繁殖
2018年 11月 29日
DMの発送準備も無事終わり、
23時を回りジムを出て家に帰ると、 宮崎さんに戴いたニンジンは、
何としても30周年に当たり、
はずなのだが・・・。
RA-Rの中でしばし思いに耽る。
こういう時こそ締めが肝心と、
ジムに行って1000m泳いだ。
タイムは悪かった。
前日より1分近く遅い。
色々な意味で限界点だ。
ただし連日の泳ぎで、
カラダを64.5kgまで締める事が出来た。
これで1週間の帳尻が合った。
最高の晩酌が用意されていた。
生田さんに戴いた豆腐で蛋白質を補った。
生田さんに戴いた豆腐で蛋白質を補った。
まず葉から調理して食べた。
噛み締めると繊維質が心地よい。
味いつけもバツグンで、
ニンジンそのものの香りも活きた。
水曜日は火曜日より更に精一杯の状態で、 まず早起きして、
インプレッサハウスで待つ20Bを迎えに行き、 一気にワープ(死語)して、 ここは好きなクルマを写す、
前日220kmほど、
気温は摂氏二度なので、
バッツグンの操舵応答性だ。
御嶽山に一番近い所まで来た。
癒しの場へと誘った。
案の定か。
クルマにも根がある。
なので完成した20Bを連れて、
植物によって炭素固定された炭水化物を、
擂り粉木のような大臼歯で噛み、
まるで妊娠しているかのように見えるが、
丁度離乳の真っ最中で、
人懐っこさは天下一品だ。
とは言うものの、
足元が何と愛らしい事か。
時には馬車も登場する。
お元気そうで何よりだ。
繁殖させた個体を、 無闇に儲けるための道具には出来ない。
本気で飼えるのかを確かめ、 飼う覚悟を聞かないと託せない。
本気で開田に根付き、 ブルーベリー農場を開拓した、 田中さんにもお目に掛かれた。 偶然ではなかった。
そこは残念ながら定休日だが、 望桜荘にも、
お!
望桜荘で続ける果実酒の熟成が、
もう一点は、
けれどもしっかりした料理長が、
北原課長が最終的な性能を確認し、
走行距離は6万km。
高速道路で、
午後3時から初めて、
オレンジのWRXも、 残すは定期整備だけとなった。
泡の質は合格でまともな方だと思うが、
継ぎ手のスキルが劣ったり、
泡も良いし、
限界点ギリギリの、 塩味もキツかった。
今年はサンマにとってキツイと言われた年だが、
インプレッサハウスで待つ20Bを迎えに行き、
いつもの高原まで飛んだ。
とっておきの場所だ。
なぜなら運転していなくても、
まるで走っているような構えが撮れる。
軽く高速道路で足を慣らした。
早朝の空気は澄んでいた。
高原では氷点下を迎えた事だろう。
サマータイヤではグリップの限界だが、
そこまで行く間に太陽が昇り、
路面温度は急速に上昇した。
高速道路では確かめられない、
クルマの深い領域を検証できた。 空に向かってグングン昇る。
日陰には霜が残るのでスピードを抑える。
運動性能は申し分ない。
エンジンも気持ち良く更けあがる。
ただし、
超高速領域で時々失火し、
ブーストも断続的に下がる。
後はその原因を究明し、
ネガを潰すだけだ。
そしてWRXに最も似合う、
久し振りに近くまで近寄り、
根の周りを観察した。
樹勢が戻るようで戻らない。
芝がびっしりと根元を覆ってしまった。
根は大事だ。
それが窒息すると樹は衰える。
すぐ死にはしない。
だが虫や菌類によって、
本来の道理に沿わない蝕まれ方をされ、
そのうち弱って枯れていく。
だから正しく育てないと繁殖しない。
これをキメラにするつもりは全く無い。
世の中に少しでも多く残すために、
繁殖させている。
従って全て正しい部品を使い、
正しい作り方で送り出す。
世の中にキメラを残すより、
正しい血統の子孫を繁殖させる。
それが大事な仕事の一つだ。
この道を翔ける必要がある。
種馬が脇目も降らず干し草を食む。
胃の中に送り込む。
消化してエネルギーを取り出し二酸化炭素を吐く。
地中に炭素固定された化石燃料と呼ばれる物質を、
クルマが燃焼させて出力を出し二酸化炭素を吐く。
だから内燃機関が面白いんだ。
空気中に二酸化炭素が無かったら、
植物は育たず、
そのまま減り続けると氷河期が来る。
この馬はオスでタマタマがある。
だから特別な「種馬」さ。
それではなぜ腹がデカいのか。
長い腸がこの中に納まっている。
そして代謝も他の大型哺乳類より高く、
ヒトが面倒を見ないと繁殖できない。
馬の胃は牛と違って一つしかなく、
生存能力も彼らに比べ著しく劣る。
しかし、
人間の出来ない事を代わりにやれる。
そこがクルマとの共通点なのだ。
今年も二頭の仔馬が誕生した。
少々ストレスが溜まっているようだ。
離乳前でも親の真似をして、
時々草を喰うそうだが、
こうして離乳させて、
本格的に干し草を食べられるまで仕込む。
こうして一人前になると仕事があてがわれ、 自分のくいっぷちを稼ぐ。
純血種が途絶えた後も、
賢明な活動により、
ようやくここまで繁殖に成功した。
そうした努力の見返りとして、
不安定な遺伝子を持つ個体も多いようだ。
そこから生き延びた木曽馬で、
今ではこの厩舎が満杯の状態らしい。
仕事を待つ熟女の木曽馬の、
妻を見ているようで、
思わず頭をなでてしまった。
ここを訪れたら、
数百円で体験できるので、
是非この子に跨って、
のんびり放牧場を一周しては如何だろう。
忘れかけた大切な事を思い出すはずだ。
そんなチャンスをお見逃しなく。
偶然そこに薪の支度を整えた中川さんがやって来た。
ここから個人のところに出かける馬も居るそうで、
「飼える」と認められた場合には、
貸与と言う形で飼う事も、
徐々にできるようになりつつある。
犬や猫でも飼うのは大変だが、
馬を飼うのは男の究極的な願望だ。
これに近いのが、
最近の仕事でもある。
明らかにお互いの中で呼び合った。
時間の制約があり、
いつもより早く山を下りた。
そして空腹を満たすために、
以前妻と訪れたお店に行った。
木曽福島も街づくりが盛んだ。
隣のお店が以前とは少し違う、
洒落た和食処になっていた。
こんな茶箪笥が欲しいな。
面白い造りなので、
あちこちに目を凝らした。
見慣れた瓶があるじゃないか。
このお店でも繰り広げられていた。
さる梨なら食べた事がある。
でもボケは食った事が無い。
お店の人に聞くと、
色々な場面で活用するとのことだ。
メニューの種類は少ないが、
キチンとした仕事ぶりが良かった。
すんきの入った鍋焼きうどんを頼み、
たんぱく質を補うために、
500円の湯葉入りおぼろ豆腐を頼んだ。
これはお勧めだ。
しっかりと素材の甘味を感じる料理だ。
一点だけ惜しかった。
ポン酢が出されたことだ。
これは粗塩か、
甘さを引き立てる汁が似合う。
うどんに付いた茶碗蒸しが、
緩くてシャビシャビしていたことだ。
こちらにも「すんき」が入り、
面白くて美味しい料理だ。
しかしながら、
「すんき」の持つ酸を過大評価したのかもしれない。
カラダを張って仕切る店だった。
一言お伝えしようかと思ったが、
次の機会を設けて、
また電車でゆっくり来るのも良いかと考えた。
話すのは、
その時の味を知ってからでも遅くない。
さっさと食べて、
妻の待つ工房へ向かった。
結果として20Bのテストは無事終わった。
不調の原因はプラグだと突き止めた。
新品のプラグを付けたはずのクルマだったが、
外装を仕上げる作業中に、
頻繁にエンジンをオン/オフした結果、
プラグが短期間で絶命したのだ。
これも目途が付いた。
モンスターのテストが始まった。
先々週の明宝アタック後、
工房の奥で静かに眠りについていた。
競技かその準備のためだけに、
ほぼ使われたと見て良いだろう。
最初に妻を乗せて走り、
このクルマの操舵応答性を確認した。
それにしてもすごい。
やっぱり出力は一番出ている。
高速道路を降りてから、
妻にステアリングを渡した。
助手席でステアリングワークを確認すると、
昨年に比べとても上手くなった。
次にアクセルワークを教えた。
するとタイムが伸びない理由が分かった。
スピードをフットブレーキではなく、
エンジンブレーキで落とす。
これは致命的な癖でもある。
コーナー手前の直線で、
理由なくアクセルを戻すので、
前後の荷重は変動する。
不安定な姿勢でステアリングを切り、
コーナーの途中でアクセルを踏む。
速度が足りなくなるからだ。
そこを直すと、
素直にアクセルが踏めるようになり、
メキメキと走行リズムが良くなった。
あっという間に暗くなった。
やっぱり白の出力が一番出ている。
やっぱり白の出力が一番出ている。
二番目に出力が高いのは、
出来上がったばかりの20Bだ。
このクルマは既に火曜日に走らせ、
その状態を確認済みだ。
このクルマは出力が一番低いけれど、シャシーはとても柔軟で乗り易い。
それぞれのドライバーが乗り慣れてきて、
愛馬の扱いが上手になった。
上手く操作できるようになったお祝いに、
居酒屋へ行って乾杯した。
いつも行く馴染みの居酒屋だが、
この日は客の入りが悪かった。
どうした事と思いながら、
ビールを頼んだ。
アルバイトの女性が大小のジョッキに注いで持ってくると、
何となく雑になった感じがした。
と言うのも、
ビールの注ぎ方が余りにも雑だった。
粗い泡で、
しかも泡の量が異常に多い。
泡が下がると、
ジョッキの中身がガクンと痩せる。
以前、
同じ事をやる寿司屋が近所にあり、
何度かアドバイスしたが、
バイトの指導を改めなかった。
その結果そこは潰れて、
雇われていた人が、
大きな迷惑を被った。
下の写真は他所のビールで
あくまでも参考の画像だ。
これも量はと言えばグレーゾーンだ。
サーバーのメンテを怠ると、
出された後にビールが痩せる。
昼間の食事で「味」に関して、
何が足りないか感じた。
この店でも、
ビールの扱いに「何か」を感じた。
ここはなじみの店だから、
女将にそっと感じた事を耳打ちした。
「泡だらけで出すと、
カウンターに並んでから痩せるよ」
すると、
見た事の無い険しい顔をされたので、
それ以上は口をつぐんで、
しっかり食べて店を出た。
ちなみにドイツでは、
出された後もビールが痩せない。
グラスに線が引いてあるから解り易い。
と言う事は、
昔はドイツでも同じようなインチキが蔓延し、
その結果法律が出来たってことなんだ。
法律で決めたから、
ビールグラスもイコールコンディションになった。
次いで注文した品が現れた。
これもまさしくグレーゾーンだな。
今年はサンマにとってキツイと言われた年だが、
このお店らしくなく、
何か困った事でもあるのかもしれない。
さあ、
いよいよ今年も残す所ひと月だ。
大人の国を頭に描き、
皆で日本を盛り上げよう。
日本もそういう時代に、
ようやく足を踏み入れた。
胸を張って暮らそう。
膨らませても痩せるボディじゃダメなんだ。
見せかけだけ広げても、
魂が無いと痩せてしまう。
更に「万が一の時に修理できるか」
そこも「売る」以上はごまかせない。
さあ楽しい仕事を続けよう。
いよいよ残す所あと一日!
気合い入れて行こう!!
そう思った瞬間に、
次の大物が現れた。
どんどん繁殖させたい待望のクルマだ。
思い切って買って良かった。
スペシャルプライスの、
ファン限定奉仕品と見て間違いない。
一花咲かせたい。
そんな想いで作られたはずだ。
男、平川の執念が籠っている。
初対面の印象は、
あまりにも普通過ぎる。(笑)
残念ながら、
オーラをどこにも感じない。
無理もない。
強烈な個性を持つWRXを、
立て続けに乗った後だ。
当然だろう。
まるでスカッと肩透かしを食らったみたいだ。
まあ、
夜に黒いクルマは地味だし、
「Sシリーズ」では無いので、
体中からオーラを出すのも逆に困るかな。
RA-Rは羊の皮を被った狼。
そこが良いのだ・・と自分に言い聞かせた。
シートもWRXの認証シートで、
一番軽いものが取り付けられている。
このクルマに、
フツーのシートが着くと、
これまた何とも新鮮ではないか。
まあ、
クルマは走らせないと何とも言えない。
どんな印象なのか、
ヨガに行く前に試してみるか。
次のブログをお楽しみに。
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by
tochio1976 at 2018-11-29 12:47
群馬の栃山です。
お仕事に、L1ラリーに、20Bにとお忙しい事と思います。どうぞご自愛ください。
L1ラリーは残念ながら恵那へは行けませんが、群馬より応援しています!頑張って下さい!
お仕事に、L1ラリーに、20Bにとお忙しい事と思います。どうぞご自愛ください。
L1ラリーは残念ながら恵那へは行けませんが、群馬より応援しています!頑張って下さい!
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by
b-faction at 2018-11-29 15:19
栃山さん、こんにちは。
応援ありがとうございます。
応援ありがとうございます。
by b-faction
| 2018-11-29 21:59
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Comments(2)