
現代の日本に氷河があると証明されてから、
もうかなりの年月が経った。
流石に中央アルプスや南アルプスには痕跡しかない。
ここもついこの間まで、
まっ茶色だった。
でもこうして眺めると、
氷河なんて簡単に出来そうな気がするな。
嫌だね、
余りにも寒くなるのは。
暖かい方が過ごしやすい。
縄文時代はかなり温暖だったけど、
その事をほったらかしにして、
化石燃料だ、CO2だなど、
欧州のお祭りに付き合わされるのも困る。
フランス、
何考えてんだろうね。
最近、
野鳥を守る会では無いけど、
やたらあちこちで山を観察する人が居る。
何をしているのか聞いても、
理由をはっきり言わない奇妙な人も居るが、

この人たちは明快だった。
何が出るの?
鷲も出ます。
え!
凄いじゃないか。

結構大きいけど、
これは鷹だな。
この辺りだと、
時々カラス軍団に襲われたりしてて、
時々応援したくなる。

中部電力から委託されて、
環境調査をしているという。
研究者らしく、
真面目そうな青年だった。

けっこう大変だろうけど、
楽しく仕事ができて素晴らしい。
やっぱり得意な事や好きな事を、
キチンとプロらしく形にできる事は素晴らしい。
今日になって、
むっちゃんが残念そうにつぶやいた。
「一昨日来ていらした方は、
遠藤イヅルさんだったのね!
しまったなぁ」
サインが欲しかったんだろう。

「遠藤さんの描く、
ちょっと古めのクルマ、
BOWさんの描く世代のクルマよりスキ!」
なるほど!
取材目的も「80’S」だったな。
レオーネ世代のクルマだから、
彼女も思い入れが強いだろう。
初めての新車は、
オレンジ色のレオーネスイングバックだった。
あのクルマもカッコ良かった。
その前のエステートバンの次に、
スイングバックが良いな。
その次がHTのRXだな。
どのクルマも海外で活躍し、
荒野を駆け抜けるイメージが強い。
あの頃は10万キロが限界のように言われたが、
平成の中ごろになると、
状況は俄然変わった。
最近ではその倍以上が当たり前になり、
先日の様に40万キロなんてのも、
工房の前で順番を待っていたりする。
今も名古屋の松下さんから、
大切なレガシィをお預かりしてる。

距離が距離だけに、
「そろそろどうですか」と、
引導を渡そうとも思った。
が、
ご本人はまだ大切に乗りたいそうだ。
そうなると、
気持が引き締まる。
仕事を杉本君に任せた。

修理や整備は日常茶飯事だが、
このクルマのレベルだと「治療」という、
ちょっと違う立ち位置の仕事感覚が必要だ。

手順、
備品、
姿勢、
課題も多い。
色々な側面から、
クルマを見て向き合う。

まさに足の骨だよね。

プレスに載せて、
様子を見ると、
走行距離によってクルマの負荷が如何に異なるか、
見事に見て取れる。

ロアアームのブッシュを、
カラーごとプレスで抜き出す。

抜き出す前の状態を見ると、
酷い事になっているのが解るだろう。

ヒトの脚なら修復は難しいが、

クルマは部品を交換さえすれば蘇る。
けれども、
自然治癒力は無い。
本当に、
家畜を飼うように付き合って欲しい。

松下さん、
着実に進めています。
もうしばらくお待ちください。
治療が進むその横で、
30RのSIークルーズが磨かれていた。

ルーティンワークで、
車体の内外を綺麗に整え、
必要に応じて高速テストも繰り広げる。
このクルマも、
大切に大切に育てている。

もう生まれないからね。
SI-DRIVEを装備すると同時に、
レーダークルーズを手に入れた。
アイサイトが誕生するまでの繋ぎだったのか、
あるいはもっと別の目的を持っていたのか、
その辺りは知る由もない。

ただ単純に珍しい。
と言うのも、
その前に合ったアイサイトの前身「ADA」が、
なぜか忽然と姿を消した。
今でこそACCとい名前も付き、
アダプティプオートクルーズが各社とも一般的になった。
でもその頃は「全車速追従機能付オートクルーズ」は、
まだまだ珍しい存在だった。
プリクラッシュや、
車線逸脱などの高度機能を省き、
ACCと先行車発進お知らせ機能だけ残した、
リリーフピッチャーだった。
その後にアイサイトが新発売され、
四代目レガシィの最後に華を添えたが、
2.5リットルエンジン搭載車だけに、
ひっそりと残され併売が続いた。
そんな過渡期を思い出させる機能だが、

逆光になったり、
霧が出てきても物体の存在を認識できる。
何かを識別できるステレオカメラにはない、
それ相応の優れた機能もあるのだ。
次のアイサイトは、
更に広角なカメラと、
センサーをアイサイトのコアに組み込むので、
また一歩進むだろう。
「割り切り」の変遷を知る上で、
このクルマの重要性を感じたので連れて来た。
ドラマティックな走りを演出する、
S#モードに入れると速いワゴンに豹変するが、

全般的にマイルドで優しい高性能車だ。
福中さんに戴いた、

あわ雪のように、
トロリと滑らかな美味しさを持つ。

甘さの強弱を小豆が司る。
つぶ餡の醸し出す味が、

このお菓子を違う世界に誘う。
その味に比べ、
同じ6気筒でも随分違う。
新しく仲間に加わったSVXは、
ゆったりと大空を舞う猛禽類だ。

SUBARUのフラッグシップだから、
隼でもいいけど、
やっぱりイメージは大鷲だな。
海なら鯨だ。
真っ赤なSVXを、
ミセス大鶴が丹念に手入れした。
まず西尾君が内装をバラバラに分解し、

その後を彼女が引き受ける。
コツコツコツコツと丹念に、
隅から隅まで綺麗にした。

やはり出来上がってから30年近いので、
スレや汚れが目立つ。
けれども材質の強靭さには本当に驚かされる。
当時はチープだの、
何だのとケチを付けられたが、
ドアの開け閉めごとに驚かされる。
エクセーヌの手触りが、
今でもほとんど変わらない。

フロアカーペットも強靭だ。
スチームを掛けたら艶々してきた。

流石に一部で樹脂劣化が始まる頃だ。
表皮は大丈夫でもコアが分解する可能性もあるので、
今後はその辺りの工夫を考えなければならない。
とにかく政治家に言いたい。
古いクルマに税金押し付けるのは、
もう止めようじゃないか。
手口が姑息だ。
愛機を飼い慣らすのにはそれ相応の財力がいる。
文化的側面から、
世界有数の自動車生産国として、
矜持を正そう。
最近嘆かわしいのは、
ずいぶん低レベルな地方自治体の首長が居る事だ。

恐らく本人は、
「これがハーバード流の交渉術だ」、
とでも思って悦に入っているのだろう。
ところが大局的に見ると、
汚く見えるだけで、
やはり見苦しい行為だ。
静岡と聞くと三島を思い出す。
我が母校の教養学部があった。
なぜ三島なのかは良く知らないが、
卒業してから静岡と深いかかわりがあると知った。
ずいぶん不思議な人が、
いつの間にか交友会長から理事長にのし上がった。
アメフトの汚い事件で、
一躍有名になったけど、
あの後始末も静岡流と言うのかな。
鈴木修さんも、
官僚相手に軽自動車の現在を作った、
なかなか一筋縄ではいかぬ男だ。
魑魅魍魎とした人々、
何となく畑違いだから近寄りたくないが、
けっこう裏で繋がってる事が多い。
国策と聞くと群がるのか。
正直な所、
批判をされても怖くも無いので、
ここではっきり言っておくけど、
桜を見る会で誰を呼び、
それが私物化だとかそんな話は、
本当にどうでもいい。
官邸が何をしたかとか、
野党が目くじら立てる事など、
ほとんど興味は無い。
それよりも、
こういうことが気にいらない。
解りやすいと不都合だから、
あえてカタカナを使い、
更に頭文字に替え利権を貪る。

JRだかIRだか知らないが、
煙に巻く旨い言葉遣いだ。
これは相当恣意的だな。
好きか嫌いかをはっきり言おう。
単純に博打には縁もないし、
関わりたくない。
好きか嫌いかと問われれば、
カジノなんて「大嫌い」だね。
カジノを日本に作るのは、
迷惑以外の何物でもない。
このチャンスに凍結するのは良い事だ。
しかも「中国」が食指を伸ばす。
知らないうちに、
外資に蝕まばれないよう、
現実の世界をしっかり見たいね。