京都の寺田さんに戴いた、
抹茶のランドグシャは美味だ。
サクッとした歯ごたえ、
良い抹茶の香りとホワイトチョコのハーモニー、
程良い甘さ、
どれをとっても文句無しだ。
淡い緑が美しい。
昨夜、
掃除が終わった後、
思わず息を呑んだ。
思いがけない色の良さだ。
夜の背景に、
少しトーンを落としたクールグレーカーキが、
まるで別のクルマのような存在感を見せた。
本当に面白い色だ。
夜と昼の二つの顔を持つ。
夜はしっとり熟して艶がある。
昼間は聡明で活発なのだ。 黒いパーツとの適合性が抜群だ。
グリルも黒い。
メッキ加飾付のフロントグリルは、
標準車と異なるダークメッキ+ブラック塗装となる。
だから、
クールグレーカーキと良く馴染み、
とても格好が良い。
ミラーも黒い。
ブラックカラードドアミラーと、
もしボディ同色だと埋もれてボケてしまうところを、
最高のアクセントに替えている。
そして忘れてはいけないのが、
ラスターブラック塗装のオーナメントだ。
LEVORGと、
AWDのオーナメントを艶消しの黒で取りまとめた。
このセンスは、
スバルに宿った新しい魂から生まれている。
あのイエローエディションこそ、
黒とソリッドカラーの組み合わせを、
最高に上手く表現した特装車の象徴だ。
要所を黒で締め、
インテリアにも黄色をあしらった。
そのセンスは秀逸だった。
この時はルーフアンテナを黒くしたが、
レヴォーグではボディと同色にした。
さてインテリアはどうか。BRZのイエローエディションのように韻を踏んだ。
眼に入る部分を考慮し、
意識的に色を抑えた深みのある加飾だ。
センスの良いブルーを効かせたデザインだ。
B4のRSKを思い出させる配色で、
カラダの当たる部分を滑りにくいウルトラスエードにして、
ブルーの本革アクセントにして、
レヴォーグ用のブルーステッチで締めた。
このカテゴリーを、
スバルが世界で初めて創り上げた。
レオーネエステートバン4WDがそのルーツだ。
そして悪路と乗降性を意識したSUVと、
ラグジュアリーかつスポーティな全輪駆動車を産み出した。
アウトバックとレガシィツーリングワゴンが、
フラッグシップとして君臨する中で、
その後継機としてレヴォーグが生まれた。
抜き出た高速性能を持ち、
まるでスポーツカーのように走る。
また家族や友人を載せ、
実用車としての機能をはたす、
ツアラーとしての要求にも応えた。
しかも期待以上の走りを見せる。
パワーユニットはターボエンジン、
駆動方式はリニアトロニックのAWD。
1.6リットルと2リットルの水平対向エンジンを、
顧客の用途に合わせ用意して別のチューニングを施した。
レギュラーガソリン対応のテンロクは、
日本のユーザーから根強い支持を受ける。
水平対向1.6L DOHC16バルブデュアルAVCS直噴ターボエンジンは、
最高出力125kW(170ps)/4800~5600rpm、
最大トルク250N・m(25.5kg・m)/1800~4800rpmと、
かなり威勢が良い。
特筆すべきは出力特性だ。
最大トルクを1800回転から4800回転まで維持する、
フレキシブルなエンジンになっている。
このアドバンテージラインは、
テンロクのGT-Sをベースとして、
ボディカラーを三色に絞り込んだ。
その上で鉄板色の白黒に加え、
シリーズ唯一のクールグレーカーキを設定した。
光輝材入りの色が主流の中で、
あえてソリッドカラーを提案した。
クールグレーカーキは、
黒いパーツと相性が良く、
スポーティな個性を更に際立たせた。
ソリッドカラーが増えたスバルに、
とても良い印象を持っている。
物事にはそれに相応しい変遷がある。
「ブログいつも拝見させて頂いております」
オートサロンでお目に掛かった、
東京の三島さんからメールを戴いた。
マニアックな職人の魂が籠った時計を、
世界から輸入販売されている、
それに加え、
セイコー、シチズン、カシオなど、
時計に関して幅広い知識を持たれるプロ中のプロだ。
「ブログで拝見させて頂いておりますが、
来年はニュルブルリンクに行きたいので一度お店に伺います」
是非どうぞ!
時計も奥が深いので、
お目に掛かった時に、
詳しく話をお伺いしたい。
ニュルの話なら、
解る範囲で何でもお伝えする。
フェラーリもソリッドカラーを重要視する。
この色も実に渋い。
シルバーにも見えるが、
トーンを下げたホワイトかもしれない。
ラ・フェラーリがベースとなった、
フェラーリ・FXX K( エフエックスエックス ケイ)は、
サーキットでしか走ることが出来ない。
世界中でもごく限られた顧客のみに対して、
サーキット走行専用車として、
32台のみが販売された。
日本への割り当ては5台しかなく、
とても希少なマシンだ。
フェラーリを所有する顧客向けのレース部門として、
「コルセ・クリエンティ」がある。
そこが開発したサーキット専用マシンの、
更に空力特性が改善された「EVO」バージョンに相当する。
そしてレースに使われることが無いの大きな特徴だ。
フェラーリ社が年に何回か各国のサーキットを借り切って、
走れる機会を提供している。
実に優雅じゃないか。
STIもファイナルエディションで、
そんなクルマを作ると良いね。
抽選に当たった顧客のなかから、
STIが認める限られた人にだけ、
「サーキット専用車」を作ってもらう。
公道を走れないと条件を付けた上で、
ギンギンに煮詰めてもらう。
これなら、
保証も何も関係ない。
STIがやりたい放題に物事を進めたら、
どんな潜在能力を発揮するのか、
とても面白そうだ。
彼等はSUBARUの別動隊として、
EJ20が誕生して以来、
ずっと苦楽を共にしてきた。
その彼等が、
本領を発揮しないまま、
EJ20が最後の時を迎える。
それならば、
いっそのこと彼等にファイナルエディションを、
丸ごと任せてしまおう。
ニュルで優勝したクルマのような、
本気で走れるクルマを作ってもらったら、
日本のサーキットを走れば良い。
そんな機会を与える会社に、
そろそろ脱皮してもいいはずだ。
物事にはそれに相応しい変遷がある。
何事も最初は些細なことがきっかけだ。
すぐ脇を流れる清流から、
苔を移植して乾燥した庭に与えた。
土壌改良と除草の効果が徐々に出て、
今ではここまで雰囲気が変わった。
移植して大事に植えた直後は、
リングのような状態だった。
同じ場所とは思えぬほど、
潤いが増してきた。
ここも同じだ。
玄関までの通路を石畳に替え、
苔を自由に開放したら、
何種類もの苔が繁殖する、
ステキな場所に生まれ変わった。
単なる斜面を畑に替えた。
土壌を改良し、
雑草を抑制した。
その結果が緑の絨毯になった。
それで、
今シーズン最後に、
クローバーを芝から取除き、
畑に入り込もうとする部分を切除した。
株周りの草も綺麗に除去して、
台風が来る前に締めた。
来年も頑張って、
美味しいブルベリーを実らせ欲しい。
物事にはそれに相応しい変遷がある。