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塩尻と駒ケ根

朝日が眩かった。
昨日、
早朝出勤して驚いた。
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お向かいにある弘法様に、
一本の木が寄り添って居る。

望桜荘の山桜が、
昔はその役割を担っていた。

それが今年はとてつもない量の花を咲かせた。

とりたてて美しい訳では無いが、
何か惹きつけるものがあった。

岐阜から清水部長が来ると聞き、
朝から来訪を待っていた。

杉山君は上司が来たから自分の責任は無いと、
えらく余裕をもって登場した。

別に叱られている訳では無い。
神妙な顔をした部長の撮影を、
杉山君が遮った。

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何を言ってもハイと言う。

彼だけではなく、
最近そういう人が凄く多い。
そこを突っ込んだ。

本当に言ってることが分かってハイと言いましたか?
すると、
言葉に詰まっちゃった。

イヂワルだよね。
こんなことして、
せっかくお見舞いに来てくれたのに、
困らせてばかりでは罰がまた当たる。
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そこで隣の王将に誘った。
腹が減ったし、
先日も大阪で色々お世話になったのに、
全く恩返しができていない。
なので、
せめてお昼ぐらい一緒に食べてよ。

そして単品ではなく、
餃子と麻婆豆腐くらい食べようよ。

隣の王将は味が良い。

前にも伝えたが、
高速道路を通る人が、
わざわざ中津川インターチェンジで降りて食べるほどだ。

餃子も一皿で十分だという。

彼等は「一人二個あればよい」と遠慮深い。
食べたあと麻婆豆腐が現れ、
取り分けた頃に真打が届いた。
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実は王将の冷やし中華には、
マヨネーズや辛子が添えられない。

それはそれで美味い。

ところが、
杉山君は絶対に譲れないと言い張った。

「持ってきて」とウエイトレスに頼んで受け取ると、
「辛子をあと三つくらい頂戴」と更にせびった。
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届く前に袋を破り、
じゅるじゅる押し出している。

「社長もざるそばにワサビ付けて喰うじゃないすか」

うん、そうだね。

「あれっす!あんなようなもんっす!!」

ちょっと違うような気もするが、
まあいいか。

美味ければ文句ない。

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これでも足りないのか。

凄いな。

ご飯に桃屋の江戸紫を載せるように、
冷やし中華に辛子をのせ、
ガツガツと喰う男っぷりが良いね。
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恐る恐る見てるね。
清水部長は、
明らかに「触らぬ神に祟りなし」の構えだ。
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この麺の美味さと言ったら、
ちょっと説明のしようがない。

冷やし方が鋭い。

麺に含まれたかんすいとグルテンの交わりが、
あの独特な香を出す。
これが溜まらん。

美味しかった。

清水さん、
わざわざお越しいただき、
本当にありがとうございました。

お心遣い感謝します。

かわら版のドラフトを作って、
いつもより早めに帰宅した。

暑さでヘロヘロだ。

武居さんに戴いた酒が、
脳裏に浮かんでは消え、
そのたびごとに涎が出る。

家では妻が絶妙なつまみを作っていた。
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言葉を交わしたわけではないのに、
あの酒に相応しい味のオンパレードだ。

一口食べて、
思わず膝を打った。


そうそう!
これこれこれ!!
無濾過生原酒の良い味にぴったりだ。

クリームチーズ。
しかも山葵醤油で和えてある。

早速瓶の封を切り、
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まず香りを確かめた。
無濾過生原酒独特の、
ヨーグルト風の芳醇な香りが漂う。
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結論を言おう。
事前に想像した味と、
寸分たがわぬ美味しさだった。

水も良いのだろう。

この味に近い酒を知っている。

中央アルプスを隔てた、
反対側に位置する駒ケ根にある、
信濃鶴というお酒だ。

目立たない酒蔵だったが、
数年前からビックリするほど美味しい酒を造る。

もしあの価格を聞いたら、
酒好きは驚くだろう。

それほど安くて超絶に美味い。

100%純米酒に拘る酒造りは、
伊那谷では当たり前になっている。

それをリードしたのが信濃錦だ。

だが、
まだ一部の蔵元に過ぎない。

高コストの要因だから。

それに近い味を、
塩尻でも出すようになったのか。

頼もしいね。

確かに地理的には通じるものがある。
中央アルプスを挟んで、
伊那谷と塩尻は背中合わせだ。

伊那市から権兵衛トンネルを抜けると、
中央アルプスにある源流は北へ向かう。

千曲川まで続くと長野を通り過ぎて、
次に新潟を目指す。

僅か横を流れる木曽川は、
岐阜県を通って愛知県に向かうが、
分水嶺の差で大きく向きを変える。

同じ中央アルプスでも、
南側の駒ケ根では、
源流が天竜川に注ぎ込み佐久間ダムへと繋がる。

日本酒にとって、
水は命だな。
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美味いな。
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無濾過なので旨味が深く、
酵母が生きているので日本人の肉体に優しい。
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色も良い。
僅かに黄金色で申し分無い。
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まずチーズで美味しくいただきました。

次に、
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腰のある木綿豆腐で頂きました。

醤油を掛けない方が酒に合う。

そして焼きナスを合わせた。
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ジューシーな味わいが良い。
鰹節がまるで酒に魂を与えるようだ。

エンドウの甘さも最高だ。
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マヨネーズも良いけど、
それは隣にあるアスパラガスに任せ、
エンドウはこのまま何も付けずに食べたほうが甘くて旨い。
大好きなマカロニサラダだ。

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マカロニと「魚肉ソーセージ」は必須だ。
ハムやソーセージでは駄目なんだ。

ニンジンはなるべく大きめが良い。
じゃがいもは潰しちゃダメ。

最後にお刺身だ。

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日本酒にとって、
この味が最高にまとまりが良い。

しっかり眠って疲れを取り除いた。

そして庭の草取りと苔の移植を継続した。

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開始直後の様子だ。
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昨日の日曜日も移植したので、
花梨の根元まで苔が広がった。

朝礼の時間になって、
ロープレが始まるとドクターカーが入庫した。
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今日は定期健診の日だ。

ヒトじゃないよ、クルマだよ。
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ヒトもクルマも健康診断が大事だけど、
ちょっと怠るだけで病気になるので、
普段から定期的に検査する事は重要だ。

中津川市民病院には病院に来る前に緊急医療を施す、
特別な装備がある。

それがドクターカーであり、
それを運用するための専用の部署が、
病院前救急診療科だ。

日本中で賛否両論がある中、
中津川市民病院は着実に実績を上げた。

「助かる命を助けたい」
これが間渕さんのモットーだ。

朝礼の後、
井戸水をたっぷりと与えた。
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午後から確認すると、
芝桜を埋め尽くしていた苔が、
綺麗になくなりスッキリした。

次に株分けして苗を作り、
隙間に植える。

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露出した所を覆ったので、
後は丁寧に草を取りながら雨を待つ。

養生する事は大切だ。
毎朝続けるクリーンアップ活動で、
ステラをピカピカに蘇らせた。
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このクルマにも思い出が多い。

プレオを仕立てた竹中さんと、
初めてお目に掛かったのはSKCだった。

プレオも良いクルマだけど、
竹中さんと言う開発者を見て、
「この人が本当に作りたい軽自動車は
果たして本当にプレオなのか」

と感じた。
思わず手を挙げて質問しようと思ったが、
めでたい時に鼻先をくじくような行為を思いとどまった。

テストコースで初めてプレオに試乗した時、
後部座席に乗っていたのが、
当時は部長代理だった今の中村社長だ。

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竹中さんはその後25人抜きで社長になり、
良いクルマを次々と出した。

特にR1/R2は画期的だったが、
結果は残念だった。

魚のいない池に釣竿を向けた。

そこで直ちにステラを開発した。

もしステラが無ければ、
軽自動車撤退はもっと早まり、
ダイハツとのアライアンスが無い中で、
とんでもない混乱を招いただろう。

結果的に、
初代ステラがスバル開発最後の軽自動車となったが、
担った役割は非常に大きかった。

激震を抑え込む重要なクッションだった。

未だに愛用者が多い事も、
その事実を物語る。

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R2のクオリティを受け継ぐ、
とてもナチュラルなインテリア。
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R2のパッケージとは打って変わった広い室内。
平成19年のステラは落ち着いたシャンパンメタリックだ。
当時の価格戦略上、
喝入れとして誕生したLスペシャルは贅沢なエンジンを持っていた。

R2の廉価版はSOHCエンジンを搭載したが、
ステラは全車軽自動車専用の4気筒DOHC16バルブAVCSエンジンを搭載。
新開発のCVTで滑らかに加速し実用燃費も高かった。
贅沢な4輪独立サスペンションを採用し走行安定性も抜群
ABSとデュアルSRSを標準装備し安全性にも拘った。
キーレスエントリーを持ち社外品ではあるがアルミホイールも付く。

あの頃は、
ちょっと厳しく意見を言ったが、
よく頑張って作ったと、
今振り返ると良くわかる。

今日はショールームの前に素敵な二台が並んだ。

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こうして並べると、
どちらも堂々としている。

四代目は現行型より小ぶりなはずだが、
ブリッツェンの存在感が差を埋めたのか。

エクステリアも良いけど、
どちらもインテリアの色調が良い。
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スバルに、
この発売当時もうちょっとブランド力があったなら、
和製のお買い得なアルピナ風サルーンになれたかもしれない。

近づくと解るが、
相変わらず凄いクオリティだ。

思わず見とれていたら、
東京から松野さんがオイル交換にいらっしゃった。


カラダの心配もしていただき、
本当にありがとうございました。

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来る途中で高速道路ばかりではつまらないと、
何と伊那谷から権兵衛トンネルを抜け、
木曽谷経由で来訪された。

なんか今日のブログの粗筋を、
本能的に読み取られている。

お土産は木曽福島名物の朴葉餅だ。

出来立て熱々を買って来て下さったことは明確で、
まだ手に持つとほのかに暖かかった。

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松野さん、
ありがとうございました。

今度は一緒に「わくり」でも覘きましょう。

さっそく戴いた。
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包みを解き、
シンプルな味を楽しむ。
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このお菓子も木曽福島で買って、
この辺りの空気を吸いながら食べないと、
本当の美味さが解らない。

つぶ餡が香り高い。
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餅の食感は独特だ。
飾り気のない素の味が本当に良い。

我慢できないので、
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もう一つのこし餡も食べちゃった。

これも美味い。
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明らかに塩の隠し味が効いている。

そう言えば、
塩尻名物の塩羊羹も、
塩を大胆に使った和菓子だ。
中央アルプスから、
川を下る様に松本方面に流れる文化も素敵だね。

松野さん、
お心遣い本当にありがとうございました。

入れ替わる様に、
今度は栃木から岡さんが来訪された。
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妻の大好物がズラリと並んだ。

わざわざお見舞いに来て頂き、
本当にありがとうございました。
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岡さんから戴いたベトナムの情報が、
訪問するきっかけとなり、
将来に向けて大きな勇気を得ることが出来た。

岡さん、
お心遣い感謝申し上げます。
またぜひお出かけください。

岡さんがお帰りになる頃、
山林さんのGGAがリフトから降りた。
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いよいよ整備も佳境に入った。

今しばらくお待ちください。

さあ、
明日も忙しくなりそうだ。

これから「かわら版」づくりに全力投球だ。
明日は校正作業に決算業務、
それにドライブエクスペリエもある。

頑張らなきゃ!!

Commented by 岡 正憲 at 2019-05-27 22:40 x
代田 社長

今日は色々な話を伺えたり
帰りは同乗させてもらったりと
又とないひと時を
過ごす事が出来ました。

この経験を活かせるように
していきます!

体にはスペアがありませんので
どうぞお大事に!
Commented by b-faction at 2019-05-28 07:31
岡さん、おはようございます。お越しいただき有難うございました。今後とも宜しくお願いいたします。
Commented by kao at 2019-05-28 09:42 x
ご無沙汰しております。なんとかまだ?元気でおります。
ご無沙汰している間に孫二人(3歳四ヶ月&1歳五ヶ月)に恵まれ
後期高齢者手前で楽しく悩ましく過ごせるようになりました。

ご報告ですが、この度SJGから5AA-GTEクリスタルホワイトパールに乗り換えました。

これでスバル車は3台目となりました。(もう離れられなくなったかも?です:笑)
乗り換えのキッカケになったのはSJGの後席に孫を乗せる際にリアドアの鋭利な箇所が
(どの箇所がお分かりになるかと思いますが)
孫3歳の顔の高さと一致して「ヒヤリ!」とした出来事があったからです。

また私自身もSJGのパワーを持て余すようになって参りましたので
買い替えかな?と思いダウンサイジングも考え他メーカーもあれこれと
検討しましたが結局、消去法で落ち着いた先はスバル車になりました。

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今後もより良きお話と情報の提供して頂けると幸いです。
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by b-faction | 2019-05-27 22:00 | Comments(3)

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