
でも、
その美味しさを知ることなく、
一生を終えることだってある。
クルマも同じように、
こんなに美味しいのに、
ほとんど知られていないケースが多々ある。
良く言うように、
「売れるクルマ」と「良いクルマ」は決して重ならない。
シチュエーションも大事だ。
例えば和風の高級な座敷で、
茫々と焼肉は食べられない。
チマチマと卓上七輪で、
時々飛騨牛を焼くような機会があるけど、
とても美味しいとは思えない。
クルマのシチュエーションも、
そんな環境とよく似ているんだ。
雪の日や雨の日なら、
4WDの方が圧倒的に動力伝達効率が良い。
だから安全に走れる。

それはそうだが、
このような季節に、
しかも、
こんな天気だと、
かなり事情は異なる。
4輪で蹴る効果よりも、
4輪を動かすための仕組みが邪魔な時もあるのだ。
だから走りに差が出る。
証拠の画像をご覧いただきたい。
たとえ同じ場所でも、
寒い季節と今ではシチュエーションが全くちがう。
極論すると、
この場所へはどんなクルマでも立ち入りが許可されない。
だからFFのインプレッサが、
4WDのインプレッサより相対的に面白い。
しかもその面白さが明らかに違う。
まだ雪渓が残る景色だが、
汗がにじむような天気だった。


こんな素敵なお土産を戴いた。
それに鼠経ヘルニアもお気遣いいただき、
ありがとうございました。
おかげで元気になりました。

込み上げるような美味しさだ。

蒸し暑い日には尚の事おいしい。
そして抹茶の香りが懐かしさを感じさせる。
水ようかんの美味しい季節が訪れた。
思い起こせば、
似ているんだ。
FFインプレッサSTIスポーツは、
スバル1300Gスポーツの味だ。
あのクルマは、
このように甘露だった。
FFインプレッサSTIスポーツを作って、
乗れば乗るほど感じる。
それは、
あの頃のFF-1に感じた甘露な速さだ。

もう一度、
このクルマのスペックを紹介しよう。
そしてSTIのパーツが、
FFの面白さをどう引き出すのか、
是非とも想像して欲しい。
装着一覧と効能も添付した。
【車名】
スバル FFインプレッサSTIスポーツ
【ベース車両】
SPORT 2.0i-S EyeSight
GT6C5BL-TGC
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4460×1775×1480
ホイールベース(mm):2670
トレッド前/後(mm):1540/1545
最低地上高(㎜):130
車両重量(kg):1350
最小回転半径(m):5.3
乗車定員 5名
【エンジン】
FB20/水平対向4気筒
2.0L DOHC16バルブデュアルAVCS直噴
内径×行程(mm):84.0×90.0
圧縮比:12.5
最高出力 113kW(154ps)/6000rpm
最大トルク196N・m(20.0kg・m)/4000rpm
【燃料供給装置】
筒内直接燃料噴射装置
【変速機】
リニアトロニック(7速マニュアルモード付)
【燃費】
16.0km/l (JC08モード)
【標準装備】
ステアリング連動LEDヘッドランプ
フォグランプ ウエルカムライティング
電動格納式カラードドアミラー アルミパッド付スポーツペダル
運転席&助手席8Wayパワーシート
電動パーキングブレーキ
キーレスアクセス&プッシュスタート パドルシフト
本革巻ステアリングホイール&セレクトレバー
【ベース車税抜車両本体価格】
2,220,000円
ボディカラー:クリスタルホワイト・パール
30,000円高(消費税別)
「装着したオプション一覧表」
ダイヤトーンサウンドナビゲーションシステム
STIコンプリート化の特別装備(消費税別)
フロントグリルブルーLED
スバルエンブレムが輝くクリスタルブラック塗装の立体造形(46,000円)
STIスタイルパッケージ3点セット(135,000円)
STIフロントアンダースポイラー
最大65mmバンパー下部を延ばし整流効果を発揮(34,000円)
STIサイドアンダースポイラー
艶消しブラック塗装のS専用品(63,000円)
STIリヤサイドアンダースポイラー
サイドから上方へ空気抵抗を軽減(41,000円)
STIパフォーマンスマフラー
通気抵抗を29%低減した専用の高効率マフラー(125,000円)
STIフレキシブルタワーバー
クルマの三次元の動きを左右方向だけ抑制(30,000円)
STIフレキシブルドロースティフナー
シャシーに適度なテンションを掛け接地性を高める(28,000円)
STIラテラルリンクセット
ゴムブッシュをピローボール変更しリニアな特性を出す(50,000円)
と言う訳で、
こんなに楽しいクルマになった。
難しい事は考えず、
音楽に乗って走ったんだ。
素の状態じゃあ、
こうはならない。
もちろん、
ただパーツを取り付けただけでもダメなんだ。
魂のこもった調律が必要なんだよ。
解ってもらえるかな。
何故スバル1300Gが、
今でも捨てられない程好きなのか。
この「走り方」を愛しているからさ。