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ラミリオンを振り返る

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入院する前に、
庭の様子を観察した。

草が凄い勢いで伸び始め、
区画を分けて除草作業を始めるからだ。
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今日は復帰後最初の仕事で、
草刈りした後の移動を担当した。
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伸び放題だった社員駐車場も、
綺麗に刈り揃えられていた。
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山菜の王様も、
物凄い勢いで葉を茂らせた。
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ここは丁寧に枝を払ってあった。

何しろ棘が凄く危ない。
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もう少し整えると、
妻が鋏を入れていた。
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こうした循環作業は、
自然の摂理を学ぶ上で重要だ。

単純な事だが環境整備を終えると、
必ず何かアイディアが閃く。

朝礼した後、
クリーンアップに取り組んだ。
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かわら版に掲載したXVを綺麗に整え週末に挑む。

荷台のクルマを分担して、
徹底的に磨いた。

クルマを洗ったり磨いたりすることは、
構造を知る上で大切だ。

特にエンジンルームの中には、
意外なほど汚れが入り込む。

そこを綺麗にすると、
知らないうちに構造も頭に入る。

撫でたり優しく語り掛ければ、
手綱を引いて素直に従う。

道具だと軽んじて、
ろくに手を掛けない主の言う事など、
クルマは聞きはしない。

新聞に興味深い記事があった。

経済産業省と国土交通省の議会は、
6月3日、
乗用車の燃費基準に関する審議会が開催され、
2030年度に2016年度実績と比較して、
32.4%燃費改善する新たな基準値が提示された。

新たな燃費基準の目標年度は2030年度で、
基準値が25.4km/リットルと、
2016年度実績比で32.4%の燃費改善となる。

対象はガソリン自動車、
ディーゼル自動車、
LPG自動車に加え、
新たに電気自動車(EV)、
プラグインハイブリッド車(PHV)を加える。
EVとPHVの燃費値とガソリン自動車の燃費値を比較可能とするため、
電力やガソリンが車両に供給されるよりも、
上流側の効率も考慮した「Well-to-Wheel」で評価して、
企業平均燃費を算定する。

面白い事になった。

既にSUBARUを含めたTOYOTA連合は、
国全体をまとめる勢いで共有化を進めている。

電池開発なんて、
単独勝負ではリスクがデカすぎる。

日産/三菱を除外した、
純国産連合が国際競争力を発揮しないと、
将来の自動車技術で大変な負荷を背負い込む。

ウィンドウズが無いと、
オフィスで使うパソコンネットワークすら構築できないように。

ほぼ10年後の事なので、
10年ほど前にタイムスリップしよう。

本当に10年なんてあっという間だ。
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久し振りのスペックCが誕生し、
ちょっと浮かれて借りてみた。

泊りがけでテストして、
紅葉の山を走り回った。

軽いから面白いけど、
新車で慣らしが終わらないクルマは、
ギクシャクしていてつまらなかった。

色も見ると解る様に、
赤みが強いイエローで、
あまり良いとは思わなかった。
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重量配分を考えた、
水タンクの位置は良かった。

競技に使うためには必需品だ。

このような山岳道路でも役立つ。
空気が薄くなるのでターボに有利だ。

指の届くところにボタンがあると更に面白い。

RA-Rのオプションとして設定されるのを待っている。
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途中で水を調達し、
ゴクゴクと呑ませる。
空に近い場所まで駆け上った。
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3000m近い山々に、
何故石灰岩が露出するのか。

日本列島の下に、
太平洋プレートが沈み込む時、
海の底の岩石が削ぎ落とされた。

その名残が見えている。

数えられないくらい太古の姿が、
思いがけない場所で屹立している。

付加体と言って、
何億年も海の底で眠っていた、
プランクトンなどの堆積物が貼り付いたのだ。

地球規模で起きることは、
確かに人類の英知で分析できる。

それに対して、
科学的な対応も可能だが、
そもそも赤子にすぎぬ。

此処まで電気自動車で来たいか?

絶対に嫌だね。

じゃあ、いわゆるハイブリッドはどう?

重いから面白くない。
だから嫌だね。

今から10年前は、
大変な経済情勢の中で、
本当に資本主義そのものが破綻するのではないかという、
ホンモノの恐怖感を味わった。

働く場が保証されない危機意識だ。

得体のしれない金融商品が、
金融市場を闊歩し、
カネのプロでさえ実体を掴み損ねたほどだ。

それが10年ひと昔とは良く言ったもので、
働く価値そのものが毀損し、
できるだけ汗を流さず、
「個の暮らし」を重んじ、
楽しく過ごす事が最も「是」とされる時代になった。

理想はそうだけど、
現実もそうなのだろうか。

ガソリンを使わないクルマを、
SUBARUは秘かに実用領域まで完成させていた。

表舞台に出た理由は、
TOYOTAとの協業だった。

低迷していた株価が、
先進技術の保有を明らかにしたことで、
一気に上昇しトヨタとの友好な関係が今も続く。

東京電力とも、
JAXとも関係を強化し、
洞爺湖サミットも追い風になった。

全て電気で賄える理想のモータリゼーションを、
SUBARUは先頭になって突っ走った。

将来の動力源の先行開発で、
明らかに一歩先を進んでいた。

それがリチウムイオン電池の共同開発だ。

パソコンと自動車では、
明らかにキャパは違うが、
ラミリオンバッテリーはアドバンテージを持っていた。

更に言うと、
電池その物よりも、
むしろイコライザー技術をコアにした、
電源マネジメントが優れていた。

しかしリーマンショックは、
企業の開発投資そのものも、
強烈に取捨選択させる引き金を引いた。
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美味いロシア料理を食わせる店だった。

学生時代は、
指を咥えて見ているだけだったが、
社会人になってからは、
重要な打ち合わせで何度か訪れた。

緊縮状態で駐車券さえ支給されない。

そんな状態だから電車で訪問し、
とある場所に一人で向かった。
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開発は進んでいたが販売のめどは立たなかった。
リスクが大きすぎる。

当時から販売本部と開発本部には、
考え方の隔たりがあった。

プラグインステラの発表という節目でも、
目先の成績にならないクルマには、
販売本部は興味が無い。

SUBARUから天下りした、
大手ディーラーの社長が、
宴会で大酒を飲み飲酒運転をした挙句、
当て逃げして逮捕された。

プラグインステラの発表日にその事件は起きた。
こうした事からも、
「負」感じさせ華々しいスタートとは言えなかった。
今では良く見る看板だが、
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地下駐車場の片隅にポツンとあった。
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そこには2台のプロトタイプが並べられ、
堂々と到着を待っていた。
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出力特性に差があり、
簡単に言えばスーパーチャージャーとNAの違いだな。

SUBARUは「充電」という、
大きな課題を克服していた。
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400Vの高圧電力を使い、
短時間で満充電させる独自のシステムだ。

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燃料注入口がソケットになる。



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安全性が最大限に考慮された、
完成形に近いシステムだった。

片や一般電源でも充電可能で、
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比較的容易に引くことが出来る、
200V電源で充電も可能だし、
夜間電力を使った100V充電も可能だ。
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エンジンの部分にカバーがあり、
見えないようになっている。

搭載機器を運用するため、
12Vの鉛電池も積んでいる。

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重要な配線の位置を見ると、
プロトタイプである感が否めない。

けれども十分実用上の問題をクリアした、

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リアルな電気自動車だった。
ソケットも工夫され、


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200V電源から簡単に給電できるよう工夫されていた。

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二種類のタイプがあるのは、



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それぞれの動力性能に違いがあり、
積んでいるバッテリーとモーターの容量に、
大きな差があるからだろう。

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金額は明確に提示されず、
特定の企業にリースされるだけで、
実証試験中といった雰囲気だった。

購入したい気持ちは大いにあり、
200V電源も会社の三か所に設置したが、
その後、
電気自動車は悲劇の幕引きで終わった。
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こうして振り返ると、
当時の判断は間違っていなかった。

今では有り余るエネルギーは、
世界的に見ても皆無だが、
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当時は一時的にどうしても余る電力が存在した。
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この400V急速充電気を使うと、
時間単位ではなく、
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分単位で充電が可能だ。

通常のステラと、
何処も変わる所はない。

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そもそも、
あのR1さえデビューした時から、
電気自動車を想定していた。

そのR1のメーターをベースに、
電気自動車のメーターが作られている。
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さっそく夜の街に繰り出した。

力強く良く走る。

走り出した瞬間に欲しいと思った。
金額を聞かなければ。
ほぼ満充電で走り出した。

冷たい雨が降り始めた。

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夜なので、
搭載している電装品はほぼフル稼働だ。

決して長い距離を走ったわけではない。
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メーターには走行可能距離がリアルタイムで表示される。

ドキッとした。
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信号で止まって、
メーターを見ると急激に電力を喪失している。

あっという間に半分以下に消耗した
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渋滞したのも原因かもしれないが、
電池の限界を感じた瞬間でもあった。

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でも、
決った場所を行き来する、
シティランナバウトとしてなら十分役立つ。

この時はまだ販売する計画があり、
その後同じクルマで試乗会も開催したが、
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結果的にSUBARUは、
共同開発先のNECに、
ラミリオンエナジー社の株式を全量売却し、
電気自動車事業から一切手を引いた。

どうして?

その時は思ったが、
抱えていたら大変なことになっていた。

約1年半後に原子力発電が破綻すると、
誰が想像しただろう。

また、
電池程厄介な代物は無い。

今でも乾電池が大手を振って活躍するように、
いくら先進的でも、
繰り返し何度でも使えるだけでは、
ビジネスが成り立たない。

だから、
まず余程のコア商品で、
その電池が無いと機能しない。

そして、
他に代わりが無いから商品だから必ず売れる。

それに、
画期的な商品ならば、
革新的なバッテリーを積んでも採算が合う。

そうじゃないと、
民生用として成し得ない。

これは30年前から変わりないのだ。

こうして見ると、
ここで10年先を見た時、
何処迄ブレークスルーするのか、
おぼろげながら見える気がする。

TOYOTAとパナソニックが核になり、
強烈な電池開発を進めれば、
大きな転換点を迎えるかもしれない。

その時のために、
SUBARUは封印した技術を、
今もう一度焼き直しているに違いない。

ゼロスタートではなく、
少しアドバンテージがあるな。

「新動力源」連合艦隊で、
SUBARUはきっと独自の存在感を誇示するだろう。

やっぱりそこは、
格が違うのじゃないだろうか。
動力源の使い分けも進むだろう。

一つだけ、
スバリストとして大きく訴えたい事がある。

代替需要を促すための、
歪な税制策を止めるべきだ。

古いガソリンエンジンのクルマでも、
平成以降は耐久力もあるし、
文化的価値も高まってきた。

もちろんそれ以前のクルマは、
もっと大きな価値を持つ。

それらを、
強引に絶滅させるような手法は、
世界有数の自動車生産国には似合わない。

淘汰されるのをじっくり待とう。
むしろ大事にする人を、
無用な資源の無駄遣いじゃないと褒めて欲しい。

その代わり車検と点検の義務強化は、
バーターとして避けられない。

でもダメか。
クルマを道具とて割り切り、
運転の楽しさを知ろうとせず、
「俺流」が正しいと我を通す国民だから。

そう言うクソジジイだけには、
絶対にならない。

そこに少しでも光明を当て、
クルマ文化の醸成を続けたいね。

ところで、
SUBARUがNECにラミリオンを渡すのを、
虎視眈々と狙ってたのがゴーンだ。

リーフの電池は、
実はそこがルーツなんだ。

彼は一気に手中に収めると、
大規模な電池工場まで作ったようだね。

この辺りの「うさん臭さ」も、
彼の事を大嫌いだった理由なんだ。

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by b-faction | 2019-06-06 18:24 | Comments(0)

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