
見ればわかる。

どこのワインかと、
裏側を見てぶっ飛んだ。

quinaultをキノーと読むにはコツがいる。
あのルノーを思い出せばよい。
シャトー・キノー・ランクローは、
ワインの本場ボルドーに、
4000余りあるシャトーの一つだ。
そして拡大を好むコングロマリット、
LVMHによって買収された。
ヘネシーやルイ・ヴィトンなど、
多くのブランドの一角にある。
シャトーは葡萄の栽培からワインの醸造、
それに瓶詰迄一貫してワイン製造する。
そのシャトーの一つが、
コングロマリットに組み込まれ、
栽培から醸造、生産技術まで、
グッと品質が安定し価値が高まったと聞く。
流石だ。
エクゼクティブOらしい、
実に背景が深いお土産だった。
他にもハワイ好きの彼らしい、


たくさんのお土産を頂き、
本当にありがとうございました。

SUBARUが巨大コングロマリットの一角に組み込まれた後、
とても立派な姿で産声を上げた。
今でも非常に高い品質を誇るが、
今後も更に高まるだろう。
巨大コングロマリットの総帥は、
SUBARUを配下に飲み込むことを、
「絶対にしない」と宣言した。
その証が、

SUBARUらしさを存分に発揮せよ。
TOYOTAから学ぶ面もあれば、
彼等がSUBARUから習う面もある。
お互いに表裏一体なのだ。
ヤリスが誕生し、
生粋のスバリストが望む仕事を、
GRがやり始めた。
「やられたなー」と思ったけど、
清々しさの意味が強い。
しかもダイハツを含めたコングロマリットの総力を挙げ、
直列三気筒の横置きを270馬力以上にドーピングし、
可変式フルタイム4WDを組み込んだ。
元々たくさん売ろうと考えず、
持つ資産を最大限に活用するから安く売っても損はしない。
恐らく、
日本選手権で敵無しになるだろう。
そう言うクルマだからね。
普通のTOYOTAに乗る人には、
全く売る気もないだろうし、
売っちゃあ駄目なクルマなんだけど、
彼等は昔のスバルのような、
「売る術」を蓄積した。
でもね、
直列3気筒じゃあ、
やっぱり安物なんだよね。
面白いアイディアだけど、
残念ながら欲しいクルマでは無い。

東京往復をそつなくこなした。
但し、
馴染んだと言えども、
ニュルブルクリンクを想定して中央フリーウエイを走ると、
やっぱり馬脚を現すんだな。
筑波スペシャルじゃダメなので、
「特効薬」の到着を待つ。
それまで、
暫しの眠りにつかせる。

このチューンドバイSTIエンジンが、
並々ならぬ性能を持つ事も改めて良く解った。
高速道路ではSモードの燃費が良くて、
「それなり」に走ったのにも関わらず、
二桁をずっとキープした。
コイツを本気で弄ったら、
物凄いクルマになる。
やっぱりRA-Rは一生モノだね。
それにしても、
TOYOTAブースは本当に良かった。
あの電池だらけの会社が、
ここまで内燃機まみれのプレゼンテーションをするのかと、
本当に呆気にとられたよ。
ちょっと気負ってたしね。
その点では、
やっぱり「スバルは中島知久平の遺伝子を持つ」と、
心から安心できたショーでもあったね。

皆凄くやる気だった。
初日が無事終わり、
スタッフブリーフィングが始まった。
ご苦労様でした。
そして芯のある展示を有難う。
SUBARUの並べたどのクルマも、
現時点で最高の内燃機だけを搭載したクルマだ。
レヴォーグにリチウムイオン電池を付けず、
ターボを付けた事がまず嬉しい。
ヨーロッパの嘘を、
間にウケたらあかんで。
昔、
ドイツとオーストリアを発端とした、
ジエチレングリコール混入事件があった。
白ワインの糖度が足りず、
良いアウスレーゼが出来ないので、
不凍液を混入した事件だ。
甘さを出すのに「素」の力ではなく、
現代科学で小手先に見かけ上の甘さを作った。
それがまた、
ドンピシャで美味しくなる。
恐らくガクトでも、
味の判別がつかなかっただろう。
科学的な分析で、
初めて明らかになった。
ディーゼルで不正したのも、
科学技術が根底にある。
内燃機関が問題視されるのも、
都合よく二酸化炭素と温暖化の「つじつま」を合わせたからだ。
その反面で、
フランスは世界中から反発を受けても、
そっ知らぬ顔で原子力開発を続けてきた。
若い人たち、
気いつけーや。
モーターや電池を積んで、
見かけ上甘くするのは、
全てに通じる技ではない。
ゴーンみたいに、
「逃げたら勝ち」が本性だとは思わぬが、
一筋縄ではいかぬ相手だ。