化石エネルギーが何故存在するのか。
植物はもちろん、
藻類もその存在に大きな影響を与えたらしい。
植物は良く見ると高度な幾何学紋様を持つ。
自然の強烈な息吹を感じるね。
植物も規則的な形を描くが、
藻類も実に不思議な生き物だ。
デファレンシャルギヤを連想しないか。
生物の実態は実にメカニカルだ。
地球上の歴史に石炭紀がある。
その頃を古生代と呼び、
大量の植物や藻類が地表を埋め尽くしていたようだ。
石炭紀の頃は、
まだ樹木の中に含まれる、
二グリンを分解する菌が未発達だった。
そのため枯れた樹木は、
そのまま分解されずに地下に眠った。
こうして炭素が地下に固定化し、
その結果として石炭が生まれたらしい。
けっこう混同しちゃうけど、
石炭に対して石油の方は、
その誕生にいくつかの学説があり、
未だにその謎が完全に解明されていない。
だから今の時点で、
石油はまだ800年分も埋蔵量がある。
藻類や菌類にもまだ解明されていない謎が多い。
石炭の素になったのかは定かでないが、
面白い生き物が居る。
粘菌、
またの名を変形菌と言う。
はっきり異となった姿をもつ、
何種類もの変形菌は、
彼の研究で名前が知れた。
変形体が不思議な移動をして、
微生物を捕食摂取する動物のような性質を持つ。
南方熊楠
そのユニークな活動は、
後年になって再評価されたことも多いようだ。
その標本の数が凄い。
実物を見ると、
その凄さに驚く。
その存在は偉大だ。
それだけでなく、
支えた人たちも偉大だった。
粘菌の実態は、
胞子で繁殖する菌類のような生き物だ。
ところが、
動物のように動き回る。
そういう不思議な生物が、
気が付かないだけで自然の中ではびこっている。
ここにもそんな息吹を感じる。
作業が少しづつ着実に進み、
西の端まで石が全て並んだ。
石畳が徐々に整い、
SABとの間の隙間も整えられた。
しかし水捌けについて少し配慮が足りないようだ。
屋根から激しく雨水が落ちて、
SABに入るとまずい。
ドレーンを作ることにした。
周辺で出た石を、
こういう時のために集めておいた。
西端の大谷石を剥がして、
そこに集めた自然石を敷いた。
自然石の他に人工的な砕石もある。
それを下流に敷き詰めているが、
この機会に全て取り出して清掃した。
軽トラの荷台マットを流用すると、
都合よく水路の基盤が出来る。
そこに砕石を入れ直した。
10年ぶりに近い大掃除だ。
これも浄化の一つで、
放置すると負の要素を招く。
上まで整え自然石につないだ。
ここを仕上げる手順は北原課長に任せた。
大谷石の隙間を吉村整備士と、
山本部長が埋めている。
一部に掃除した砕石の余剰分も。
反対側から見て、
水勾配を綺麗に整えた。
入れ過ぎていた土を建物の間から取り除いた。
そして次の選定作業に入った。
選ぶのは玉砂利だ。
周辺から簡単に調達ができない。
購入する事に決めた。
選定のポイントは、
藻類が石と気持ち良く共存できること。
そこに焦点を当てた。
ま、
この辺が良いだろう。
思案の結果、
山本部長がこの玉砂利を選んだ。
気持ち良く藻類が繁殖し、
快適な環境が整うよう、
もう少し改善を続ける。
お楽しみに。
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