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醸す

一年があっという間だ。

ファン限定のブログを融解する。
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昨年の早春、
出張から戻ると、
娘に頼んだポスターのレイアウトが、
ほぼ完成していた。

正月から全開で働いてきたが、
毎年頑張れるのは、
家族の協力があってのことだ。

またそれを続けてきたおかげで、
今も皆で一生懸命働く事が出来る。

娘の婿殿が年始の挨拶がてら、
イベントに来てくれたので、
「結婚後も正月だけは手伝わせてくれ」と頼んだ。

えっ!というような顔をして息をのんだが、
娘はケロッと、
「お金くれればよいよ」と笑って言った。

嫁ぐ日迄のカウントダウンが始まると、
眼が合うたびに「あばよ!クソ爺い!!」と笑いながら言う。

あのなあ、そういう憎々しい事を言うと、
だんな様にもぽろっと出るぞ。
と言うと、

「大っ嫌いな人にしか言わないから大丈夫」
何と憎々しい(笑)

「お願いだから結婚式に来ないで」
そんな酷い!!

「『来ない』って一筆書いてくれたら好きになってあげる」
ほお、
面白い事を言うじゃないか。

30年前に元旦から働く気持ちになったのは、
子供が生まれて視点が変わったからだ。

子供を育てるのではなく、
育てさせてもらえる、
何よりも重要な学習の場を与えられた。

子は親の鏡だからね。

他にも大きな理由があった。

その当時、
正月休みが終わると、
新年の仕事始めで風邪をひいた。

子供に情けない姿を見せるわけにはいかない。

休んで仕事に備えるべき所を、
好き放題に遊んで病気になり、
穴を開ける姿は、
教育上絶対に許される行為ではない。

そう覚悟を決めると、
これが意外にも楽しかった。

そのまま、
あっという間に30年経った。

仕事を手っ取り早くやる事、
マーケティングを練り最善な買いを導く事、
以上は大事な仕事の要だ。

成功への戦略に欠かせない要素だ。

けれども、
子育ての上で「そうはいかない」と、
随分学ばせてもらった。

だから、
これと決まった「解」が無いのだ。

難しいから遣り甲斐があるし、
遣り甲斐があるから、
子育ては面白い。

とにかく、
「手っ取り早く」出来ないので、
我慢比べなど日常茶飯事だ。

だからこそ、
「醸す」ことが重要になる。

人生のバランス。
それが子育てかなぁ。

独り者の頃は風邪を引く事など、
まわりに対して恥ずかしいとは思わなかった。

「醸そう」とは思わないからだ。

そう思う事を、
転機」と言うのだろう。

転機が訪れ、
働く姿勢が一気に好転した。

妻と子供にとっては喜ばしくは無かったかもしれない。
けれど、
全てを巻き込んで店を開け続けた。

現在キッズコーナーになっている場所は、
元々扉で閉ざされた休憩室で、
缶コーヒーの空き缶が山積みで、
煙草臭くて酷い場所だった。

そこを綺麗に片づけて子供部屋替わりにし、
息子と娘は朝から晩まで二人で過ごした。

暖かいし、
眼が届くので好都合だった。

子供が可哀そうだと言う人も居るだろうが、
全くそのようには思わなかった。

少なくとも「働く姿勢」とは何かを、
自然に掴んだはずだから。

だから、
次は自分達で実践して欲しい。

子供に対する責任から、
これで全て解放された。
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婿殿、
後は頼んだよ。

2019年1月29日のファン限定記事を溶解

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by b-faction | 2020-03-19 15:20 | Comments(0)

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