RA-Rを高速道路と高原で試す
2019年 01月 30日

やっとオドメーターは3000kmを指した。

いよいよ1月も終わりを迎え、
来月に向けた準備を始めた。
かわら版を受け取りに、
高速道路を西進した。

と言うのも常時ヘッドライトを点けてるので、
夜間は照度を下げる。

最初は気にならなかったが、

このクルマは特にメリハリが効く。

迷わずインテリジェントモードにして、

高速道路を少し飛ばしたところで、
無事かわら版を受取り、

MFDを見たら氷点下4度だった。

以前のように弾かない。

高原に着くと雲一つない天気だった。

久し振りに御嶽山を近くで見ると、
WRXはまた塩だらけになったけど、



このように真っ平らな道路は、

逆光の時は見辛いので、
メーターの照度を上げた。
高速を走る時は、
DCCDをオープンデフにして、
その時の気分でSかS#で気持ち良く走る。

道路で交通規制がある時は、

エネルギーを上手に使う。
ぜんぜん面白くないけどね。

エンジン回転は4000rpmが上限だ。
能力の半分も使っていない。
ところが、
こんな低レベルの使い方で、
その動力性能をシャシーが上回るとは言えないのだ。
まずこれが、
主に高速道路を使った結論だ。
オートサロン以降、
トリップメーターは1200kmを超えた。
無事かわら版を受取り、
予定通り詰め込みも終わった。
間も無く愛読者の許に届くだろう。
お楽しみに。
その翌日の水曜日、
早起きして高原を走った。
思い切り走ると言う意味は、
暴走行為をするのではない(笑)
5000rpmを常用するくらいまで、
軽く鞭を入れてみるかなってところだ。
エンジン掛けて車庫から出し、

そこで試しにS#を入れると、

ピッと拒否するはずが、
すんなり入って拍子抜けした。
そのまま国道をS#で気持ち良くサウンドを楽しみながら走り、

開田高原に全く雪が無い。
本来ならこうなる場所に、
今年は全く雪が無い。

噴煙が少し出てるのが確認できた。

かなり懐いてきたみたい。

スタッドレスとは思えない操舵応答性の良さだが、
過信せずグリップを丁寧に引き出した。

最高のエンジンだ。
でも脚の動きは全然ダメ。
相変わらず各タイヤの荷重が目まぐるしく変わり、
とても短絡的で救いようが無い。

一般的に少なく、
常識的に考えれば、
あちこちに抑揚があるものだ。
RA-Rの意味を取り違え、
サーキットと短絡的に結び付けてクルマを仕上げた。
サーキットを「念頭に置く」クルマと、
短絡的にサーキット走行を考えたクルマは違う。
だから味が悪く、
不陸を吸収できない幼稚さが顕著に出る。
これはどうしても見過ごせない。
だからしつこく書く。
もし書かないと、
「これで良い」と、
勘違いするおバカな人も現れる。
この脚がどれくらい危険か、
状況を示す動画も撮った。
高速道路では橋脚の僅かな段差でクルマが跳ね、
そのお釣りも吸収できない。
高原のワインディングで楽しいのは、
真っ新で平滑な路面だけだ。
日常的な不陸でも敏感に拾う。
困った事に、
舗装された田舎道で危ないのだ。
たまに現れる大きめの段差を想像して欲しい。
橋の上で丸くなったような場所だ。
GC8などは、
持って生まれた素質で、
そういう場所をポンと乗り越える。
ストラットの長所を生かしているからだ。
ところがマルチリンクから、
ダブルウイッシュボーンになると、
リヤのダンパーストロークが足りない上に、
サスの横剛性も低くなった。
なので、
10年以上に渡りSTIはずっとその対策に力を注いだはずだ。
その一環としてニュルブルクリンクのチャレンジがあり、
そこでクラス優勝を勝ち取るクルマを目指し続けた。
ニュルブルクリンクに沢山存在する不陸は、
日本の道路にいくらでもある。
いくらレコードアテンプトだからと言って、
こんなに面白くない脚を商品化してはならない。

ほとんどが嘘だ。
ニュルブルクリンクで走れない脚を、
さも走ったかのような嘘で固めている。
グラフの真実性もさることながら、
「何を」「どのように」という具体性を曖昧にしたまま、
イメージだけ幼稚な文章でまとめた。
そして「何とかの一つ覚え」のように、
ダンパーストロークを減らす。
これが更に幼稚な動きを助長する。
ニュルブルクリンクでクルマの熟成を極める事で、
速くて気持ち良いクルマになり、
その上で運転まで上手くなるクルマが作れるのだ。
実際にRA-Rは日本の道で速く走れず、
気持ち良く運転することも出来ない。
更に困った事に、
各タイヤの荷重が目まぐるしく変わる、
とても幼稚なサスおかげで、
運転が上手くなるような土台になれない。
最もやってはいけない事は、
よくあるタレントを軽率に悪用するような、
幼稚なパブリシティだ。
彼はレーサーだが、
当然クルマの開発能力も身に着けている。

だが彼の人間性は凄く良いと聞いている。
妻は鈴鹿でのレースの度に親しく話す。
その妻が褒めるから間違いのない男だろう。
次にお目に掛かった時、
はっきり話を聞こうと思う。
このカタログに、
ニュルブルクリンクで戦う男として登場した。
「このシャシー性能を本気で褒められるのか」ってね。
もし本気で褒めるなら、
レーサーとしては優れていても、
クルマの開発能力はゼロだろう。
STIの責任は重い。
自覚して欲しい。
このカタログは彼のキャリアに傷をつける。

社長様おはようございます。
ぴょんぴょん跳ねて、コーナリング中だとギャップでぶっ飛ぶ感じですか??
それを市販車で出すのもある意味、スバルやるなー!
電子制御の安全装置もいいですけど、もっと根本、ベンツやBMWみたいな足なら安全性も向上するとおもいます。
スバルのボディにマツダの足とか、いい線いきそう
ぴょんぴょん跳ねて、コーナリング中だとギャップでぶっ飛ぶ感じですか??
それを市販車で出すのもある意味、スバルやるなー!
電子制御の安全装置もいいですけど、もっと根本、ベンツやBMWみたいな足なら安全性も向上するとおもいます。
スバルのボディにマツダの足とか、いい線いきそう
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渡部さん、そういう話を短絡的と言います。そんなレベルではありません。昔のS201のように組織の一部が自己満足して作っただけですね。S209に全体の目が向き過ぎてSTIの一番良くないパターンが発露しました。

代田社長 こんにちは。
VABのダンパーストロークが足りないということに関しては、全く同じことを思っていました。
今回のブログを読み『ああやっぱり』と確信できたことは、個人的には大きなことです。
路面を追従しない足は危険ですよね。
極力社外品は使いたくないのですが、検討はすべきかなと思っています。
VABのダンパーストロークが足りないということに関しては、全く同じことを思っていました。
今回のブログを読み『ああやっぱり』と確信できたことは、個人的には大きなことです。
路面を追従しない足は危険ですよね。
極力社外品は使いたくないのですが、検討はすべきかなと思っています。
佐藤さん、違うゲルマン人に知恵を借りるしかないですね。これ以上は僕の手に負えないので、STIがどうするのか良く見ながら今後の商品をよく観察ます。

横浜の安部です。
代田社長、こんにちは。
「くれぐれも9時15分の位置を握り、掌でステアリングを押さえつけ、しっかりと操ってほしい。」
先日わずか数分でいただいた的確なアドバイスと動画で教わったこの教え。
目から鱗とはこのことです。
愛車のBN9ではさほど気にならなくても、アルファードではコーナーでステアリングを切るとどうしてもクルマが安定しないのはこのことを知らなかったからだと思います。
ステアリングを持ち替えねばならないコーナーでのさばき方などまだまだ課題はありますが、ステアリングを押さえつけてアルファードを三日で500kmほど運転しましたら違和感はなくなってきました。
もちろんクルマの動きも違ってきました。
引き続き精進したいと思います。
首都圏も雪か?という今夜でありますが横浜は雨は降っているものの気温が10度もあり、昨年のようなスタッドレスの大活躍はなさそうです。
代田社長、こんにちは。
「くれぐれも9時15分の位置を握り、掌でステアリングを押さえつけ、しっかりと操ってほしい。」
先日わずか数分でいただいた的確なアドバイスと動画で教わったこの教え。
目から鱗とはこのことです。
愛車のBN9ではさほど気にならなくても、アルファードではコーナーでステアリングを切るとどうしてもクルマが安定しないのはこのことを知らなかったからだと思います。
ステアリングを持ち替えねばならないコーナーでのさばき方などまだまだ課題はありますが、ステアリングを押さえつけてアルファードを三日で500kmほど運転しましたら違和感はなくなってきました。
もちろんクルマの動きも違ってきました。
引き続き精進したいと思います。
首都圏も雪か?という今夜でありますが横浜は雨は降っているものの気温が10度もあり、昨年のようなスタッドレスの大活躍はなさそうです。
安部さん、今晩は。お役に立てて良かったです。またぜひお出かけください。次はアクセルとブレーキですね。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

足回りについて
スバルはよくビルシュタインを使いますが、経験上ビルより、オーリンズのほうがしなやか(驚くほどショックが丸められます)なので OEMでオーリンズを使うとよくなると思うのですが
スバルはよくビルシュタインを使いますが、経験上ビルより、オーリンズのほうがしなやか(驚くほどショックが丸められます)なので OEMでオーリンズを使うとよくなると思うのですが
松原さん、ありがとうございます。言葉足らずで間の一言が抜けていました。それは当てはまります。ただBP/BLはずいぶんよくなりました。
菊池さん、確かにそうかもしれません。世界のトシも絶賛してますよね。乗り比べる機会がそのうちあると思うので参考にさせて頂きます。
松原です。返信ありがとうございます。
BE/BHでマルチリンクになった時もそうだったのですね。私が違和感を感じたことに合点がいきました。
BE/BHでマルチリンクになった時もそうだったのですね。私が違和感を感じたことに合点がいきました。
松原さん、こんにちは。3代目の場合は違う意味でどっしりしてました。ダンパーストロークは減ったのですが、覚悟決めて桂田さんが作っただけのことはあると思います。RSKなど今乗っても凄いと思うし、ポルシェと組んで良い調律をしてました。ビルシュタインのガツンはあの頃から始まりましたけどね。
by b-faction
| 2019-01-30 22:00
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Comments(12)