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サクッとした大社煎餅とWRXのクラッチ

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XVハイブリッドオーナーで、
現在諏訪市にお住いの松井さんから、
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大社煎餅を戴いた。

そうそう、
この味なんだ。

サクッとして、
パリッとして、
ピーナッツがコリっとする味。

絶妙に甘くて喉の通りが良い。
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一言で言うと、
キレが良いんだよね。

出来が悪い煎餅は、
いつまでも歯に残る。

それが付き難くて、
サクサクパリパリだから、
何枚でも食べられちゃう。
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これは本当にお菓子の原点だな。
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松井さん、
とても美味しくいただきました。

ありがとうございました。
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SUBARUの原点のようなクルマが、
続々と集まってきた。

今月は車検も多いので、
工房は毎日フル稼働だ。
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XTー6の整備も続くし、
イベント用の試乗車も完成までもう一歩だ。
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いよいよ最終仕上げが始まった。

B&Bオリジナルサスも、
コンチネンタルタイヤも新品になっている。
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ブレーキもバッチリだ。
何から何までオーバーホールして
ホースにステンレスメッシュを使った。

実にリニアな制動性能に生まれ変わった。
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では、
最後に何が残ったか。

クラッチだ。
普段お目に掛かることのない部品なので、
この機会にじっくり見て欲しい。
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交換するのはこの二つの丸い部品と、
レリーズベアリングだ。
右が外した古い部品で、
左がこれから取り付ける部品だ。

昔は強化クラッチに替えると、
その後は異常なほど重くなった。

レオーネの時代は、
強化クラッチと聞いただけで汗が浮かんだ。

油圧システムではなく、
クラッチケーブルで操作したから、
強い踏力が必要とされた。

今でもそのように重くなる時がある。

その原因はほとんどの場合が摩耗で、
部品を交換すればたちどころに直る。

トランスミッション側の、
メインシャフトに装着された、
クラッチディスクを取り外した。
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このクラッチディスクは、
やはり限界ギリギリだった。

これには最も高い負荷がかかる。

まだこの状態なら、
完全に滑っている訳では無いが、
リベットの頭が出かけているから、
相手側の金属面を痛めてしまう。

そうなると厄介だ。

スリットも消えかけて、
摩擦粉の排出性が失われてる。

即ち急激な操作で一気に滑る可能性が高い。

正にディスクブレーキの、
ローターとパッドの関係に近い。

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この良品と比べると古い方の摩耗度合いが良く解る。

リベットは深い位置にあり、
スリットもはっきり分かる。

強化クラッチなので、
セミメタリックの金属線が露出し、
熱にも強くなっている。

これが競技用だと、
もっと金属的でダンパースプリングも無い。

このクラッチディスクを
クラッチカバーとフライホイールの接触面で挟み込む。

カバーも当然寿命を迎えている。
動きが悪いので不自然に重かった。
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赤茶けて痛々しい、
クラッチカバーのダイヤフラムスプリングが見える。

これを動かすことでクラッチが切れる。

回転しているクラッチカバーの中にある、
丸く飛び出た部分を押す。

するとクラッチディスクを、
フライホイールに押し付ける圧力を開放する。

それがクラッチを切ることに繋がる。

クラッチペダルを踏むと、
それによって生じた油圧で、
プッシュロッドがレリーズフォークを押す。
そのフォークがベアリングを介して、
ダイヤフラムスプリングの中央を押す。

だからベアリングの動きが悪いと、
クラッチが重くなる。

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こちらの良品に交換し、
ベアリングも交換したので、
回転するクラッチカバーをスムーズに動かせるようになった。

これでサクッと切味が良くなった。

周囲のブッシュ等を確認し、
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足回りに何の問題も無い事も確認できた。
念のために、
外した状態でミッションのマウントも確認した。
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STIの強化パーツはやっぱりい凄い。

亀裂など一切なくキレイそのものだ。

これが15万㎞近く乗ったSTIの、
真実の姿なのだ。

扱い方一つで、
クルマの将来は大きく変わる。

やっぱり、
基本を大事にしたいね。

ショールームからRA-Rがギャラリーに移った。
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正にこのクルマがVAB型の最後を飾ったウルトラCだな。

コイツは瓢箪から駒のように、
S208の開発から零れ出た。

完全なコンプリートカーではない。

その代わりライン品質が確保され、
STIでは手の付けられない、
ホワイトボディの一部を軽量化できた。

その上に、
EJ20シリーズの最後を飾る、
トップエンドのエンジンが載った。

その奥には、
「今度は俺の番だ」とばかりに、
コンプリートカーたちが犇めき合う。
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流石に22Bの再来は無かった。

米国向けのS209は米国人への花向けだ。
それは当然だろう。

日本の何倍にもあたる顧客が居る。

やっぱりインプレッサが一番SUBARUらしいね。
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奥のレガシィが睨んでる。

インプレッサばかり溺愛するからだな。

レガシィハウスが無いのに、
インプレッサハウスがあり、
B-factionもある。

サンバー記念館があるし、
アルシオーネベースがあるのに、
ところがレガシィには何もない。

次はお前の番だから、
慌てない慌てない・・・。

実はインプレッサハウスⅡの中には、
インプレッサのベースになった、
BC5のRSが格納されている。

米国仕様の2.2リッターもあるし、
4代目の赤鰤も鎮座している

レガシィの功績を、
決して疎かにはしていない。

ここに来た人なら解るはずだ。
メインステージは、
レガシィで埋め尽くされている。

灼熱の太陽の下、
一人は京都から、
もう一人があの群馬県太田市からやって来た。

アンケートを戴いたので紹介したい。
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こんなに美味しい、
ステキなクルマたちを、
積極的に楽しんでほしい。

Commented by K.Y. at 2019-08-10 23:12 x
本当に毎日更新されているのですね。脱帽です。

クラッチについてのわかりやすい説明、ありがとうございます。
(3.0R-ADAについてのコメント承諾もありがとういました。)

折しも、フォレスターSTIバージョン(SG9F)のクラッチ(2代目)がバイパス走行中に滑るようになったため、昨日から名古屋スバルに入庫中です。

16万キロでSTIスポーツパーツの強化クラッチ(ディスクとカバー)に変えたのですが、市街地走行で酷使したためか、7万キロ走行で滑り出してしまいました。
技量や乗り方に合わせて今回はSG9純正にします。

あの重さに慣れてしまったため、父所有のサンバー(2003年型TCスーパーチャージャーMT)に乗るとクラッチが軽すぎて乗りにくいです。

S208NBRのクラッチは軽く感じるものの何とか許容範囲で、踏み込んだとき底付きするのでむしろ扱いやすいように思います。
エンジンだけでなくクラッチもバランス取りをしているとのことで、嫌な振動が全くなく、ここまでスムーズに出来るのかと感動しています。
Commented by K.Y. at 2019-08-10 23:51 x
レガシィハウスですか…「次はお前の番」ですか…

これは身勝手な夢物語ですが、私が諸般の事情で手放そうとしている3.0R-ADAも(もちろん0円で譲渡して)綺麗に飾って頂ける、などという僥倖はあり得ないでしょうか?
(うちは3人家族なのに、スバル5台、ホンダ1台(妻のヴェゼル)あります…多すぎです)

第二世代ADAはアイサイトに繋がるもの(というかミリ派レーダー採用のお陰で現在のアイサイトにない機能もいくつかあります)と思いますが、新車も売れなかったせいか中古車市場に全く出ておらず、希少な「文化財」をこのまま廃車にしてしまうのは何だか悲しく思います。
Commented by 中原 at 2019-08-12 17:45 x
 社長こんにちは、ご無沙汰しています。
連日暑いですね~、おかわりはありませんか?
ボクはここ数か月の間、忙しくて帰宅が深夜になることがザラです・・・。

そんな折、愛車がトランスミッションからオイル漏れを起こしてしまい、12カ月点検で診てもらったら、ドライブシャフトが挿入される所のオイルシールの劣化でした。
今まで所有していたクルマ達では起きなかったので慌てましたよ。
まあ、20年も前のクルマですからね。
その修理と同時に、クラッチも交換してもらいました。前オーナーはどんな人かも分からないこともあり、乗っていてあまり気分のいいものではなかったですからね。

交換後、「あっ!」と声をあげてしまい、1台目の感覚がよみがえったのです。
クラッチペダルを踏むと、ペダルがトーボードのストッパーに「トン」と当たる音が
「ああ、そうだったよ!」と。1台目はクラッチが摩耗する前に交換していたのです(その頃はフトコロにもいく分余裕があったこともあり)。

ただ、取り出したクラッチディスクはさほど摩耗しておらず。クラッチカバーの方もきれいなもので、摩耗した形跡も見当たらずで拍子抜けしました。

とはいえ、新品のクラッチは踏むたびに気持ちのいいものですね。いい状態をキープすべく丁寧に操作しないと。と思いました。

Commented by b-faction at 2019-08-13 20:58
> 中原さん
都会の夏は夜が寝苦しくて大変ですよね。おかげさまで日中は日本一暑い場所と言えども、夜中になると急に気温が下がり過ごしやすくなります。何しろエアコンの無いインプレッサハウスでお泊りできるくらいですから。今度はスーパーロイヤル車検などいかがですか。お待ちしております。
Commented at 2019-08-14 21:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2019-08-15 13:20
> 中原さん
いつでもお越しください。お待ちしております。
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by b-faction | 2019-08-10 22:00 | Comments(6)

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by b-faction