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STI「RA-R」の排気系開発を振り返る

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RA-Rを初めて雪の中で試した。

その排気音が素晴らしく良い。
またコンチのスタッドレス最新作、
VC7の優秀性も良く分かった。

最後に動画を追加した。
4代目レガシィの等長等爆から、
ここまで続く道程に、
感慨深いものがある。
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スバルマガジンが発売になり、
既に入手された方も多いはずだ。

BL系レガシィの特集記事を、
是非少しでも多くの方にご覧いただきたい。

4台の秘蔵車を基に、
取材に協力した。

やっぱりSUBARUのセダンは最高だね。
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安芸の宮島から、
美味しい逸品が届いた。

大聖院の吉田さんから届けて戴く、
大好物中の大好物だ。
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プリンプリンでミルキーな味。
これは一度知ったらやめられない。

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BP/BL系と呼ばれる、
四代目レガシィの持つ、
コクがあって滑らかな味と同じだ。

レガシィと言ったら、
やっぱりツーリングワゴンも欠かせない。

そこでスバルマガジンを読んだ後、
BP5の5速車、
即ち2リッターのツーリングワゴンに、
ちょっと面白い仕込みを施した。
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直ぐ高速道路に乗り、
その味を確かめた。

選んだ個体は2.0GTだ。

BP5のGTは、
スペックBとは少し違う味だ。

まるで宮島の牡蠣のような味を持つ。

硬くない。
そして動きも軽やかだ。

しかも、
かなりシャープに走る。
このクルマは、
タイヤとの相性も良いのだろう。
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面白いクルマに生まれ変わった。

中間地点でクルマを止め、
シャシーを観察した。

タイヤも結構グリップするし、
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ビルシュタインダンパーの味も良い。
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フェンダーに真っ青な空が写っている。
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工事中の難所が、
もうすぐ改良される。
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もう一つ大きなヘヤピンカーブが誕生すると、
ますます気持ち良い走りが楽しめるようになる。
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中津シェライフェも、
どんどん安全な道路に変っていく。
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77km走り終えた。

BP5は抜群の信頼性を持つ。
だから将来に渡って、
かなり長く楽しめそうだ。

同じクルマを創る事が、
これからの時代には無理だからね。

仕込みの秘密を明かそう。
それは、
オフィシャルにチューニングされたマフラーだ。
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スバルの用品開発から生まれた、
STIゲノムという商品だ。
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SUBARUの純正部品サプライヤーがリリースした、
渾身の作品だった。
坂本工業の作った純正のスポーツマフラーは、
今こうして確かめると、
品質と価格と性能が実によく融和している。

アフターパーツがいくら良いと言っても、
サードパーティと呼ばれるメーカーには出せない、
耐久性を含めた高度な総合性能を持つ。

そしていよいよその翌日、
待ちに待った区切りがついた。

橋本さんからお預かりしている、
レガシィの基本的なリフレッシュ整備が完了した。

そこで早速そのBP5をテストした。
全く偶然にも、
前日のテスト車と全く同じだ。
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TY75には、
やはり長く作られ続けた良さがある。
20万キロオーバーからのリフレッシュが、
お客様の期待に応えられるよう、
万全のチェックを施す。

そのためには約80kmの走破が欠かせない。
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走る前にトリップメーターを確認した。

預かっている間、
工房内の移動だけで過ごした。

従って当然の如く燃費が悪化した。
マルチモードのディスプレイに、
6.1km/Lと燃費が表示されている。
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こうして見ると、
今でも通用する最先端の設計だった。

軽自動車を作りながら、
時代の最先端を走ることが、
そもそも大きな矛盾だったね。

何事も歴史は語る。

その反動でバリューなクルマ作りに振りすぎ、
結果的にリコールが山積した。

放物曲線の法則が、
これを振り返ると良く分かる。

6気筒やツーリングワゴンを捨て、
もうすぐB4まで捨てようと企てるのか。

今にスバリストの一揆が起きるぞ。

荒れそうになった心を、
平常心に抑え込み、
トリップメーターをリセットした。

そして前日と同じコースを走った。
気持のよいサウンドが心に沁みわたる。

等長等爆、
ツインスクロールターボ
チタンブレードを持つタービン
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これらの相乗効果で、
二度と出せないようなプレミアムな性能を持つ。
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77km走り終え二桁の燃費を達成した。

半端な走りではない。

最も、
こちらもエコモードを適宜利用した。

走り終えて工房に保管し、
RA-Rで帰宅した。
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その時はまだ1000km未満だった。

翌朝出勤する時、
気温が氷点下4℃を指していた。
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出勤して望桜荘の横にクルマを置き、

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工房のBP5にあいさつした。

おはようと声を掛けた。


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昨夜の元気な走りで、
昔の自分を取り戻したようだ。
良い顔してるね。

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そして最後の化粧だ。

錆止めを丁寧に塗った。
等長等爆のエキゾーストが誇らしげだ。
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乗ってる人にしかわからない、
美味しい牡蠣の味。

排気系は重要なんだ。
簡単に出力を出そうとすると、
他が何かが破綻する。

価格に妥協すると、
寿命が短くなる。

コスト対効果がはっきり表れない事も多い。

さて、
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RA-Rの心臓部にも触れよう。
隠れて見えないが吸気効率を高めた。
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その上で、
排気にも効率向上が施された。

この素敵なポイントも紹介したい。

まずエキゾーストサウンドが心地よい。
排気系をいじったクルマにありがちな、
下品な脈動が一切ない。

STI自身がプロデュースし、
SUBARUの技術開発まで巻き込むと、
これほど優れた排気系が出来上がる。

RA-Rの前にS202と言う、
まさに暴力的なコンプリートカーがあった。
あのレベルの粗さを消して、
能力を残したまま、
S402のマフラーのように仕上げたイメージだ。
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過去にSUBARUとSTIは、
低背圧マフラーの共同開発で、
悪戦苦闘した経験を持つ。

目指す解を求めるために、
1.特定の周波数をピタリと消す。
2.その上で実効的な低背圧化を実現させる。
3.質量の低減。
4.SUBARU量産品と同等の耐久性と安定性(保証対象)。
5.販売価格と投資費用対効果のバランス。

中でも加速騒音の低減と、
近接排気騒音の低減の両立が至難の技だ。

これらは自動車メーカーとサプライヤーが、
相当本腰を入れないと難しい。

馬力とトルクを引き上げ、
良いサウンドを残せて雑味も消す。

メインマフラーを軽くして、
マフラーカッターも美しく仕上げる。

これらは簡単なようで簡単では無かった。

結果的にその開発は失敗したが、
全くのゼロベースで始まったこの計画が、
STI内部におけるマフラー開発の下地を作り、
人材育成にも大きく寄与した。

この事があってから、
STIのリリースするマフラーは、
大きく性能を伸ばした。

その象徴がRA-Rの排気システムだ。
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正直に言おう。
STIが作る最近のマフラーは、
そうとう高いレベルの仕上がりだ。

物凄く気に入っている。

久し振りに息子を誘ってテストに出た。
良いサウンドだ。

下りなので聞き取り難いが、
遠くで奏でる澄んだサウンドが解るはずだ。

過去にSUBARUの技術開発本部が、
STIの排気系開発に絡んだ効果が出ている。

やはり自動車メーカーの開発は、
全ての点で執念が違う。

コストを削減すべきだとする理由も解るが、
STIのコンプリートカーには、
やはりコストを度外視しても良いと、
常にチャレンジする気合も必要だ。

それはレースからではない。

過去の韻を踏み、
その上に改善を積み重ね、
欧州のプレミアムスポーツを蹴落とすしかないだろう。

不易と流行をよく考え、
良い商品を作り続けて欲しい。

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by b-faction | 2018-12-20 12:00 | Comments(0)

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