慈しみ。
それは深い海の底に眠る水が、
生命の根源であったように、
ヒトが幸福に生きるための、
柔和で富んだ精神の源。
単にモノを大事にするだけではなく、
フィールドを慈しむ。
Before
After
翌桧の枝を払って戴き、
頭の方を軽くすることが出来た。
再び煽られないように杭で固定した。
掃除の日PartⅡが順調に進んだ。
以前から気になっていた亀裂を、
コンクリート補修材で埋めた。
最初は小さな爆裂で、
コンクリートが割れたのだろうが、
徐々に浸透する雨水で下部の土が流出した。
Before
After
力を合わせて慈しみの心を育てる。
SUBARUに今最も必要とさせる大切な要素だ。
綻びかけても大勢に影響が無いと放置した。
それは、
荒れた心が慈しむ心を阻害する原因となる。
SUBARUが次々とリコールを出す根源に、
生産施設に従事した人々から、
慈しむ心が消えていた事を臭わせている。
丁寧に養生し、
深い慈しみとは何かを思い出して欲しい。
こうした養生を人任せにしては、
良い仕事を続ける事はできない。
リコールが続く以上、
まず軸足をしっかりさせようじゃないか。
やるべきことはただ一つ。
慈しみとは何か。
それを常に心に置いて日々を過ごそう。
何故綻ぶのか。
それは綻ぶ原因があるからだ。
Before
After
その原因は何か。
SUBARUに関わる一人一人の社員が、
もう一度、
足元を良く振り返ってみよう。
本当に慈しんできたのか。
モノには命がある。
慈しむ心を取り戻そう。
Before
After
新宿を捨てる時、
慈しむ心も捨ててしまったのだろう。
新しいエビスは美しく光り輝き、
うわべは素晴らしいが、
慈しむ心が滲む。
「カッコ良い事は長続きしない。
カッコ悪い事は長続きする」
今回もこの法則が当てはまった。
泥臭く古くて使いにくくても、
東富士ビルはSUBARU発祥の地でもあった。
捨てるとは得る事なり。
これもまた真実ではある。
捨てざるを得ないほど老朽化し複雑化していた。
もしそういうなら「詭弁」だ。
手っ取り早くカッコ良くした反動が、
まさに今すべてに表れている。
原点に帰ろう。
SUBARUとは何かをもう一度よく考えようじゃないか。