これは貴重な6速マニュアルの5代目だ。
最終工程を迎えていた。
工房の前でBR9のヘッドライトが研磨された。
磨き終わった後、

大宮君が老化皮膜の状態を目視していた。
輝きを取り戻すには、
まず表面の老化皮膜を徹底的に削り取る。

まず粗く磨いた後、
細かく段階を踏んで最終工程を終えた。
さあ、
いよいよ塗装だな。

これで下準備は整った。
北原課長の手で、
最後の工程が滞りなく完了した。

こうして、
レガシィのヘッドライトが蘇った。
まだペイント仕立ての直後で触れてはいけない。

充分硬化したのを待ちもう一度コンパウンドで仕上げる。
それが終わったら、
いよいよ商品として店頭に並ぶ。

テストする日が待ち遠しい。
6速マニュアルを愛するレガシィファンにとって、
珠玉の一台となるだろう。
送り主は、
その6速マニュアルファンだった。
猫が荷物を届けてくれた。
大きな箱なので、
何かの部品かなと思ったら、

中には嬉しい贈り物が詰まっていた。
埼玉県つくば市の管野さんから、
小さな玉手箱と大きな玉手箱が届いた。
小さい方から、
大好きなお菓子が出てきた。

塩竈名物の梅花堂の藻なかさぶれと、
東太平洋だった。

大きな玉手箱の中から、
「ファイト一発」と声が聞こえた。

封を切ると、
社員に注入するエネルギーの素が現れた。

早速みんなで分け合いました。
ありがとうございました。
連休をファイトで乗り切る事が出来ました。
塩釜市には塩竈神社があり文化性が非常に高い。
海の中にある海藻を使ったギバサ料理も盛んだ。

梅花堂はそれをお菓子に仕込んだ。
カラダに優しい素敵な味だ。

サクッとした食感。

うーん・・・美味だ。
管野さん、
ありがとうございました。
ご来訪をお待ちしております。
三連休は天候に恵まれ、
遠方からのお客様も多かった。
「やっぱりドアグリップは欠かせませんね」
こちらも6速マニュアルの大ファンだ。
新潟から小川さんが1000km点検で来訪され、
中津川周辺の観光も楽しまれた。
たまにはレールバスで移動し、
フクロウ商店街でも見てきませんかと促した。
そろそろ富士重工製のレールバスもお役御免になる。

それは良いですねと、
早速恵那駅に向かわれた。
恵那駅の駐車場に車を預け、
レールバスの時間まで、
周辺を散策するのも良いだろう。
あまから屋の五平餅は逸品だ。
楽しんで戴けただろうか。
また5000km点検でお目に掛かりましょう。

翌日も好天に恵まれ、
地元の秋祭りでにぎわった。
御神輿が元気良く去っていくと、

豊田市から中田さんご夫妻がいらっしゃった。
オイル交換と車検のご予約を承った。
ありがとうございました。
また東京で飲みましょう。
千葉から川淵さんも点検に来訪された。

名物の落花生をお土産に戴いた。

ありがとうございました。
ビールのおともに戴きます。
以前ドライバーズコントロールデフを、
トランスミッションに装着し、
前後の駆動トルクを可変可能にした愛機だ。

久し振りに体調を調べさせていただいたが、
まだまだ十分現役で頑張れる。

車検のご予約も承った。
ありがとうございました。
川淵さんの愛機の前に、
バラバラに分解されエステの真っ最中のWRXがいた。

前のオーナーにも喜んでいただけるように、

隅々まで徹底的に掃除して、
可能な限り良い状態に蘇らせる。

あえて分解する事に拘る理由は、
そこまでやってから、
思いっきりテストしないと、
クルマの性根が見えないからだ。

色々な思いでクルマに愛を注ぐが、
中には間違った方向を剥く時もある。
その状態をつぶさに観察し、
広い視野で手を入れて性能を客観的に評価する。
そこからいくつかのエビデンスが得られるので、

それを他の症例に応用する事が可能になる。
気の長い仕事だが面白い。
川淵さん、
またお目に掛かりましょう。
マニュアル車は永遠に不滅です。