この胸の高鳴り
2019年 05月 26日
塩梅と言うくらいだから、
塩味を連想して齧り付いた。
つぶ餡の香りが良く、
カステラの甘さと良い感じで交わる。
文句のつけようがない味だ。
小手先で作るどら焼きが多いこの頃、
これにはやっぱり「本気度の違い」を感じた。
梅はどうなのか。
齧ってみた。
濃密な甘さだ。
良く出来ている。
軽い甘さだと全体の味を壊す。
ところが、
カステラから餡に味が加速し、
更に梅の味が飛び出して引っ張る。
その内、
他の二つの味も二段構え加速して、
梅の濃密な甘さを集団に吸収する。
まるでツアーオブジャパンのゴール手前で、
飛び出した先頭自転車が、
後ろから加速した集団に吸収される時のようだ。
実にドラマチックな味だった。
中田さん、
ありがとうございました。
朝ドラで仕事を加速し、
お客様の来訪を待った。
塩尻から武居さんが来訪された。
このR1を徹底的にリフレッシュして、
また元のように蘇らせる。
お土産を戴いた。
始め見る塩尻の逸品だ。
包みを解くと、
二つの箱が現れた。
単なるブランデーケーキではなさそうだ。
左側の作品は先の妃殿下であらせられる、
美智子さまもお気に入りだ。
塩尻を訪問された折、
それを食す機会があり、
たいそうお気に召して買い求められたそうだ。
また、
ステキなお酒も頂いた。
スペックを見て、
最近おおよその味が頭に浮かぶ。
米を55%に磨いて発酵を17度で止めた。
日本酒度は+2か。
かなり凝った事をする杜氏だな。
クルマに例えると、
あまり硬めのダンパーではないが、
良く動く足で伸び側が少しきつめ。
倒立式で横剛性が高く、
操舵応答性が良い。
これを酒の味に応用すると、
呑み味は柔らかめで、
余り舌に残らず食べ物も引き立てる。
喉越しが良いのでクイクイと行けそうだ。
これは楽しみなお酒だ。
スペックを見ると面白い。
カヤバの出したBP5用オリジナルダンパーの味を思い出した。
当たってるかな。
呑むのが楽しみだ。
先日大阪で、
スペックの高いお二人に会った。
石川部長と重野部長だ。
日々活躍されているお二人だ。
重野さんは今年から国内マーケティングを担い、
その辣腕を奮っている。
また点が線に繋がる・・・・、
その時ふと思った。
今日はツアーオブJAPAN2019のフィナーレだった。
美濃市で初めて出会った、
孫崎選手が気になって仕方が無い。
少し異なる胸の高まりを、
水曜日以来ずっと抱いている。
品川でも美濃市のステージと同じように、
逃げる2台を集団が吸収すると、
ゴールに向かってスプリントが始まった。
今日も震えるほど興奮した。
遠くから狙った映像は、
蜂の大軍が押し寄せてくるような、
壮絶な凄味を見せたのだ。
美濃市のステージを再現する様な、
とてもドラマティックなゴールだった。
感動的な場面だった。
チェーンはちぎれウエアはズタズタだ。
擦過傷が軽度だと良いが。
肉が削れるようなことはないだろうが、
正規のウエアが高い防御力を持つ事をうかがわせる。
優勝したのはブリヂストンチームだ。
美濃ステージの勝者クレダーも8位に入った。
そして孫崎選手もトップ10に入っている。
ブリヂストンチームの皆さん、
おめでとうございます。
優勝した窪木選手のインタビューも良かった。
逆の立場なら彼が勝者となった」
グッとくるじゃないか。
続いて大活躍したブリッジレーンのハーパー選手が登場した。
おやっ?
見覚えのある後姿だ。
スバルの重野さんだった。
SUBARUは実にこのレースを引き立てる。
重野さん、
また飲みましょう。
花束プレゼントも素敵だ。
監督さん、
ありがとうございました。
使わせていただきます。
マービックのイエローと、
シマノのハイパーブルーが抜群に映えた。
このブルー、
とても素敵だね。
この胸の高鳴りは何だろう。
今日は工房で大きな仕事が進んでいた。
横浜の山林さんからお預かりしている、
二代目インプレッサのリフレシュを、
北原課長が集中して進めていた。
当時、
拡幅ボディを、
フルモデルチェンジで同時開発すると言う、
スバルの歴史に残る画期的なクルマ作りが進められた。
こんなことが出来る人間は、
そう簡単に生まれない。
この時の苦労が水の泡にならず、
現行モデルで開発責任者を明確に分けた。
伊藤健の後を継いだのが、
熊谷と高津だったわけだ。
このシャシーを見ると、
ワゴンも同時に拡幅していたら、
どんなことになったのだろうかと胸が高鳴る。
ただでさえ面白いこのクルマが、
ド迫力のスーパースポーツワゴンになったはずだ。
その野望が結実し、
SUBARUって本当にイイネ。
そして本当に面白いね。
その点から線に繋がるクルマを、
一切の妥協を捨てて商品化している。
そうなんだ。
この形、
この音、
そして・・・・、
段々鳥肌が立ってきた。
この胸の高まりが解った。
WRCにおけるインプレッサWRCの雄姿だ。
あれを味わえて本当に幸せだった。
ツアーオブJAPANは日本に完全に定着し、
素晴らしい感動を与えてくれる。
次は再びラリーオブJAPANを定着させることだ。
この野望も、
点から線に繋がりつつある。
楽しみに待とう。
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at 2019-05-27 00:32
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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石渡
at 2019-05-27 08:03
x
代田社長様
いつも楽しく拝見しております。
ラリージャパンが復活したら、今度は長く続いてほしいものです。
今思えば、十勝に毎年延べ20万人も観戦に訪れたのは驚愕です(現在の帯広市の人口は約17万人)。
道央開催では、札幌ドーム内にSSを設けるという斬新な試みもありました。
撤退してそろそろ10年になるのですね。早いものです。
その意味では、紆余曲折がありながらも、長きに渡ってF1を開催している鈴鹿サーキットはすごいと思います。
石渡
いつも楽しく拝見しております。
ラリージャパンが復活したら、今度は長く続いてほしいものです。
今思えば、十勝に毎年延べ20万人も観戦に訪れたのは驚愕です(現在の帯広市の人口は約17万人)。
道央開催では、札幌ドーム内にSSを設けるという斬新な試みもありました。
撤退してそろそろ10年になるのですね。早いものです。
その意味では、紆余曲折がありながらも、長きに渡ってF1を開催している鈴鹿サーキットはすごいと思います。
石渡
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b-faction at 2019-05-27 16:50
武居さん、色々ありがとうございました。GC8のデビューは僕にとっても作事実の事の様に鮮烈です。あの頃の動画の粗さが、昨日の自転車レースの中継とダブって余計にドキドキしました。WRCが日本で開催される時、オリンピック並みのライブ中継を期待したいですね。
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b-faction at 2019-05-27 16:54
石渡さん、自動車文化の醸成を本気で考える必要がありますね。
by b-faction
| 2019-05-26 22:00
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Comments(4)