチャレンジしていない。

最終型のXTと比較した。
比較すると確かに新型車は違う。
でも、
この顔の方が人格者に見えるんだよな。
瞳にキレがあるからだろうか。
不思議でしょうがないが、
それだけ前のフォレスターが好きだったんだろうね。
SJ型は瞳が曇らない。
これからは少なくなるのであろうが、
どうしても一時の樹脂ランプは黄色くなる。
当時、
世界的に見ても素材が過渡期だった。
試行錯誤して改善を試みる。
中原さんの様な、
識者からもアドバイスを頂く事があり、
とても感謝している。

お気に入りの6速モデルの瞳が濁った。
現在進行中のお色直しは、
徹底的に老化部分を磨き落とし、
下地作りまで進んだ。
800番から1500番の研磨剤で磨き、
老化皮膜を落とす。
この後2000番で仕上げた後に、
コンパウンドで磨いて艶を出す。
そして徹底的に脱脂する。
この作業の商品化は、
手間がかかりすぎるので難しい。
スキルと時間がかかるからね。
3段階の研磨を経て、
樹脂専用の透明塗料で仕上げる訳だが、
やっぱりこれにも塩梅がある。
手作業は奥が深いと思うんだ。
手間暇かけコツコツ綺麗になるのは、
本当に楽しくて嬉しいものだね。
クルマの瞳を綺麗にすると、
その人の人格も高まる気がする。
嬉しかったな。
日本人がまたノーベル賞をもらった。
目尻にうっすら涙が滲んだ瞳に、
崇高な人格を見た。
インタビューで答えられた、
ある言葉もとても嬉しかった。
今朝の会議で指示した事と、
全く同じことを仰ったからだ。
「自分の目でしっかり見ろ」
これを忘れるオトナは多い。
では、
何を自分の目でしっかり見ろと言ったのか。
それは明後日のブログで。
出張が控えている。
どんなことが起こるのかお楽しみに。
毎日の活動やスバルについてご紹介します
by b-faction