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エクシーガの誕生からアウトバックの変遷を見る

久し振りにエクシーガを操縦した。
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平成20年のFWDだ。
エクシーガはAWDしか駄目だと思ってる人は、
是非そのステレオタイプから脱却して欲しい。

オプシディアンブラックパールの2.0i-Lは、
専用開発の水平対向4気筒DOHCエンジンと、
軽量なFWDのパワートレーンを組合せてある。

軽快なフットワークが魅力的で、
余裕を持って7人乗れるスポーティなワゴンだと思ってほしい。

ミニバンとひとくくりにするのは余りにも惜しい。

パノラミックガラスルーフと、
後席をせり上げたシアターシートレイアウトで、
室内はとても開放感に富んでいる。
ナビにはリヤカメラ映像が出るし、
クルーズコントロール長距離も楽だ。
運転席パワーシートとHIDヘッドライトで快適に走れる。
走行距離は8万キロを超えているが、
今では希少な極上車と言える。
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エクシーガのテーマカラーはブルーだったので、
各所にそれとなく青がモチーフとして取り入れられた。

メーターを見ただけで、
エクシーガだと解るコーディネートだ。
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いつものテストロードを、
撓る様に走る。

物凄く面白かった。

タイヤも冬用では無いので、
厳しい環境下にもかかわらず、
攻めても攻めても音を上げない。

「もっといけるぜ」とせかされた。

そんな感じの楽しい走りだった。

あっという間に80km近く走った。
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展示車にも定期整備を施す。
その品質向上の結果を実際に走らせて確認し、
常に最もふさわしい解を求める。

エクシーガはSUBARUファミリーの中で、
大柄な部類のクルマに相当する。

開発には様々な苦労が伴ったが、
最終的にBP型レガシィをベースにして生まれた。

面白いのは、
まだ当時開発中で世の中に登場する前の、
BR型レガシィの一部も応用した事だ。

だから操舵応答性は、
BP系の良さを予想以上に発揮する。

久し振りに走らせて、
それが良く分かった。

スポーティーな水平対向DOHC等長等爆エンジンと、
軽量なFWDの良さが融合し、抜群の操舵応答性を誇る。

操舵応答性は、
クルマの本質として非常に大切だが、
日本人の多くのドライバーは、
そこを全く味わっていない。

可哀そうだが、
味音痴の人が多すぎる。

なかなか自分から運転を見直すという、
努力家は少ない。

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東京から井山さんが来訪され、
ドライブエクスペリエのAプランを体験された。

奥様も同乗してレクチャーしたので、
客観的要素も充分掴んで戴いた。
誰かが見ていると、
それを客観的な意見として、
DEを復習する時に使える。

多分、
大きく変わったドライブスキルに驚かれたはずだ。

ドライブスタイルに疑問が生じたら、
また是非参加して戴きたい。

乗り降りする上で、
一つ知っておくと良いコツがある。

まずシートベルトを締め、
次にギュッと引いて、
ドラポジを決める。

それが決ったら、
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ドアミラーの後にルームミラーを確認し、
見難いようならきちんと調整する。

これで運転の軸が決る。
それをやるかやらないかで、
美味さに大きな差が出ると思おう。
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最新型のアウトバックは、
出た頃よりもますます充実し完成度が高かった。

エクシーガは日本を卒業し、
アメリかへ旅立った。

アセントがどんなクルマか、
走らなくても簡単に予想が付く。

解り易いし速いクルマだろう。

でも日本人には、
オッと、
日本のスバリストには刺さらないね。

クルマの味が根本的に違うはず。
そうじゃないとアメリカでは売れない。


ここにある動画は、
アウトバックのディーゼルでアウトバーンを走った記録だ。

クルマ天国のドイツでは、
ドライバー一人一人が自己責任の意味をよく知っている。

アウトバーン全てが制限速度無制限じゃない。

どれほど高速道路を上手く使うか、
よく見て違いを実感して欲しい。

その上で、
やっぱりアウトバックは欧州より、
アメリカの方が良く似合うクルマだ。

両方で試したけど、
間違いなくそれは言える。

じゃあ日本ではどうか。

運転の下手な日本人は、
けっこうアメリカナイズされたクルマの方が良い。

欧州向けを作っても豚に真珠となる。
なので、
バリューなクルマ作りを進めるSUBARUは、
欧州から軸足を移したのだろう。

3つの動画を紹介するので、
Wi-Fiの環境下にある愛読者は、
何を言っているか改めて見直すと面白いだろう。
まずアウトバーンのディーゼル編を紹介した。

次に、
ニュルブルクリンクのガソリン編だ。





これを見ると解るはずだ。

ガソリン仕様のアウトバックは、
物凄くスポーティ意だという事が。

ディーセルで苦労したので、
リニアトロニックの変速特性が物凄く好ましい。

ニュルの最終コーナーも、
気持ち良く駆け抜けた。


大きさを全く感じない。
気持ち良く走るので嬉しくなった。

こんなところを、
じっくり振り返られるのも、
インターネットの時代の良さかな。

最後にこの動画を紹介したい。

この傾向が運転が下手だと解らない。

なぜか。

そこを想像して、
質問があればコメントして欲しい。

但しどこの誰か解らないコメントには、
お応え出来ないので、
あらかじめご承知おきを。



Commented at 2019-01-24 22:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by gda6985_z83 at 2019-01-25 08:05
代田社長 おはようございます。
レヴォーグとコンチネンタルのスタッドレスのおかげで福井への出張は快適なドライブになりました。ドイツの景色…ヨーロッパを旅した自身の若き修行時代を思い出しました。さて私の友人(日本から米国に帰化)がニューヨークとボールダーにいます。二人とも大のクルマ好きでヨーロッパ車とスバル車を所有しています。二人に共通しているのはハンドリングとサスペンションのレスポンスを俊敏にして欲しい!そうスバル車に望んでいる事でした。生粋のアメリカ人のスビー達もそう望んでいる声が多いとの事でした。アメリカのスビー達にも軽快なハンドリングの(スバル製の)FF車を味わって欲しい!!そんな事を想いながら社長のブログを拝見致しました。
群馬県 阿部文昭
Commented by b-faction at 2019-01-25 10:41
佐藤さん、おはようございます。動画だけでは伝えきれませんが肘の角度重要です。佐藤さんが利用するディーラーの担当者は正しいドラポジを知りません。レカロも良いですがシート角度の調節は面倒ですね。電動は便利ですが重いです。
Commented by b-faction at 2019-01-25 10:48
阿部さん、おはようございます。面白い福井土産の写真をありがとうございました。SUBARUはアメリカで凄い人気なので、売れるクルマを創ることは大切ですね。各国それぞれの事情は住んでみないと解らないですね。
Commented by 石渡 at 2019-01-25 16:39 x
代田社長様

いつも楽しく拝見しております。
E型エクシーガを入手して10か月。北の大地で初スバルAWDを堪能しています。
秀逸なパッケージング、気持ちのいいFB25エンジン、不満は全くありません。
土地柄や自分の使い方からするとAWDの必要度は高いですし、
また、こちらの中古車市場でエクシーガのFWDを見かけることはほとんどないこともあり、
それは選択肢には入りませんでした。
ただ、今回&過去のブログでの社長の高評価を目にしますと、とても気になってしまします(笑)。
本家BPにはなかったFWDを体感してみたいものです。

石渡
Commented by 埼玉のさとう at 2019-01-25 18:00 x
こんばんは。埼玉の佐藤です。
エクシーガ2.0iの軽快感は、現在販売されていないことも影響し、非常に気になっています。うちのようにフル乗車で埼玉〜名古屋往復でどのような走りをするのか…。
さて、ドライブスタイルの見直しによる効果は、やはり大きいですね。職場で、ほぼ全メーカーの車に乗る機会がありますが、このあたりのポイントを抑えて乗ってみると、それぞれの特徴がはっきりと見えてきて面白いです。
また、アウトバーンの動画ですが、社長のコメントに一票です。追い越し車線を走行している車両も、それが完了した段階で、しっかりと走行車線に戻っているあたりは、さすがとしか言いようがありません。
Commented by b-faction at 2019-01-25 18:17
石渡さん、今晩は。EJ20をミニバン仕様にチューンした専用エンジンと、スポーツシフトE-4ATは相性抜群。軽いという事は楽しい。レスポンスも良くて楽しいですよ。一人で走ってると意外にパノラミックルーフの重さも感じません。まさに希少車です。
Commented by b-faction at 2019-01-25 18:19
埼玉の佐藤さん、今晩は。
効果が出て良かったです。少しずつ周りに広めることが僕の使命ですね。これからもよろしくお願いします。
Commented by lovely0096 at 2019-01-26 18:41
明石の木下です。
こんばんは。
今日はこの冬初めて、小雪が散らつきました。
映像を拝見させていただきました。
ガソリン車に比べてディーゼル車は、コーナーで舵が一発で決まっておらず、ハンドルを切り戻したり切り足されているように、お見受けしました。
私もコーナーでは舵が一発で決まるよう意識してハンドルを回していますが、BG9Bでは舵が一発で決まった通勤路のコーナーでも、プリウスだと切り足すことが多いです。
Commented by b-faction at 2019-01-26 19:23
明石の木下さん、今晩は。寒いですね。レガシィのパワーステアリングユニット供給先は他と違うので特性に違いがあります。ドイツの一般路だと狭い片側一車線の道を高速で(100km/hはが制限速度)走ります。こういうシチュエーションだと操舵応答性が少し甘いので小刻みにステアリングを動かしてます。ここを走るなら(今ちょっと気迷惑かけてますが)日立のユニットを持つXVの方が気持ち良いです。ディーゼルという理由よりむしろパワステの違いによる特性が顕著でした。
Commented by lovely0096 at 2019-01-26 20:42
明石の木下です。
お返事をありがとうございました。
パワステの違いによる特性とは、気が付きませでした。
てっきり、サスペンションの味付けによる影響かと思っていました。
部品一つで応答性に影響するとは、クルマって奥深くて面白いですね。
Commented by b-faction at 2019-01-27 10:20
木下さん、おはようございます。いわゆる「動的質感」に含まれる性能です。見て感じる動的質感、触れて感じる動的質感、更に操ると解る動的質感があり、それぞれに求める解がすべて異なります。
Commented by lovely0096 at 2019-01-27 20:34
明石の木下です。
こんばんは。
いつもご教示いただき、ありがとうございます。
動画と昨夜公開されていました「タイヤの話し」を参考に、ハンドルを握った時に肘が直角になるようシートの背もたれの角度を1ノッチ(手動シートなもので)起こしました。
慣れるまで窮屈でしたが、直近の前方視界がより見えるようになり、ハンドルから伝わってくる感触も変わったように感じます。
改めて、ドライビングポジションの大切さが分かりました。
Commented by b-faction at 2019-01-28 17:10
木下さん、奥様に横から動画を撮ってもらって、それを見て自己採点してください。役に立ちますよ。
Commented by lovely0096 at 2019-01-28 19:17
明石の木下です。
コメントありがとうございます。
週末に試してみます。
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by b-faction | 2019-01-24 22:00 | Comments(15)

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