このブルーベリーは、
とても瑞々しいよねえ。
自慢じゃないが、
シロートでもここまでやれた。
無農薬で育て、
肥料も自家製のみ。
天然のリサイクルだ。
これは完全な天然有機栽培だと、
胸を張って宣言できる。
いよいよブルーベリーが、
今年も本格的に熟し始めた。
道のりは長かったね。今では視点が大きく変わった。
この石畳も冬の間に作って、
薄暗い環境を整えた。
どうしても草は生える。
玉竜を取除いた後に、
見慣れない草が生え始めた。
同じ種類が固まっていた。
むしり取ると良い香りがする。
おそらくクレソンや、
その類の野菜の原種だろう。
明らかに食べられる匂いが漂う。
本当に植物は面白い。
抜き取った草は全て肥料に変える。
堆肥場へ行く途中に花畑が出現した。
流石に最盛期は過ぎたが、
まだ隆盛を誇る。
本当に変わった花畑だ。
先週より勢いは下がった。
けれども、
今年のリュウゼツランは、
例年にも増して勢いが良い。
まだまだ楽しめそうだ。
花畑を通り過ぎ、
長雨で草が伸び放題の畑に入った。
そろそろ手入れする必要があると感じた。
ただでさえ虫に食べられ、
野鳥にも狙われる。
本来ならば自然にもまれたほうが良い。
その方が美味い実を付けるだろう。
だが人間の知恵で改良された植物には、
人間の手による丁寧な育成が必要だ。
それで、
愛情を感じた植物は、
ちゃんと期待に応えてくれる。
実にあたりまえのことだが、
行動に移すのは面倒だし、
継続するのも難しい。
雑草の山に被せたシートを、前の日に剥がしておいた。
夜中に降った雨に晒すと、発酵が速くなる気がした。その上に抜いた雑草を放り投げて、
拡げてあったシートを被せた。
こうして光を遮断すると、
ドンドン内部の温度が上昇し、
分解して湯気を出し始める。
この場所に住み続ける、
自然の微生物によって発酵が進む。
そうなると、
嫌な臭いは一切しない。
振り向くと、
たわわに実を付けたブルーベリーが並んでいた。
こりゃあ凄い。
豊作だ。
翌日、
全員最強の防護具を身に着けた。
キンチョーの蚊取り線香ほど、
この世で頼りになる蚊よけは無い。
睦美は収穫を担当し、
せっせと籠に集めた。
まだ少し若いが、
良い色に熟している。
株の周りを中心に抜いた。
力を合わせ丁寧に進めた。
始めてから一時間で作業を終える。
概ね綺麗になった。
根周りには様々な生き物がいる。
名は知らぬが、
お馴染みの幼虫や、
ビュンと元気に飛び出すミミズでいっぱいだ。
これは赤ちゃんかな。
これでも中くらいだ。
ミミズが居ない土は良くないよね。
ここでSUBARUの作った秘密兵器を出す。eーBOXERの名称も、
このマシンから連想したのだろう。
eーカッタープロの登場だ。
数十分で綺麗になる。
まるで出番を待つようだ。リュウゼツランが終わるのを横目で見ながら、カンゾウが虎視眈々と次の座を狙う。
単独で群れを成す株が、一斉に他の場所が開花した。なので、川べりに生えたカンゾウや、
リュウゼツランの近くで群生する株も、
間も無く花を競い合う事だろう。
カンゾウも食べることが出来る、
人間に有用な植物だ。
収穫したブルーベリーを、
むっちゃんが綺麗にパックした。
やはり自然な環境に接すると感度が上がる。
暫く展示していたeーBOXERと、
久し振りにじっくり付き合いたくなった。
偶然隣に好敵手が並んだ。
電動化のeーBOXERに対して、
ディーゼルのskyactivで立場を主張する。
面白いね。
ただ流石の本場ヨーロッパでも、
もうディーゼルには嫌気がさしているようだ。
その証拠がボロボロと出始めた。
スバルが20年以上前に採用したタイヤを履き、
お澄まししている所を見ると、
なんかちょっと嬉しいね。
やはり先進的なメカを積んだので、
タイヤも先進的なLX2に取り換えた。
さあ、
どんな走りが楽しめるのか。
レポートをお楽しみに。