シャトー・キノー・ランクローとWRX STI RA-R
2020年 01月 13日
見ればわかる。
どこのワインかと、
裏側を見てぶっ飛んだ。
quinaultをキノーと読むにはコツがいる。
あのルノーを思い出せばよい。
シャトー・キノー・ランクローは、
ワインの本場ボルドーに、
4000余りあるシャトーの一つだ。
そして拡大を好むコングロマリット、
LVMHによって買収された。
ヘネシーやルイ・ヴィトンなど、
多くのブランドの一角にある。
シャトーは葡萄の栽培からワインの醸造、
それに瓶詰迄一貫してワイン製造する。
そのシャトーの一つが、
コングロマリットに組み込まれ、
栽培から醸造、生産技術まで、
グッと品質が安定し価値が高まったと聞く。
流石だ。
エクゼクティブOらしい、
実に背景が深いお土産だった。
他にもハワイ好きの彼らしい、
たくさんのお土産を頂き、
本当にありがとうございました。
SUBARUが巨大コングロマリットの一角に組み込まれた後、
とても立派な姿で産声を上げた。
今でも非常に高い品質を誇るが、
今後も更に高まるだろう。
巨大コングロマリットの総帥は、
SUBARUを配下に飲み込むことを、
「絶対にしない」と宣言した。
その証が、
SUBARUらしさを存分に発揮せよ。
TOYOTAから学ぶ面もあれば、
彼等がSUBARUから習う面もある。
お互いに表裏一体なのだ。
ヤリスが誕生し、
生粋のスバリストが望む仕事を、
GRがやり始めた。
「やられたなー」と思ったけど、
清々しさの意味が強い。
しかもダイハツを含めたコングロマリットの総力を挙げ、
直列三気筒の横置きを270馬力以上にドーピングし、
可変式フルタイム4WDを組み込んだ。
元々たくさん売ろうと考えず、
持つ資産を最大限に活用するから安く売っても損はしない。
恐らく、
日本選手権で敵無しになるだろう。
そう言うクルマだからね。
普通のTOYOTAに乗る人には、
全く売る気もないだろうし、
売っちゃあ駄目なクルマなんだけど、
彼等は昔のスバルのような、
「売る術」を蓄積した。
でもね、
直列3気筒じゃあ、
やっぱり安物なんだよね。
面白いアイディアだけど、
残念ながら欲しいクルマでは無い。
東京往復をそつなくこなした。
但し、
馴染んだと言えども、
ニュルブルクリンクを想定して中央フリーウエイを走ると、
やっぱり馬脚を現すんだな。
筑波スペシャルじゃダメなので、
「特効薬」の到着を待つ。
それまで、
暫しの眠りにつかせる。
このチューンドバイSTIエンジンが、
並々ならぬ性能を持つ事も改めて良く解った。
高速道路ではSモードの燃費が良くて、
「それなり」に走ったのにも関わらず、
二桁をずっとキープした。
コイツを本気で弄ったら、
物凄いクルマになる。
やっぱりRA-Rは一生モノだね。
それにしても、
TOYOTAブースは本当に良かった。
あの電池だらけの会社が、
ここまで内燃機まみれのプレゼンテーションをするのかと、
本当に呆気にとられたよ。
ちょっと気負ってたしね。
その点では、
やっぱり「スバルは中島知久平の遺伝子を持つ」と、
心から安心できたショーでもあったね。
皆凄くやる気だった。
初日が無事終わり、
スタッフブリーフィングが始まった。
ご苦労様でした。
そして芯のある展示を有難う。
SUBARUの並べたどのクルマも、
現時点で最高の内燃機だけを搭載したクルマだ。
レヴォーグにリチウムイオン電池を付けず、
ターボを付けた事がまず嬉しい。
ヨーロッパの嘘を、
間にウケたらあかんで。
昔、
ドイツとオーストリアを発端とした、
ジエチレングリコール混入事件があった。
白ワインの糖度が足りず、
良いアウスレーゼが出来ないので、
不凍液を混入した事件だ。
甘さを出すのに「素」の力ではなく、
現代科学で小手先に見かけ上の甘さを作った。
それがまた、
ドンピシャで美味しくなる。
恐らくガクトでも、
味の判別がつかなかっただろう。
科学的な分析で、
初めて明らかになった。
ディーゼルで不正したのも、
科学技術が根底にある。
内燃機関が問題視されるのも、
都合よく二酸化炭素と温暖化の「つじつま」を合わせたからだ。
その反面で、
フランスは世界中から反発を受けても、
そっ知らぬ顔で原子力開発を続けてきた。
若い人たち、
気いつけーや。
モーターや電池を積んで、
見かけ上甘くするのは、
全てに通じる技ではない。
ゴーンみたいに、
「逃げたら勝ち」が本性だとは思わぬが、
一筋縄ではいかぬ相手だ。
by b-faction
| 2020-01-13 22:00
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