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中古車科学とパラダイムシフト

中津スバルは科学を重視する。

それは多岐にわたり、
日常生活の中で様々な体系化を繰り返す。
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お菓子にも科学がある。

この味を本気で楽しむなら、
熟成させた方が美味しいと言う。

満を持して封を切った。
なんと!
凄く美味しいじゃないか。

ジュッと味が滲み出る感じで、
ナッツの香ばしさも効いている。

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横浜の安部さんから戴いた、
お見舞いの品を封切った。

ケーク・ド・フリュイグランクルと言う名の、
とても超熟なお菓子だ。

戴いてすぐ包みを解き、
中の箱を見た時その意味が解らなかった。
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食べてみてようやく理解できた。
フルーツの含有量を53%と定めたから、
53という名前が付けられているのだ。

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グッと美味しさの詰まったお菓子は、
大阪の和泉市にある横川さんのお店で作られる。

横浜の阿部さんが故郷に帰り、
わざわざ購入して下さっただけあり、
期待以上の味だった。

ありがとうございました。

お菓子を科学して、
体系をしっかり理解した上で、
実験を繰り返してレシピが出来ている。
きちんと経験を積んだパティシエは、
やっぱり作るモノが一味違う。

まっとうなお店が、
まっとうな商売をしている。

かと思えば、
最近の中古車業界のように、
まっとうなように見せているだけで、
まるでシロートのような仕事も多い。

そもそも古物許可証を手に入れるだけで、
いとも簡単に参入できるので、
にわか仕立てのクルマ屋が多くなった。

そこに大きなパラダイムシフトが起こり、
既存の中古車販売では成り立たなくなった。

何しろ日本最古のオークション会場でさえ、
巨大化した新興勢力に飲み込まれた。

そこに中古車科学の革命が起きて、
シロートでも参入が容易になった。

インターネットの登場と、
オークション会場の集約化で、
パラダイムシフトが起きた。

オークションと言う名の共有在庫が増え、
車両の状態が点数化される事で、
顧客に商品情報を開示しやすくなった。

買い手もウエブを上手く使い、
自分に向かう情報のベクトルを活かす。

特に生まれた時からスマフォを振り回す世代が増え、
ウインドウズ95世代さえ旧人類となりつつある。

なので最近はほとんどの人が上手にウエブを使う。

それが上手くいけば全く問題が無い。
良いクルマを買えて良かったと言う事になる。

だが、
そうばかりではない。

中にはチョウチンアンコウのように商う人も増えた。

ウエブ販売を体系化した科学的根拠にのっとって、
クルマを上手く商う人たちも現れた。

顧客が思い通りの品が欲しいのは解る。

ただクルマ人生を長く続けると、
クルマを買ってもらえる事が一番うれしい。

「整備だけはお願いしますね」と嬉しそうに言われても、
「期待外れ」にガックリと肩を落とす事も多い。

まあ、
それが商売というモノだ。
だから仕方ないけどね。

やっぱり他所で購入したクルマに、
ケチは付けたくないじゃない。

だからなるべく見ない事にしている。

中古車の科学的根拠が、
パラダイムシフトで大きく変化した結果、
新たな仕事も生まれてきた。

だから悪い事ばかりじゃない。
それまでは全く縁もゆかりもない人達が、
自分のクルマの安全証明を得るために来訪される。

そこにはお得意様から時々受ける、
期待外れのガックリ感は無いが、
仕事の内容はけっこう難しく、
それほど利益にはならない。

でも使命感が持てるので、
長い目で見ると大切な仕事だ。

えてして、
自分で見つけた中古車には、
元来の中古車科学で測った場合、
根拠から外れるクルマが多い。

率直に言うと、
中津スバルの科学的根拠には合致しない、
色々な問題を内在させている。

中津スバルでは日常的に科学が繰り返されるので、
中古車だけでなく新型車に起きた様々な事象まで、
なるべく体系化し、
それを基に自社商品の品質改善に役立てる。

そんな事当たり前だ。
そう思う人も多いだろう。

何処でもあたりまえかな。

それほど科学を重視してるだろうか。

科学するから良い仕事になる。

冒頭のお菓子もそうだが、
きちんとしたレストランは、
まず材料を仕入れたら、
その素材を活かすレシピを作り、
しっかり料理してから提供する。

中古車とういう範囲に限って、
顧客を想定した場合、
そこまで考えない人が経験的に多い。

その点からすると、
今のパラダイムシフトで生まれた商人には、
ちゃんとした整合性がある。

生き残るための、
スピードと価格だ。
この両面で、
情報化社会をリードする。

科学的根拠に拘り過ぎると、
それらの点で後れを取る。

特に中古車価格は相場によって左右される。

積み上げ式で値段を決めると、
当然パッと見た価格競争力では劣る。
走行距離や色などの顧客にとって解り易い点にも、
実際は落とし穴がある。

走行距離がとても少ないR1の点検を依頼された。

このケースでは、
誰も悪い事をした訳では無い。

点検後に所感を求められたので、
正直に言った。

故障では無いが新車の性能ではない。
あれから音沙汰が無いので、
円満に解決されたと思う。

走行距離が少なければ安心だという保証は無く、
却って少ない事による不安要素はかなり大きい。

エンジンから異音が出ていた。
「これは故障か」と言われても、
「故障」だとは言えない。

オークションの評価点数には、
そのクルマの持つ出力の特徴まで現れない。

それが解る人がまず居ない。
だからやろうと思っても無理だ。

では何故それが解るのか。
中古車科学には、
「様子」も重要な体系として含まれる。

でもベンチマークを持たないと、
その様子が判断できない。

ここをプロの目利きともいう。
例えばプロとして様々な資格を持つが、
オイルの資格も様子を見るのに活かせる。
エンジンに入れるオイルは、
潤滑
密封
応力分散
冷却
洗浄
防錆
という多岐の性能を有している。

安いオイルや出自の解らないオイルは、
そのどれかが欠落していたりする。

また入っている現況は確認できても、
どんな履歴なのか知ることは難しい。
走行距離の少ない軽自動車は、
そこに落とし穴があった。

件のR1は恐らくカムシャフトに傷がつき、
絶好調なR1のエンジンサウンドが出せなかった。

保証を付ける。
それなら大丈夫か。

どうなんだろう。
大手のお店は外部に保証を委託し、
スリム化を図りながら、
顧客の安心も売り物にできる。

でも基本的にパラダイムシフト後は、
現状販売が建前だと流通方式が変わりつつある。

ヤフオクのように、
個人間の取引も増え、
どこからどこまでが業者なのか、
敷居そのものが見当たらなくなった。

車検が付いていると言う事は、
安全を証明されていると思い込む人も多い。

まず車検が残ったクルマを買ったのか、
あるいは車検を新しく取って買ったのか。
その双方で状態が違うのも、
顧客にとって分かりにくい部分だ。

最近は顧客も車検で予防整備を嫌がる。

分解整備などしなくても良いと、
甘く考える人も増えた。

それは日本の政治が悪く、
クルマに重税を掛けるからだ。

こんなに重い自動車関連の税金や、
駐車場の不備を放置し、
世界最大の自動車生産国だなんて、
どう考えてもおかしい。

古いクルマに重加算税を掛け、
幼稚なクルマ文化しか醸成できない。

あるお得意様がクルマをのり替え、
その足で立ち寄られた。

良いクルマが手に入って良かったと、
素直に受け止めていたが、
「しげしげ」と見る気にはなれない。
それはしょうがないと思って欲しい。

でもアドバイスを求められたので、
当り障りのない事を言った。

でも決定的に嫌な予感がしたので、
正直に言った。

お客様はレストランに行く時に、
市場で材料を買ってそのまま盛りつけたようなものを、
わざわざ食べに行きますか。

そう尋ねると、
「そんなものは食えない」
と言われるのは解っていた。

そんなイメージを現実に感じた。
なので明るいうちに帰った方が安全だと思い、
早く家まで帰る方が良いとアドバイスした。

北原課長が気を利かせ、
クルマを方向転換させ帰り支度を整えた。

動かしたら危ないことが分かった。
本人はクルマの癖で、
身体を合わせたから大丈夫だと思っていたらしい。

不安が体全体から溢れ出てきたので、

もしよかったら預かりましょうか、と声を掛けた。

今から電車に乗れば、
今日中に帰れる距離だ。
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結局こうなってしまったが、
科学的根拠があるので予見できた。
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それは様子だけでなく、
証拠として現れていた。
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フロントガラスにあるのは、
車検ステッカーだけで、
大事な丸いステッカーが無い。

これを見た瞬間に、
「安易に触れない」と決めた。
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しかもステッカーを無理に剥がした跡がある。
見られては不都合な内容だったんだろう。

整備の資格が無いヒトがが商うと言う事が、
この点から良くわかる。
これは、
科学的根拠のない安全性しか担保されていない。

だから、
受取ってからは、
全て購入した人のオウンリスクになる。

これは個人売買では無く、
つい先ほど販売店から購入したクルマだ。

これがまさにパラダイムシフト後の、
自動車販売における顕著な傾向だ。

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こんなクラッチの状態で、
300km近く走らせようとしたのは、
決して悪意では無い。
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ただ日頃から科学する心とは、
無縁な人だと好意的に捉えるんだ。

そのように考えた方が幸せだ。

整備士の中には科学という言葉と、
自分の間には縁が遠いと、
潜在能力に蓋を被せるヒトも見受けられる。

それは中津スバルにも当てはまらない訳では無い。
ただ、
毎日の環境改善は知らず知らずのうちに、
科学する心を育む。

時には社内でぶつかり合う事もあるが、
それはこの言葉で乗り切る。

過去と他人
未来と自分

どちらを変えることが容易なのか。
未来と自分だね。

ヒトの事をとやかく言う前に、
自分を変え仲間を増やす。

それが一番だとやっぱり思った。

今日の収穫だ。

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by b-faction | 2019-06-29 22:00 | Comments(0)

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