やはり何度乗っても良い味だ。
性格は男性的。
染みわたるような排気音に、
アクセル踏むと湧き上がるトルク感。
8000kmを超え、
慣らしもいよいよ終わりを迎える。
出勤すると初代インプレッサWRXが待っていた。
ダンパー交換が終わり、
杉本整備士から最終テストを依頼された。
やっぱりGC8は女性的だな。
にっこり笑った顔が良いね。
美人顔だ。
イベント二日目が始まった。
朝一番で御嵩町から植松さんが来訪され、
初めてお嬢ちゃんを連れていらっしゃった。
にっこり笑った顔が良いね。
美人顔だ。
お母さんのお腹の中で、
声を聴いて覚えていてくれたかな。
可愛い令和の軽自動車が、
お客様を丁寧にお迎えしている。
ジャコウネココーヒも香りが良いと大評判だが、
こちらの三等賞も肩を並べて人気がある。
インスタントのフォーと、
スパイシーでキュッと酸味が効いた食卓塩だ。
から揚げに掛けたら最高。
塩ほど奥が深いものは無く、
いわゆる日本の食塩は、
旨味が遠くしょっぱいけれど、
世界の「塩」には旨味がキュッと詰まったものも多い。
身近にもある。
大鹿村の温泉水で作った塩は、
にがり成分が一切ないので味が良い。
一等賞が出た。
荻山さんが幸運を引き当てた。
ビールは苦いけど、
旨いので止められない。
コクと切味などと、
キャッチコピーは鋭く表現する。
つまり味の基本要素を全て備えた上で、
キリッとした苦さがあるので美味い。
大人になると美味さが際立つのは、
経験を重ね多くの背景を持つようになり、
匂いや記憶が想像力を掻き立てるからだ。
最近のクルマが不味いのは、
そうした大人の味を持たない、
スッカラカンの道具だからだろう。
東京から宮下さんが来訪された。
三等賞が当たった。
大人の味を楽しんで欲しい。
ブログでNHKの番組を紹介したら、
たいそう喜んで戴くと同時に、
「あれは面白い」と所感を述べられた。
「植物に学ぶ生存戦略」から、
大人の味を感じるからだ。
犬山市から水野さんがいらっしゃった。
狙い通りに三等賞をゲットされた。
久保田さんも来訪された。
2等賞おめでとうございます。
練乳をたっぷり入れて飲んで下さい。
広島の木本さんに戴いた、
川通り餅を封切り、
早速みんなで頂いた。
見ての通り、
まるで日持ちなど意識していない銘菓だ。
きな粉が美味いし、
餅と中に練り込まれた胡桃の味が最高だ。
甘味旨に塩味、
それに渋さもちょっとあるかな。
美味しいお菓子をありがとうございました。
多田さんに戴いた「ずんだ餅」も美味い。
ずんだ豆のオーソリティな味と、
モチモチした歯応えが最高じゃないか。
つぶ餡のバリエーションが憎いね。
コクのある甘さと、
皮のモチモチ感に加え、
皮からにじみ出る香ばしさが嬉しい。
この、
香ばしさも重要な風味だ。
締まったつぶ餡は、
モチモチした触感に相応しく、
両者が唾液と混じ和う事で限りない旨さを口中で練り上げる。
美味しいお菓子をありがとうございました。
三代目のWRX STIがやって来た。
こちらも5ドアは少し女性的でエレガントだ。
スタイリッシュだから飽きがこない。
滋賀県大津市から、
荒井さんが定期点検にいらっしゃった。
いつもお心遣いありがとうございます。
近江斎藤のお菓子の詰め合わせだ。
近江商人の歴史を感じさせる。
中津川のお菓子のルーツだといつも感じて止まない。
楽しみにして戴きます。
川崎から栗原さんがいらっしゃった。
愛機の足回りの塩分を洗い流し、
エアコンフィルターも交換して車内をリフレッシュ。
いつもありがとうございます。
マリアツェルのお菓子も味が良い。
焼き菓子のアンサンブルだ。
素晴らしい。
甘さはしっとりと優しくて、
個性を持つイングリディアントをそそのかす。
パサパサ感の無い絶妙なパウンドは、
良くストロークするしなやかなダンパーのようだ。
もうひとつのフィナンシェも、
随分挑発的な態度で美味さを煽る。
アッパリ決め手は苦みなんだ。
香りと苦みで全体のバランスを崩し、
個性的な味を忘れなくさせる。
STIが出すSシリーズのように、
忘れられない味なんだ。
石川県の七尾市から、
浮田さんが愛機サンバーの法定点検で来訪された。
令和の軽の前で、
記念写真を撮った。
いつもお心遣いいただき、
ありがとうございます。
袋の中には雪吊りが三箱も入っていた。
食べるのが楽しみだ。
ありがとうございました。
頼まれたテストを終えた。
中田さんのインプレッサは、
ダンパーの能力が新車の状態に蘇った。
初代WRXは撓りながら走る。
なので、
このコクのある走りを忘れられない人が多い。
甘くてちょっと酸っぱくて、
初恋みたいな味だけど、
一番ピッタリくるのが濃いめのカルピスなんだ。
薄すぎてもだめだし、
濃すぎると喉が焼ける。
必ず氷とストローが必要で、
ちょうど良い塩梅の液体をストローで吸うから旨い。
ペットボトルのカルピスウオーターは、
商法的には成功したが、
郷愁感を失わせ客離れを招いた。
初代のWRXがカルピスなら、
GRBは何だろう。
そんな事を考えると、
とにかく次から次へと美味しいものが浮かぶ。
連休で遊び疲れた人も多いはずだ。
これから面白いインプレッサをテストする。
なので、
これ以上時間が取れない。
今日は宿題を出すので、
面白いと思ったら、
思い浮かぶものを上げて欲しい。
それぞれの人の、
それぞれの感覚で、
頭に浮かぶ美味しい食べ物を連想して答えて欲しい。
それではまず、
スペックを与えよう。
【車名】
WRX STI TYPE RA-R
【エンジン】
EJ20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブデュアルAVCSツインスクロールターボ
内径×行程(mm):92.0×75.0
圧縮比:8.0
最高出力kW(PS):242(329)/7200rpm
最大トルクN・m(kgf・m):432(44.0)/3200~4800rpm
【車両重量】
1480kg
これらから導かれる美味しさの要素、
即ち
五基本味と言われる、
甘味
酸味
塩味
苦味
旨味
その他の要素として
辛味
渋み
コク味
などを以下に当てはめ考えると面白い。
【パワーウエイトレシオ】
4.498kg/ps
【トルクウエイトレシオ】
33.636kg/kgf
次に、
【車名】
SUBARU WRX STI
【エンジン】
EJ20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブデュアルAVCSツインスクロールターボ
内径×行程(mm):92.0×75.0
圧縮比:8.0
最高出力kW(PS):227(308)/6400rpm
最大トルクN・m(kgf・m):422(43.0)/4400rpm
【車両重量】
1480kg
五基本味
甘味
酸味
塩味
苦味
旨味
その他の要素
辛味
渋み
コク味
【パワーウエイトレシオ】
4.805kg/ps
【トルクウエイトレシオ】
34.418kg/kgf
そして最後はカルピスの味だ。
【車名】
インプレッサ WRX STI
【エンジン】
EJ20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブインタークーラーターボ
内径×行程(mm):92.0×75.0
圧縮比:8.0
最高出力(PS):280/6500rpm
最大トルク(kgf・m):36.0/4000rpm
【車両重量】
1250kg
五基本味
甘味
酸味
塩味
苦味
旨味
その他の要素
辛味
渋み
コク味
【パワーウエイトレシオ】
4.464kg/ps
【トルクウエイトレシオ】
34.722kg/kgf
カルピスじゃないよ。
これなんだよ・・・。
そんな連想が沢山出ると、
SUBARUに興味のある人がまた増えて、
これからのSUBARUを刺激する火種になる。
スッカラカンの道具じゃない。
クルマは家畜だ。
こんな面白いモノ他にないぞ。