キャンティとインプレッサ22B
2019年 11月 17日
見た瞬間に懐かしさが込み上げた。
一度だけ行った事がある。
阪神淡路大震災が起きた頃だった。
友人に誘われ、
初めて入った。
飲んだ珍しいワインボトルのラベルを、
台紙に貼ってプレゼントされたり、
センスの良さを感じた覚えがある。
食事していたら、
ぶらりと加藤和彦が現れ、
まるで自分の家のように飯を食う。
それが強く印象に残った。
キャンティのお菓子。
流石に見事な選択眼だ。
ヴェルデと言う名の菓子だ。
旨そうなサンドクッキーが顔をのぞかせた。
と言う事は、
どんな味なんだろう。
みんなで心を込めて磨き上げ、
美味しい走りが蘇ったはずだ。
いよいよ準備万端だ。 夜の九時を回った。
美味いモノを知り尽くした、
エグゼクティブの風格が漂う。
封を切ると、
サクッと美味しい。
抹茶だな。
中にあるのは小豆か。
むっちゃんは、
ミッキーマウスみたいなシルエットが付いた、
チェリージアを選んだ。
美味しくいただいてます。
ありがとうございました。
長い時間をかけて、
22Bを蘇らせた。
いよいよ最終テストを待つばかりになった。
キャンティのお菓子のような、
走行テストに向けて胸が高鳴る。
さあ出かけよう。
トリップメーターをリセット。
高速道路のランプウェイに向かった。
暫く走り続ける。
高速を降りて下りのワインディングロードに入った。
俊敏な身のこなしに任せながら、
くねくねと路面を正確に捉え、
気持よーっく駆け抜けた。
下り終えたら幹線道路に乗り、
二車線の道路を走る。
日曜の夜間だから、
クルマも人影もまばらだ。
ここまでの印象は雑味が多い。
理由はクラッチだ。
ツインプレートのクラッチディスクだと、
いくらデリケートに扱っても、
どうしたって雑なクラッチミートになる。
これは修理とは関係なく、
オーナーの好みだから仕方がない。
この手のクラッチを見たら、
今後は標準品に付け替えるべきだ。
朝礼でシッカリと情報をシェアして、
お客様に良いアドバイスをしよう。
走行性能は十分だ。
後はお客様の喜ぶ笑顔を想像しながら、
来訪を待とう。
by b-faction
| 2019-11-17 22:00
| インプレッサ
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