うっすらと雪が積もった朝だった。夜明け前、玄関を出たら三日月と明るい星が目に飛び込んだ。

この星は何なんだろう。
不思議な感じがした。
そして、
「きっと良い一日になる」
そんな予感が沸き上がった。
RA-Rにまたがり会社に向かった。

走行後のメーターを見ると、
積算系は2136kmを示した。
過度に回さないように意識して、
大切に大切に扱って、
ようやくここまで来たが、
全体的にまだ硬い印象だ。
回さないから、
エンジンが上まで回らない。
この感じはとても大切で、
慣らしの間、
回らない印象を感じる方が、
将来良いクルマになる。
シャッターを開けギャラリーを確認した。

ラリーカーがお客様の来訪を待っていた。
こんな風にお迎えして、
いつもと違う雰囲気を楽しんで戴く。
中津スバル流の初詣だ。
足元に目が留まった。
装着されているタイヤは、
このクルマがリタイヤした事によって、

本領を発揮せぬまま眠っている。
とてもユニークなDWS06だ。
オレンジ号にコンチネンタルのDWS06を使用し、
その効果を試したかった。
GC8のように、
軽くてパワフルな4WDは、
レガシィとは違う特性をタイヤに求める。
まだ実力を十分に発揮していないので、
エンジンが元に戻ったら思いっきり走ってみよう。
低温時のスポーツ走行で、
かなり面白い走りを見せるはずだ。
そんな事を考えながら、
店を開け社員の到着を待った。
展示車にうっすらと積もった雪を、
井戸水を使って洗い流していると陽の光が周囲に溢れた。
同時にお客さまが次々と来訪された。

美味しい千葉の逸品だ

二つのお土産を戴いた。
まず、
いかにも旨そうなふりかけだ。

そしてラングドシャ。
村松さん、
ありがとうございました。

二日目の抽選カーも、
申し込みの締め切りは11時だった。
抽選の時間になり、
店内のお客様に盛り上げ役をお願いした。

晴天の下、
抽選を開始した。
その結果、
初日に外れた渡邊さんが、
執念で幸運を手繰り寄せた。
おめでとうございました。
スーッと展示場が静かになると、
滋賀から逸品が届いた。

いつもありがとうございます。
お正月の晩酌に相応しい、

日本の味の数々を、
本当にありがとうございました。

鮎家の味は一度知ったらやめられない。

荒井さん、
ありがとうございました。

20Bのコックピットをお確かめ戴き、
奥様にはラリーカーをシュミレートしていただいた。

サードドライバーの座も狙われたのでは・・・・・、
コックピットに収まった姿を見て思った。

是非腕を磨き、
オーディションにエントリーされてはいかがだろう。
今年の晩秋にも、
L1ラリーは幕を開ける。
精の付く夜のお菓子も届いた。

しかも全品ゴールドだ。

正しく神々しい。

長江さん、
ありがとうございました。

RA-Rのステアリングは、
オプションのウルトラスウェードに置き換えられた。
この握り心地は最高だ。
いずれその手に収まるかもしれない。
そんな予感がした。
午後から米澤さんが来訪された。

珍しい油揚げを戴いた。
知る人ぞ知る逸品らしい。
晩酌にもってこいだ。

二種類の日本酒も頂いた。

これは涎が出そうだ。
飛騨の銘酒の味が悪いはずがない。

古川町には昔から良い酒蔵があると聞いている。
楽しみだ。
いただきます。
慌ただしくて、
本当に申し訳ありませんでした。
ご配慮いただき感謝しております。
また是非お目に掛かりましょう。
脚の御怪我、
お大事になさってください。
この日も抽選は大盛況だった。

明智町の安藤さんにミカンが当たった。

東白川の安江さんにもミカンが当たった。
そして豊田市の手塚さんにもミカンが当たった。
そしていよいよ特賞が出た。

木曽福島の東條さんの手に、
特賞のプラズマクラスター付きの、
セラミックファンヒーターが渡った。
吟味に吟味を重ねた特賞だ。
おめでとうございます。

その後サプライズがあった。
博多の児玉さんからお年賀を戴いた。

凄い卵だ。
40日間も日持ちする抜群に美味しいタマゴだ。

ありがとうございました。

こちらこそ、
本年もよろしくお願いします。
お目に掛かれる頃には、
もう一頭増えているかもしれない。
楽しみにご来訪ください。
早速晩酌で美味しいものを戴いた。

まず卵を洗って食卓に置き、
次にあげづけを炙ってもらった。

ネギと唐辛子が食欲を更にそそる。
一杯飲んだ後の、
締めは当然卵かけご飯だ。

本当につまめる。

流石に娘も文句を言わず「銀シャリ」を用意してくれた。
勿論、
安曇野の深澤さんに戴いた無農薬米だ。
本当にモチモチで、
堪らなく美味しかった。
皆さんありがとうございました。
ここで先月を少し振り返る。
記事を26本書いた。
その内で閲覧数が多い順番に3つ挙げると、
トップは14日の記事だ。
「新型WRX STI TYPE「RA-R」総論」
3番目は20日の記事だ。
「STI「RA-R」の排気系開発を振り返る」
二つともRA-Rを取り上げたので、
注目を集めたようだ。
その中で注目に値するのは、
8日に書いた「準備」という記事だ。
実はちょっと驚いた。
三位を大きく引き離し首位に肉薄している。
この記事は実質的に一番多く読まれた。
だから読者からの反響も大きかった。
SUBARUはレガシィについて、
もっと国内の顧客を真剣に振り返るべきだ。
更に国際競争力の高いクルマで、
スバリストを喜ばせて欲しい。
興味深いドラマを、
晩酌をしながら楽しんだ。

聞いた通り、
SUBARUばっかり出てくる楽しい番組だ。
ライバル企業の農機具が、
トランスミッションに使われた部品の欠陥で、
リコールを掛けたい。
が、
対策部品が簡単に手に入らない。
SUBARUとも被る、
非常に見応えのある良い番組だ。
クボタの味も良い。
SUBARUも得意な遠隔操縦で、
コンバインを動かすと言う、
この時代に望まれる「農機」を具体的に示す。
SUBARUとクボタ、
双方の持つイメージもマッチングが良い。
日本の農機も世界に誇れる重要な基幹産業だ。
衛星からのデータを基に、
農機を操り台風被害を最低限に抑えるストーリーは、
とても面白く親しみも持てた。
更にストーリーの中で、
重要な役割を担うのが「帝国重工」だ。

これはどこからどう見ても、
三菱重工そのもので会議室の演出まで、
「ミツビシ」が思い浮かぶほどだ。
かつては三菱同様に国家を重視し、
世界情勢を憂いた企業が「中島飛行機」だ。
戦前は三菱を抜き、
東洋一の規模を誇る航空機メーカーだった。
SUBARUは、
その名を隠し、
祖先を敬わなかった。
その結果、
思いがけぬ混迷に翻弄されている。

大掃除でその端緒が出てきた。
まさにこの時から、
SUBARUの混迷が始まった。
一度落ちてみないと解らない事は、
三菱にもあったしSUBARUにも起きた。
さらに言えば、
劇中の帝国重工の扱いも、
この筋書きに通じるところがある。
真実を薄め加工しすり替える。
三菱重工には、
国家と共に歩むと言う素晴らしい社是がある。
文言を伴わぬが、
彼等を見ればその真実は裏打ちされる。
投資の回収が見込めるとは言い難くても、
日本の先端技術として譲れぬ場面には、
必ず彼等の存在がある。
三菱のそういうところが大好きだが、
この劇中で思わぬセリフが飛び出した。
「笑顔を作る」が逆鱗に触れれように、
吉川晃司の放った言葉も不愉快だった。
「国家と共に歩む」を、
「心を作る」と意訳したからだ。
実に鼻に付く表現だ。
「戦闘力」を、
「卓越したクルマ」に置き換えた企業を、
「笑顔を作る」と意訳した行為に似ている。
そして、
こんなに素晴らしいクルマも、
意訳して「X-BREAK」とした。

そもそもアウトバックの「X-ADVANCE]は一目ぼれしたクルマだ。
で、
二代目の登場を心待ちしていた。
その二代目「X-ADVANCE」が、
なぜ格下の名前にすり替えられたのかを、
順を追って考えてみた。
このクルマは実にセンスが良く、
初代に対して更に輪をかけて良い。

エビスのショールーム前に並んでいたクルマを見た途端、
無性に欲しくなった。
特にフロントフェイスが良くなった。
他の部分も韻が踏まれ、
素晴らしく品がある。

直ぐ注文して到着を待ち、
お正月の目玉にしたら、
3人のお客様が付くほどだった。

元旦にこのクルマが瞬足で売れると、
翌日もアウトバックの新車が売れた。

ボリューム感が半端ない。

ルーフレールが、
ボリューム感の要でもある。

クロスバーを内蔵した贅沢な作りだ。
ところで、
レガシィOUTBACKと、
いまだに名代を引き継ぐ訳は、

もしOUTBACKを外したら、
レガシィそのものの存在が、
とても危うくなるからだろう。
対称的なのが、

こちらのクルマ。
だから恣意的にナンバープレートを着けている。
ほとんど同じアウターパネルを使うなら、

今後は明確な出自を付けたほうが良い。
そもそもハイブリッドを無理やりe-BOXERとし、
グレード名をADVANCEにすり替えた事が、
OUTBACKに格下の名前を流用した理由だと解析した。

ハイブリッドのアイコンも稚拙だ。
スズキでも使っているような、
単三電池のプロフィールを、
両側だけピストンに置き換えたイージーな発想。
e-BOXERはなかなかの呼び方だと、
自己満足しているようでは今後が危うい。
なぜか。
ほぼシステムをキャリーオーバーし、
電池だけ更新したシステムに、
「アドバンス」と名付けた。
そこが笑止!
グレード名の一部だったハイブリッドを、
イージーな発想でADVANCEに替えたので、
以前からある「X-ADVANCE」と両立できなくなった。
まあ、ユトリと言われても仕方ないわな。
真剣にレガシィを売らないと、
中島知久平を粗末に扱ったのと同じように、
また天罰が下るぞ。
平成の時代はレガシィで始まった。
苦楽を共にした大切なクルマが、
レヴォーグごときで補えるはずがない。
G4でB4の代わりは出来ない。
よく考え国内戦略を構築して欲しい。
終わり