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ツーリングワゴンと諜報活動

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中津をざわつかせる蕎麦屋がある。

わくり

むむむむ・・・



謎めいた名前だ。

店名の由来は何ですか。

主にそう尋ねると、
彼は無言で紙片を返した。

良く見たら名刺だった。

そこには、
和久利(里かも)と書かれ、
店名が苗字そのものだと解った。

なるほど。
珍しい苗字だから「かな」表記に味がある。

確かに「しろた」と書いても、
「すずき」や「さとう」とは趣が違うな。

きっと由来を聞かれるだろう。
何故なら、
田代は多いが代田は少ない。

相手の様子を見て、
蕎麦屋を選ぶ。
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真逆のタイプなら、
味が良くパンチもある、
そば処「あお木」がお勧めだ。

だが、
スキニーなエクゼクティブにとって、
この量は拷問に等しい。
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それに、
江戸っ子はサッとそばをすする。

粋な食い方をするからね。

開田の蕎麦は、
まさにメシを食うようだ。

あお木とわくりは、
正に真逆な商売形態だ。

どちらも味は最高なので、
自分の舌で試すと良い。

生活密着型の、
ご飯を食べるような蕎麦、

片や、
粋に香りを味わう蕎麦は、

ハレとケのワンセットだ。

霽れは儀礼や祭など「非日常」、
褻は日常を指す意味でつかわれる。

SUBARUから、
諜報部長、
もとい、
岡田貴浩上級広報部長が来訪された。
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霽れの場所へ行った。

実は褻の場所にも寄ったのだが、
正午前にもかかわらず、
行列が出来ていた。

そこで霽れの場所に行くと、
店の前に行列は無い。

「シメシメ、混む前だ」と、
ほくそ笑みながら中に入った。

すると、
カウンターに座り切れない客で一杯だった。

恵比寿でも行列は出来る。
そんな時、
絶対に待たないても食える店に行く。

超気短かな二人が(笑)、
揃って30分以上待つなんて、
おそらく二度と起こらぬ奇跡に近いね。


待ちに待って、
「とろろせいろ」を食べた。

面白い味の蕎麦を作る。

舌鼓を打ちながら、
最高レベルの知性を、
クロスカウンターの様に打ち合った。

とても有意義な時間を過ごすことが出来た。

彼と会うために、
東京から超特急レベルでインプレッサを駆った。
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馴染んできたインプレッサFFスポーツSTIを、
極限状態まで操り、
豪雨の東京を脱出し無事帰還できた。

とにかくすごい雨だった。
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特に立川辺りで、
狂ったような雨が降った。

「行きはヨイヨイ帰りは怖い」を地で行くような、
デカい雷雲との遭遇だった。

こんな大雨にも関わらず、
この時点で東京に警報は出ていなかった。

ゲリラ豪雨に不慣れな体質に変化無しだ。

会場を出るのが、
もうちょっと遅れたら、
歩く間にびしょ濡れだった。
クルマに乗って降り出したので、
何も心配せず動できる。
助かった。

FM放送から流れるグルーブラインで、
ピストン西沢がリアルに大雨の様子を伝えた。

こういう時にラジオの生放送は面白い。
インターネットばかりじゃないな。

運転中はやっぱりラジオが良いね。

インプレッサのタイヤは真新しくて、
しかもニュル仕込みだから排水性も高い。

それらが功を奏し、
大雨でも不安定にはならない。

走行に何も影響はなかった。
やっぱりクルマって最高だぜ。

もしマニュアルミッションだったら、
もっと楽しかったに違いない。

これからもSTIに求めたい。

自然吸気エンジンにスポーツ性能を求め、
それをSTIとして売り物にするなら、
やはりNAの出力特性を、
車輛重量と走行抵抗の低減で補う必要がある。

FFのSTIスポーツを出すべきだ。

改めて確信した。
安価なSTIスポーツで、
顧客の間口を広めても良い。
前輪駆動(FF)と、
TY75(軽量6速マニュアル)を組み合わせ、
商品として差別化すべきだ。

4WDでなくても充分だ。
近頃のVDCは凄いんだ。
スイフトやクリオでニュルブルクリンクを走れば
その面白さに舌を巻くだろう。

CVTしか乗れない人には、
FB25と4WDの組み合わせを用意。

NBRでアウトバックを試し、
オーバースクエアエンジンの楽しさを味わった。

フォレスターもe-BOXERより、
ガソリン車の方が愉しいのは、
NA2.5リットルが、
思いのほかスポーティーだから。

出力特性や、
動力性能そのものを変えずに、
STIを名乗るって、
本当に良いの事なのか。

あまり良く無いね。

出力を変えられないなら、
軽くする工夫を凝らす。

ショップでできるレベルでは、
誰も納得しない。

構造から変えてくれないと、
クルマ好きの感性を揺さぶれない。
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このクルマもスポーティーだ。
シンメトリカルにリヤからマフラーが出ている。
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これもSUBARUらしい韻の一つだ。
室内も特別仕立てで、
本当に良く出来たクルマだ。
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最近はターボ車が少なくなったので、
リヤアンダースポイラーを装着し、
片側がダミーの穴も目立つ。

でも、
やっぱり左右出しのマフラーじゃないと、
格好がつかないね。

このブリッツェンの右斜め前にある、
最後のツーリングワゴンが目に留まった。
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この五代目は、
何とか踏ん張ってツインマフラーを纏った。
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発売当初はこのEJ25ターボに残り、
後半はFA20直噴ターボにヨーロピアンな味わいが残った。

個性が際立つレガシィだった。
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何しろB4のEJ25搭載車は、
クラウンの開発遅れを補い、
警視庁をはじめとした各地のパトカーに採用された。

今でも現役で活躍中だ。

やっぱり水平対向にはツイン出しだね。

ターボにしか似合わないのか。
そんな事はない。
NAでもツイン出しが抜群に良い。

格好だけでなく、
性能面でも良くなる。

ヨーロピアン調のツイン出しなら、
重くならないし場所も取らない。
だから、
インプレッサFFスポーツSTIと、
コイツの相性は抜群なんだ。

二本出しで左右シンメトリカルと、
遂に最高の韻を踏むことができた。

これはインプレッサにベストチョイスだ。

この排気系はマニュアルミッションにも適応性が高い。
やはりマニュアルに乗りたいな。

無理にカタログまで作って売らなくて良い。
STIの製品だと自慢すれば、
欲しい人はたくさんいる。
これぞ口コミで売るクルマだ。

STIだから、
別にアイサイトはいらない。
アメリカ用に残している、
サイドブレーキ仕様を組み合わせれば、
FWDのスポーティ車が作れる。

本来のSTIとは、
このような差別化の上に成り立ち、
その頂点がスバルの5倍のブランド力を持つべきなのだ。


従って、
エントリーモデルがFWDでも、
その理由がはっきりしていれば、
顧客は必ず支持するはずだ。

STIの製品を、
「普通のサラリーマン」に売らせようとする。
だから、
いつも痛い目に合う。

ところでアメリカ人は、
「LEDヘッドライトなんか必要無い」と言う。

「EPB(電動パーキングブレーキ)なんて、
邪魔だから要らない」とも言っている。

飼い慣らされた日本人は、
とっくの昔に牙を抜かれ、
女の顔色を窺ってクルマを買う。
だから、
ギミックを欲しがるよね。
だからクルマも萎(しおれ)れてくる。

軽自動車の電動スライドドアなんて、
その極地のクルマだ。

なんて生温いんだ!!

そのような風潮に、
風穴を開けるのがSTIの仕事だ。

彼等まで生温い仕事をさせられては、
本来の力を発揮できない。

意地でもFFのマニュアルで、
STIスポーツを作ろうじゃないか。

そのためには、
まず高度なサスチューンが必要だ。

中津スバルの仕立てでも、
非常に面白いクルマに仕上がった。

けれどもSTIがやるなら、
もっと高度なダンパーセッティングにして、
リヤの動きを落ち着かせたい。

良い機会だ。
SUBARUはともかく、
STIはここでスッパリ、
ビルシュタインから卒業しよう。

FFインプレッサを開発するためには、
ザックスの力が必要だ。

BRZが激変したように、
ザックスとSGPを融合させ、
まだ使い切れていない、
「SGPの潜在能力」を引き出して欲しい。

現行レガシィは、
ツーリングワゴンを捨てた。

ラストレガシィツーリングワゴンとなった、
五代目の足跡は大きい。

参謀本部に居るべき人間が、
諜報活動もせず、
スバルの戦略に飲み込まれていた。
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「そんなとこで何喰ってんの。お腹壊すよ」

気配を感じてメールを送った。
この後、
どうも道草を食ったらしい。
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でも良い道草だね。
流石にスバルマガジンを発行する、
交通タイムス社はセンスが良い。

「開田高原サイコーです(涙)」
と返信があった。

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あ、ここはマイポイントだ!
マリオに似た種付け馬が一番奥の厩舎に居る。

会って繁殖力を身に着けてもらうよう、
心を込め指導助言したら・・・・。

「馬いました!
サイコーですねココ💥💥💥」と返事があった。

更に、
「馬のように逞しくないです……涙」

そんな事無いよ。
楽しかったかい?
「広い場所ですね。御嶽山も拝めました。
奈良井から開田高原、
そこから東京に戻りました」

相棒がツーリングワゴンだと、
他とは違う楽しいドライブになる。

歴代レガシィツーリングワゴンが残した足跡を、
見事にレヴォーグが受け継いだ。

今度のレヴォーグは「ダイナミック×ソリッド」の最終形態だろう。
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石井デザイン部長が意地を見せ、
VIZIVの集大成を見せるだろう。
ヴィジブ ツアラー コンセプト

これは正にダイナミック×ソリッドの昇華形であり、
全身BOLDERデザインとなる。

ダイナミック×ソリッドとBOLDERは、
微妙な位置関係にあり理解しがたい内容を持つ。

その実態を東京モーターショーで確かめよう。

さて、
肝心の諜報活動だが、
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彼はスバルのお宝探偵団でもある。
その眼力は鋭く、
「SUBARUからの査察だ!」
「ひかえい!!ひかえおろう!!!!」と、
中津スバルを深部まで調査に来たのだったが、
ステキなお土産を決して忘れない。

本当にモテルオトコの配慮は凄い。
ありがとうございました。
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素晴らしいワインだ。
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エグゼクティブ岡田の選んだ逸品を、
旨いつまみと共に心行くまで楽しもう。
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彼は諜報活動を終え、
いそいそと東京に向かった。

目指すは三鷹だ。
そこにSTIの総本山がある。
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これが何か、
そこへ行けば分かるだろう。

今月の20日頃から、
新しくなったショールームで素敵な催しが開かれる。

スバリストの皆さん、
是非遊びに行って欲しい。
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お互いにBRZが大好きなので、
このクルマのオープンカーが欲しいねと、
さっそく前のブログで上げた、
高田工業の話題で盛り上がった。

今日だけで3台も予約が入った。
だから絶対に売れる。

作っちゃおう。

まず、
中津スバルのショールーム用に一台保管。→確定
中津スバルの社長個人用として脚代わりに購入。→確定
エクゼクティブ岡田のMT個人用として購入。→確定

多分600台くらい、
すぐ完売すると思う。

ボディの能力に差があるのだから、
これこそSTIで売るべき車だろう。
ファイナルエディションとして作ったら、
これも価値あるクルマになるかも。

今から積極的に活動して、
STIのコンプリートカーとして売って欲しい。

欲しい読者が居たら意思表示して、
STIを勇気づけよう。

応援メッセージを、
楽しみに待っている。

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by b-faction | 2019-09-12 22:01 | Comments(0)

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