久し振りに白いWRXに乗った。最もスパルタンなRA-Rに乗ってたが、
展示するクルマが全くなくなってショールームに収まった。
こうして乗れなくなると良くわかるが、
やっぱり最も好きなスバルなんだよね。
だからたまには感性だけで語るのも良いよね。
フロントビューで一番好きなのが、
最終的に最も完成度を高めたフロントバンパー周辺だ。
スバルデザインの拘りを感じる。
最初に見た時に、
デザイナーの河内さんが詳細を語ってくれた。
あれから二年くらい経つけど、
今見ても新鮮さが全く損なわれずイイ感じだ。
グリルの造形とマテリアルの組み合わせ、
それにピアノブラックのベゼルがよくマッチする。
口元が綺麗で品があるね。
お尻も上品だ。
この角度が一番キレイだ。
最もSTIのバッヂが似合うは、
やっぱりWRXだとつくづく思うね。
トランクのリップスポイラーもピアノブラック仕上げだ。
アダルトな雰囲気が素敵だ。
STI SPORTに共通する雰囲気のホイールは、
黒ではなくグレーで仕上げられこちらも渋い雰囲気が漂う。
これって、
こんな風に感じないか。
つまりクルマ好きなら老若男女を問わない!
ロマンスグレーの紳士から、
クルマ好きの若い女子まで、
資金さえ許せば違和感なく乗れる。
割高に感じる輸入車に、
これは決して負けないし、
むしろかなりアドバンテージを感じる質感だ。
初めてレカロ仕様の現行WRXに乗った。
やっぱりレカロの味は違うね。
実は最初、
妻の運転で助手席に乗った時、
「ゴツゴツするな」と感じた。
正直に言うと、
その時はもっと深みが欲しいと感じた。
ところがステアリングを握ると、
今度は抜群に刺激的でゼンゼン違う。
これくらいでちょうど良い。
コックピットは至れり尽くせりで、
何不自由ない。
その辺りは今更何も述べる必要はないだろう。
とにかくシートがイイんだ。
疲れない。
RA-Rも悪くないけど、
安いシートとの差がこれほどあるとは思わなかった。
パワーシートなので重い所が難点かもしれないが、
このクルマには関係ない。
だってパワーは十分だもの。
実用性も高くグランドツーリングにも良く、
ホールド性も秀逸で飽きがこないクルマだ。
200km以上走らないと、
クルマの真実は語れない。
出来れば600km走りたかったが、
今の状況ではその時間が取れない。
帰路はS#にぶち込んでフルスロットルを踏んだ。
トントントンと8段変速が小気味よい。
後ろを走っていたレヴォーグが、
ルームミラーの中であっという間に小さくなった。
それでいて、
200kmの平均燃費は11.1km/Lだ。
このメーターに常時入れておくと良いね。
ドラマチックに針が動いて楽しいよ。
後席も広くて、
ちゃんとした5人乗りとして通用する。
ドライバーが愉しければ、
パッセンジャーもも楽しい。
4人で広々使うのも良いね。
このクルマ、
裸の価格は消費税別で382万円だ。
これはとても安い値付けだ。
他社にはなかなかこのパフォーマンスを発揮するクルマが無い。
あっても欧州車や、
一部の国産プレミアムブランドなので、
ちょっと価格の差が大きすぎる。
こんなに刺激的で面白いクルマが、
400万以下の値付けか。
この心臓だけでも相当な価値があるけどね。
日本は今、
景気の状況が悪くないが行き先が不透明だと言われる。
そうだろうか。
ちゃんと働いて、
世の中に無いモノをクリエートし、
世界の先端を走れば将来は明るい。
そのためにも、
こんなクルマを手足のように使って、
ハツラツと生きようじゃないか。
ネット社会に溺れて、
闇の中で生きてはだめだ。
現物を見て、
もっと躍動的に自分自身で動き回ろう。
そうなれば未来はとても明るいと思う。
どうだい。
そう思わないか。