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国宝「飛雲閣」のこけら葺きとSTI SPORT

あの日から、
あっと言う間に一年過ぎた。
今日は脱腸で入院した記念日だ。

一年前の今日、
県病院に入院した。

国宝「飛雲閣」のこけら葺きとSTI SPORT_f0076731_16302808.jpg
このブログは、
動画リンクに不手際があったが、
今日迄気付かず放置してしまった。
修正したのでもう一度ご覧いただきたい。

この塊は、
意外なモノだった。

まるで当たり前かのように、
デーンと置かれているが、
とても重要な部材だ。

訪れた時に、
真っ先に目に飛び込んだ。

丁寧に結わえられた塊から、
言いようのない新鮮な木の香りが漂う。

凄く気持ちの良い、
正にアロマなのだ。

ここは大桑村にある、
栗山木工さんの工房だ。

国宝「飛雲閣」のこけら葺きとSTI SPORT_f0076731_20184869.jpg
乗って行ったクルマは、
軽快なサウンドを奏でる。

ダイヤトーンの、
サウンドナビが付いているからだ。

けれど、
その音よりもっと軽快なサウンドを手に入れた。

動画

インプレッサSPORT、
2.0iーSに、
音楽よりステキなサウンドを奏でる、
STIスポーツマフラーを取り付けた。

徐々に焼きが入って、
マフラーが更に良い音を奏でるようになった。

リニアトロニックの得意技は、
ギヤ比を自由に作れることだ。
国宝「飛雲閣」のこけら葺きとSTI SPORT_f0076731_20184277.jpg
時速70キロでエンジン回転数は1000回転と少し。
しかも前輪しか駆動しないので、
全体に軽量感が満ち溢れ、
走りは軽快そのものだ。

まさにこれがリニアトロニック効果だ。

まるで風のように走る。
エンジンは1150回転しか回っていないのに、
シュンっと流れるように走るんだ。

前輪駆動ならではの、
効率良い静かで快適な走りだ。

そしていざと言う時は、
アクセルペダルをグッと踏むだけで、
ドライバーの求めにすぐ応える。

ポーンとエンジン回転がと跳ね上がり、
軽快なサウンドと共に気持ち良く加速する。

特に伝えたいのは、
SIーDRIVEの事だ。

燃費に貢献するのはインテリジェントモードだが、
郊外に出てワインディングになったら、
是非スポーツモードを使って欲しい。

全く違う走りで、
内緒の話だけど、
運転の下手な人でも、
助手席の人を車酔いさせない。(笑)

冗談はさておき、
市街地でも効果がある。

例えばジムから帰る時、
急な登りを左に曲がり、
国道に流入する。

この時は駐車場で始動した直後から、
エンジンモードをSに切り替える。

走り出して、
左に回った時から効果を発揮し、
右に曲がり坂を上る時に、
あっ!気持ち良い!!と自覚できる。

そう、
正にアクセルのツキが良いんだ。

SI-DRIVEを上手く使おう。

さて冒頭に示した、
良い木の香が漂う塊は、
「杮(こけら)」という重要な建築資材だ。

これには、
納品先の荷札が付いていた。

送り先は京都の二条城だ。

事務所に入ると、
普通じゃない建物の写真が飾られていた。

国宝の飛雲閣だ。
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既に完成の域に入った飛雲閣は、
栗山木工の杮板で屋根が葺かれた。

なぜ国宝なのか。

これは秀吉のレガシーだ。

謎の多い聚楽第の遺構ともされる、
京都西本願寺境内の一角にある。

なぜか船着場があり、
そこから邸内に入る独特の様式だ。

修復には相当な神経を使うはずだ。
重要文化財の修復は後を絶たず、
栗山木工の伝統技能は日本中で必要とされている。

沖縄の首里城にも使われていたが、
先日の火事で焼失してしまった。

「10年かけて納めた杮が、
すべて燃えてしまった」と嘆かれていた。

国宝や重文は勿論、
最近の傾向として、
一般的な建築物への応用も始まった。
国宝「飛雲閣」のこけら葺きとSTI SPORT_f0076731_16303849.jpg
そのサンプルがこちらだ。
杮を編み込んで、
腰壁や天井に用いる。

これは面白い使い方だ。
ステキな香りも漂う、
アロマの館が出来るだろう。

地元の木工関係では、
栗山木工を知らない人は居ない。

このような建築資材を作るためには、
木材の入手先だけでなく、
目利きが重要だ。
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正にプロの凄腕が、
伝統文化として継承されている。

その神髄がBE-PALの取材で明らかになった。

ぜひ紹介したい。

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「板へぎ」は簡単なようで簡単ではない。
道具だけでなく、
刃の入れ方や力加減が、
僅か「3mm」の世界を支配する。
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スパっとへぐ技を身に着けたら、
最高に気持ち良さそうだ。

作業中の光景を見学したけど、
畏れ多くて声も掛けられないほど、
緊張した空気に包まれていた。

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読み応えのある特集だ。
伝統文化を大切にしたい。
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自動車文化も花開くべきだが、
日本ではまだまだそのレベルに到達していない。

その意味さえ、
知らない人も多い。

クルマは新しければ新しいほど良いに決まってる。

最近は古いクルマに資産価値を考える人も多いが、
それは結果論であって、
目的にしたら卑しい。

そしてクルマの製法や開発手法にも、
独特な企業文化がある。

スバルにおける開発では、
インプレッサにその傾向が顕著だ。

インプレッサの開発チームは、
伝統的にチャレンジを旗印にする。
国宝「飛雲閣」のこけら葺きとSTI SPORT_f0076731_20192791.jpg
長男では無く、
弟にあたるので、
やんちゃな冒険が許される。

二代目で丸目を採用したり、
三代目では欧州で通用する、
本格的なハッチバックを目指した。

それがSPORTとして、
初代から現在まで踏襲されている。

何しろ、
初代では却下を恐れ経営陣に秘匿したまま、
スポーツワゴンを開発したほどだ。

そしてどさくさに紛れて、
まとめてプランを提出し、
生産化への承認を取り付けてしまった。

その首謀者が、
後の社長を務めた竹中恭二さんなんだから、
スバルの文化的土壌が如何に深いかが良く解る。

スバルの伝統文化には、
独特のドライブトレーンがある。
発動機とアクスルをくっつけて、
凄くコンパクトにする技だ。

エンジンとプロペラは一体だ。
戦争が終わり、
スバルが地上に降りた時から、
そのセオリーが息吹を上げた。
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そのセオリーから、
プロペラシャフトを付け、
全輪を駆動するアイディアが生まれた。

そして常に改善を続け、
練りに練るのがスバルの流儀だ。

さて写真のシルバーボディは2.0i-Lだ。
2.0iーSと比べると、
外見上の最も大きな差はタイヤサイズだ。

18インチのFWDに比べると、
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果たしてどのように違うのか。
興味津々だった。

ホイールデザインも一新され、
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アイスシルバーのボディカラーに良く似合った。

パールホワイトも鉄板だけど、
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シルバーも良い色なので、
選定の対象にすると良い。
スポーツマフラーは好き好きだろう。
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穴が見えるのは苦手だという人は、
下向きのマフラーのまま乗れば良い。

ランプのデザインは変らないが、
レンズをスモークに変えたのでおシャレになった。

このクルマは、
あと本革シートを選べば、
全てのメーカーOPが付くことになる。

革シートが10万円なので、
その選択もアリだ。

全輪駆動で、
安全装備がこれほど充実したクルマが、
車両本体価格税別246万5千円と、
250万円を切る値付けになっている。

驚異的な事だと思うが、
いかがだろうか。

テンロクのFWDなら、
本体182万円で購入できる。
どんなに良くなったのか、
動画をご覧いただきたい。


手っ取り早くわかるだろう。
まずマクロの視点で、
次にミクロの視点で紹介したい。

確かに凄いよ!

本当にしなやかで良いクルマだ。

スッと飲み込める文章に見直した。
クルマ選びに役立てて欲しい。

一年使ったが、
インプレッサのFFは本当に飽きないクルマだ。
スポーツにSTIパーツを組だけで、
簡単にしかも廉価でSTI SPORTが作れる。

これもある意味で「STI SPORT#」なんだ。

是非乗りに来ないか。

Commented by h-yanagihara at 2020-05-30 20:38
本日は作業待ちの間に色々と楽しいお話しを有難うございました。
YouTubeは拝見させて頂いていたのですが、こちらのブログはノーチェックでした。
これからはこちらのブログも楽しみに拝見させて頂きます!!
Commented by b-faction at 2020-05-30 21:42
柳原さん、今晩は。
お見送りできず、
申し訳ありませんでした。
これからもコメントお願いします。
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by b-faction | 2020-05-30 17:47 | Comments(2)

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