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正統派の味

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このクルマは、
まさにスバルが培った正統派のクルマだ。

それも時代を積み重ね、
その頂点に立った者だけが表せる、
とても深い味を持つ。
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シンプルなセダンでありながら、
本気になるとかなり獰猛。

走る曲がる止まるは天下一品。

華美ではないが、
基本を全て超一流に磨いた絶品の味が自慢だ。

飼い主として、
付き合えば付き合うほど嬉しさが増す、
最愛の家畜だ。

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家畜らしい良い声で哭くし、
手綱を引くと感じる手応えも、
まさに家畜そのものだ。

自動車家畜論的見地から、
見た途端に鳥肌が立つクルマに出会った。

銘柄や車種とかではなく、
飼い主との関係だ。

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ナンバーが相模なのも、
この場所では不釣り合いなので余計に刺さった。

降りてきた男性の仕草で分かった。

彼は仕事でこのクルマを乗り回すには、
とても不自由な事が付きまとう事を存分に理解している。

かえってその事で、
このクルマが愛おしくて堪らない。

だから扱う手順が決っているのだ。

正確なルーティンでクルマを扱う姿から、
IQの高さが滲み出ていた。
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時折、
何も話さなくても、
「ずっと昔から知っていた」、
そんな直感を得る時がある。

この時も、
職種だけでなくメディアの名前まで脳裏に閃いた。

思わず、
良いクルマですね、と声を掛けた。

嬉しそうに振り向いたその男性から、
もう20年以上乗り続けていると聞いた。

失礼ですがメディアの方ですか。

そう尋ねると、
眼を丸くされ「どうしてそれが解るんですか」と聞かれたが、
そんな事を上手く説明する術がない。

シチュエーションから、
瞬間に眼の裏に浮かんだのだ。

名刺を交換してその場を去った。

仕事を終えて、
もう2か月以上髪を切っていない事に気が付いた。

最近、
床屋に固執せず、
思い立ったらすぐ切る。
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ホテルの近くにチェーン店があった。

そう言えば、
「この業界では老舗だ」と、
昔からのお得意様に聞いたばかりだ。

空いていたので待つことなく髪を切った。
支払いする時、
思った価格よりもお値打ちで驚いた。

ここでも分業が行き届いていた。
女性が顔剃りしてくれると、
花粉で荒れた肌が心地よい。

シャンプーを使われたくない。
なので、
カットだけで済むところがとても嬉しい。

ここは良い街だ。

何かとても素敵な気持ちになってきた。

スッキリと店を出て、
さてどうしようかと思案した。

知らない土地で外れた店に入ると辛い。

ふと先ほどの男性を思い出し、
勤務先に電話を掛けた。

随分と図々しい話だが、
笑って許してくれそうな気配があった。

電話の向こうで「わはは」と笑い声が聞こえ、
瞬時に電話の目的を理解してもらえた。
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ここに行けと言う。

確かに、
初めてだったらゼッタイに扉を開かないだろう。

紹介されたから勇気が出た。
そうでなければ素通りしたはずだ。

「カウンターに座って店を眺めればわかる」
彼はそう言うと、

「是非行ってみてください」と締めた。


引き戸を開けた。
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これほど別の世界が現れるとは・・・・。
玄関の外と、
入り口を開けた中では時空が異なった。

ここはまさに正統派居酒屋だ。

客の手によって積み重ねられた、
色と艶がそこかしこに現れている。

おでん食べればすぐわかる。
味も優れている。

生ものは一切無いが、
独自のメニューが面白い。

迷った時は一番高いモノを喰う。
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ドジョウを食べたのは初めてだ。

大分産だというドジョウは、
実に肉厚で美味かった。

次は茄子の田楽にしようかと思ったが、
「丸茄子鉄火味噌」と、
何とも魅惑的なお品書きを見つけた。


何か聞いたが、
バイトの女性ではボキャブラリーが足りない。
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「喰ってみればすぐわかる」

正統派のこの店が、
飽きられる味を残すはずがない。

美味い。

茄子と味噌の単純な組み合わせより、
緑黄野菜が入るバランスの良さが素晴らしい。

玉ねぎの持つ豊かな甘みが、
素晴らしいコクを産み出している。
あああ。美味しい。

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このエンジンと同じバランスの良さだ。
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単純ではない濃厚な味と、
喉を滑り込むように流れる通りの良さ。
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食べ物の味も大事だけど、
クルマの味も忘れないで欲しい。

味音痴にならないうちに、
美味いクルマを食い尽くさないか。

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暑いほどの陽気で、
花粉でフラフラになりながら会社に戻り、
次の仕事に出た。



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RA-RからR2にスイッチ。


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これもシンプルだけど濃い味がする。

ピスタチオグリーンのマニュアル車が、
どうしても一度乗りたかった。
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偶然見つけたこの子は、
多分一人のオーナーに飼われていた。

あちこちにその名残があり、
大切に掃除してゆっくり熟成させた。

これも正統派の味がするが、
似たような味を偶然愉しんだ。

今日訪れた、
まさに街中にある正統派の蕎麦屋だ。

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居酒屋と言い、
蕎麦屋と言い、
この街には新しさと共に、
超絶な正統派たちが生き残る、
凄いエネルギーがある。

ここも直ぐに満員になった。

それを思い出しながら、
一旦車を止めて、
もう一度しっかりと眺めた。

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良いたたずまいだな。
この色はフォレスターに蘇り、
随分気に入っている。

お揃いで乗ろうかと思った時もあった。

けれど、
数少ないマニュアルを、
一人でも多くの人に味わってもらいたい。
だから我慢した。

久し振りの高速道路を、
嬉しそうに走る味はまさにこれだ。
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今日食べた美味いざる蕎麦だ。

この味は、
スルスル喉を通り抜ける素直さと、
微妙な「プツリ」とした歯ごたえが同居した稀に見る旨さだ。

噛み締めると蕎麦の香りが鼻腔を覆う。

花粉に痛めつけられているのに、
匂いが舞い戻ってくるほど香ばしい。

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美味しかった。
汁も甘さと塩加減のバランスが良い。
蕎麦湯も楽しめた。

あっという間に蕎麦を啜り込んだように、

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あっと言う間にR2で駆け抜けた。

あっという間の100kmだった。

忙しく二日を終えた。

良く走ったものだ。

明日は祭日で、
いよいよ飛び石連休が始まる。

さあ、
3月も終盤戦だ。

気合いを入れて臨もう。

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by b-faction | 2019-03-20 22:00 | Trackback | Comments(0)

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