最近のWRXは、どちらかと言えばプレミアムだ。
見ても乗っても、何ていうのかなぁ・・・普通のクルマと違うんだ。
ただ高級だとか、特別だとか、そう言う事じゃなくてね。
まず、基本となるモノも、そのモノが生まれる環境も、キチンとしてる事が肝腎だ。
その上で、伝統にのっとった確かさを纏う。
結果的に値段は高いが、凄く憧れるモノなんだ。
そこまでの道のりは長い。
SUBARUのインプレッサ、二代目開発の陰に潜む「43R」を知ってるか。
コイツがその正体だ。
動画
その味はスパルタンの一言だ。
スパルタンとは何か、言葉で表現するのは難しいけど、動画ならビジュアルに説明できる。
動画を見て、コイツの素性を分かってもらえたかな。
パッケージはブルマだ。
綺麗な装丁のプレミアムなラスクだ。

バレンタインエディションだから、

特別なパウダーが載り、
チョコレートもこってりと厚塗りだ。
何だかお洒落な感じだね。
食べ終えて残るカードには、

ドラゴンボールが描かれている。
プレミアムだと示す意味があるのか、
そこは良く解らないが、
濃い味の美味しいお菓子だ。
肥後さん、
ありがとうございました。
チョコレートつながりで、
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なかなか手を掛ける時間が取れなかったが、
やっと時間が取れたので、
しっかり点検して走らせた。
乗ることは可能だが、
まだ本気で走れる状態ではない。

走行距離が少ない希少なクルマの、
素性は決して悪くないが、
ずいぶん雑味を感じるのだ。
何だろう。
この嫌な違和感を、
凄く取り除きたい衝動に駆られた。
居ても立っても居られぬほど、
拭き取りたくなるような一種の「汚れ」なのだ。
43Rとは何か。
それは二代目インプレッサの年次改良モデルを指す。
これは44Sの開発コードで計画が始まり、
伊藤健の拘りの作品として、
Spec.Cの開発も並行して進められた。
それは一足遅れて実を結び、
2001年の12月にSTi typeRA Spec Cとして発売された。
既に次期車「涙目」の開発が始まっており、
伊藤健は完成させたSpec Cを、
涙目43Rの開発プロジェクトチームの総責任者、
小川和雄に託してその任を離れた。
S202を開発出来たのも、
このSpec Cが生まれたおかげだ。
何しろ90kgも軽量化され、
徹底的にスパルタンなクルマだった。
そのまま43Rとして、
涙目にもSpec Cは引き継がれた。
この頃になると、
前後のトルク配分も微妙に変わり、
余り後輪配分を大きく取らなくなった。

それでも十分回頭性能が高いからだ。
フリーにして走らせた。

タイヤはパイロットスポーツだ。
Spec Cで思い出すのは、
専用タイヤの開発だ。
ブリジストンのポテンザRE070は、
このクルマのために開発された歴史に名を残すタイヤだ。
過激なクルマだから、

乗り手を選ぶが、
手懐けるごとに快感が深まる。
待ち望んでいる人も多いだろう。
厚くチョコを塗りたくったラスクを、
ぜひ一緒に食べようじゃないか。
完成までもうしばらく時間が必要だ。
楽しみに待って欲しい。
ー2020年2月8日22時35分投稿記事を校正し動画リンクを改善ー