田舎のパンとアウトバックEX-Edition
2020年 01月 20日
600台限定で、
特別な人だけに用意された限定車。

まさにクロスオーバーを直接表現した、
興味深いクルマだった。
スペアタイヤを積まず、
その部分に水を溜めるという大胆なアイディア。
およそSUBARUらしくない発想は、
どこから生まれたものだったのか。

オイルはまだ綺麗だ。

完全に抜き取り、

エンジンルームも綺麗で、


コックピットに身を沈めた。

これまでにない拡張の高さを表現して、
ブラウンドアアームレストとの協調性が際立っている。
フロアコンソールリッドもブラウンで、
アイボリーステッチが上品だ。

座るとすぐに、
ウエルカムサインがドライバーを迎える。


高速テストに出発だ。
600台の中でも、
更に希少なサンルーフ付きだ。


デビューしたこのクルマを直ぐ注文し、
ショールームに並べて感性の高いお客様に紹介した。

包まれながらドライブする喜びを感じる。

専用のサイドシルクラッディングと、
サテンメッキドアミラーに加え、
シルバーとクロームメッキで飾られたドアハンドルが魅力だ。
走り始めて、
自然に天然酵母のパンが欲しくなった。

この辺りの道路はガラガラだ。

日曜日にはパンを焼くというが、

この日はその気配がない。
その中にライ麦を使った田舎パンがあったので、
さっそく購入した。

是非一度寄ってみてはいかがだろう。
丁寧に作られたパンだ。

噛めば噛むほど味が出るパンだが、
やはりパンの世界ではドイツには敵わない。
強いコクは無いけれど、
日本のパンに馴染んだ人には、
これくらいじゃないと売れないね。
このインテリアも、

生活を豊かにするカラーコーディネートだ。

必ずオーナーの気持ちを掴むはずだ。
リヤゲートを開けると、
今では考えられない機能が姿を現す。

デュラブルフロアはX-BREAKに引き継がれた。
けれども、
マルチパーパスサブトランクは、
次のレガシィアウトバックに、
引き継がれる事は無かった。
荷室のフロア下に装備された、
洗浄排水が可能な70リットルものサブトランクを持つ。
ナチュラルなクルマなので、
木の香りが恋しくなる。

この店の器には優しさが溢れている。

全てこの店の製品だ。
売るだけでなく、
定期的なメンテナンスも引き受けるので、
過酷な居酒屋の使用にも耐えうる。

この世代から一気に評価が高まった。
第三世代の水平対向エンジンになってから、

4気筒でありながら、
6気筒のフィーリングを持つ。
たくさん売れないクルマほど、
良いクルマなんだよね。
このクルマもその一つだ。
by b-faction
| 2020-01-20 22:00
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