
新宿のど真ん中で、
急にカツオのたたきが食いたくなった。
あるもんだね。

勘だけで初めて飛び込んだ店だけど、
なかなか美味しくてまた行きたい。
つくねも美味い。

いつもオートサロンでは昼めし食わない。
忙しくてそれどころではないからだ。

マリオも同じだ。
だからドンドン箸が進む。
歯ごたえのある鶏肉は、

焼き方が良いので香ばしい。
食いながらも、

レポートの手を休めず、
随時ネット発信を繰り広げた。
変った名前のサワーがあったので、

試しに注文したら、
適度に酸っぱくて甘く無くて、
とっても美味しいじゃないか。
確かに!

これを3杯ほど飲んで、
締めに炙り〆鯖の押しずしを頼んだ。

これも美味いんだ。
満腹になったのでゴールデン街に移動した。
昔とはまるで違って、
欧米人が多く訪れるショットバーが立ち並ぶ。
何とか3人潜り込んだ。

この二人は昼間っからヘンテコな合図を出し合い、
奇妙にシンクロしてる。
まあ、
ドラとコドラの間柄だから、
ツーカーで通じないとマズイ。
埼玉の合図とか、
訳の分からない事を言って、
仏陀の道でも歩むのか。
入口開けたら外人で満席!
奥のマスターと眼が合ったので、
指を三本立てたんだ。
「ああ、いいよ、ここに座って」
実にオーソドックスな店で、
何を飲んでも一杯800円。
テーブルチャージも無しなので、
外国人に好まれるのだろう。
つまり解りやすいのだ。
新宿は本当にほっとするね。
一番大好きな街だ。
また来よう。
オートサロンも本当にほっとするね。

大好きなイベントだ。
最新型から改造車輛までありとあらゆる車が並び、
モーターショー並みのコンセプトカーも現れる。
更に最近は、
オーソドックスなレストアも増えた。
特にブレーキで有名なエンドレスは、
社長の趣味が高じてレストア事業に本腰を入れる。

萩原専務も忙しそうで、
今年はゆっくりお話しが出来なかった。
黄色いアバルトが目を引いた。
良い仕上がりだ。

ここまで徹底すると気持ちが良いね。
ベース車も良かったんだろう。
マフラーまでワンオフだ。
凄く素敵だから、
さぞかしオーナーに愛されてるのだろう。
ただ、
ルパン三世が乗ると滅茶苦茶走るけど、
実際にはなかなか高速道路をぶっ飛ばせない。
二世代以上前の車なので、
やはり基幹性能には隔たりがある。
以前も伝えたと思うが、
SUBARUの歴史上、
最も凄い商品化はP-1だろう。
ゼロベースで作った奇跡のクルマだが、
融資の目途が立たず生産を諦めた。
その後サブロクやスバル1000が産まれたが、
良いクルマではあるものの、
その立ち位置や性能でP-1に及ばない。
TOYOTAやダットサンの高級車と、
真っ向から勝負したからね。
そのような視点から見ると、
他社から絶対に舐められないクルマは、
アルシオーネSVXしかないのだ。

飛翔の準備が整いつつあった。
ちゃんと4本タイヤが載る設計は、
BRZにも受け継がれている。

オーナーは納車式の前日に中津川入りし、
既に綿密に愛機に触れ「しるし」を与えた。

ここにラスターブラックのシンメトリカルAWDを貼るとは、
相当センスが良くしかもSUBARUを知り尽くしている。
舌を巻いた。

オーナーは来訪され、
納車式が粛々と進んだ。
人生最高のSUBARU車が、
新たな主のもとに嫁ぐ日が来た。

岡田さん、
おめでとうございます。
「いちばんのおススメを・・・」
どれも良いけど黄色はこれだけ。
このフレーズを聞いてから、
4ヶ月があっという間だった。
お待たせしましたが、
良いクルマになった。

SUBARUの歴史で最高のクルマ。
それが解る人にお譲りできた。
シカゴで約30年前に出会い、
それ以来片時も離れた事が無いクルマ。
まさに人生最高のSUBARUなんだ。
最初からずーっと今まで、
その気持ちに微塵の変化もない。
乗ると心からホッとするんだ。
それでいて走りは刺激的。
更に官能のサウンドを奏でる。
岡田さんは、
当社の事を良く知ってるので、
オリジナルのマフラーも希望された。
売切ったはずが最後の一本が倉庫に在った。
これも縁だね。
最高のサウンドがさらに強調されている。
あとはPGMの黒川さんに、
是非一度お目に掛かりたい。
それがこの後の目標かな。
スバルマガジンと企画するか。
お楽しみに。